茗荷の収穫体験 ~蝶が舞う里山づくり~
2024年09月01日(日)実施
レポート
JR小松駅から20分程のところにある小松市上麦口町。
今年で2年目を迎えたこの場所での取組み、
地域の里山に蝶が舞う里山をめざし蝶の食草の植え付け、さらに茗荷の植え付けを行い、地域の方が里山に入るきっかけづくりを行い、生態系を守る取り組みです。
今回は2024年最後のイベント「茗荷の収穫体験と蝶が舞う里山づくりの蝶の観察」です。
当日のスケジュール
★当日タイムスケジュール★
08:30 受付開始
09:00 開始 挨拶
作業の開始(蝶の食草観察・茗荷収穫)
12:00 作業終了 アンケート・昼食(弁当)
13:00 終了
実施内容
2年目を迎えた食草の部分
左が、今年も追加で植えた「フジバカマ」
右が、去年のものを継続して手入れしている「ウマノスズクサ」
先に蝶の観察会という事で、参加者全員で里山にはいりました。
町内の方が整備をしていただいており、アサギマダラ、ギフチョウの飛来を待ちましたが、今回も来なかったのは残念です。
ただ、町内の方の体感として別の蝶の飛来数は前よりも増えているのでは?と感じているそうです。
そういう中で、イベント中に黒い蝶が居たので「ギフチョウ」か?とも思いましたが、
調べたとところ「モンキアゲハ」でした。
とはいえ、活動自体がこの里山の生態系全体に好結果をもたらしていると考えてよいようです。
イベント後半は茗荷の収穫体験
4月の1回目のイベントで植え付けした場所に自分が立てた目印を探して収穫を行いました。
1回目も来ていただいたのは3組程度でした。
雨予報で天候が悪かったのが誠に残念。
里山内の自生している茗荷の収穫も行いました。
大人も子供も収穫体験は楽しくあちらこちらで歓声があがっていました。
非常に楽しくイベントは終了いたしました。
今後も、蝶や参加者皆様の里山への来訪を期待しています。
このイベントで得られたこと
・以前は身近に居た蝶が里山に戻ってもらうための取り組みを知り学ぶことができました。
・参加者に里山に足を踏み入れてもらい、自然が身近な存在であることを思い出してもらえました。
・これまで上麦口町を通過していた小松市民の方、市外の方に存在を知ってもらうことができました。
参加者の声
- こんな身近で自然保護の活動が行われていることを初めて知った。チョウが好む食草について知れたことも、子どもと一緒に勉強になりました。茗荷の花もかわいかった。全体を通して楽しかったです。また参加したいです(無回答)
- SAVEJAPANは聞いたことがあったが、活動内容がわかった(60代)
- 山に自生する植物を季節ごとに紹介できる保全イベントもいいかなと思います(40代)
- とかげ、むかで、ばった(幼稚園)
- さがすのがたのしかったです(幼稚園)
イベント実施結果
- 参加者数
- 13
- アンケート回答数
- 13
- 参加者満足度
- 90%
- 実施してよかった点
- 1年通じて自然との共存共生理解を深める取り組みを心がけてイベントをしていますが、収穫体験や食草の草取りの時に皆さんが楽しく行動されているのを充実したイベントとなりました。
- 実施して苦労した点
- 日程調整の部分
茗荷の収穫時期と蝶の飛来時期を考え設定しましたが、雨の為ファミリーでの申し込みの方々のキャンセルが相次いだ点 - 特に寄付が活きたと感じた点
- SNSによる有料広告を活用でき、これまで上麦口町を知らなかった方にもこの取り組みを通じ情報を届けることができ、参加してもらえました。
メディア掲載
2024.9.2北國新聞「上麦口の住民団体ミョウガ収穫体験」
- 主催・共催
- 主催:茗荷の里ままくち
共催:NPO法人こまつNPOセンター - 協力・後援等
- 協力:小松市上麦口町
協力:(一財)こまつ里山SDGs倶楽部
協力:認定NPO法人日本NPOセンター - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社