SAVE JAPAN プロジェクト 2025-2026

レポート

里山保全ボランティア体験

2025年11月29日(土)実施
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  • 里山

レポート

桜井市三谷地区にある里山で農作業のボランティアを行いました。
午前中はソバの実の刈り取りと天日干し作業を行い、里山散策ツアーを挟んでイネ藁の粉砕作業を行いました。
当日は快晴に恵まれ、初冬にも関わらず暖かな日差しを受けて心地よい時間でした。
お昼は同里山にあるピザ窯で手作りピザを焼き、イノシシ汁やイノシシBBQを囲んで、先輩ボランティアの皆さんと楽しい交流会が行われました。
午後からはビオトープ池を視察。13年前にこのビオトープを作った小学生も青年になって参加、若い世代へも里山保全ボランティアが継承されています。
最後は小豆の皮むき作業を行い、充実したボランティア体験を過ごすことができました。

当日のスケジュール

9:50  山野草の里無料駐車場(菅原神社前)集合、徒歩にて移動
10:00 山野草の里に到着、オリエンテーション
10:10 作業開始(ソバの実刈り取りと天日干し作業)
11:00 里山散策ツアー
11:30 イネ藁の粉砕作業
12:00 昼食&交流(ピザ窯で手作りピザパーティ)
13:20 猟友会によるくくり罠猟の実演
13:50 ビオトープ池の視察
14:30 小豆の皮むき作業
15:00 振り返り、アンケート記入
15:15 現地にて解散

実施内容

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ソバの実刈り取り作業を開始

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刈り取った茎をひもで縛って束ねます

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束ねた茎を支柱に通して天日干し

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作業後は里山散策ツアーへ、赤いテープはシカよけ

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田んぼに入ったシカの足跡

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山野草の里は大和川源流域に位置しています

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続いてイネ藁の粉砕作業のお手伝い

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お昼はピザ窯で手作りピザを焼きました

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大鍋イノシシ汁でホッコリ温まりました。

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ピザを囲んで先輩ボランティアと交流

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さらにイノシシBBQもメニューに

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猟友会によるくくり罠猟の実演

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午後からはビオトープ池を視察

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小豆の皮むき作業も皆でやると早い

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充実したボランティア体験を過ごすことができました

このイベントで得られたこと

大和川源流域に位置する里山を保全することで生態系を守り、自然の力で地球温暖化防止や災害のない地域づくりが行われているフィールドを知ってもらえる良い機会になりました。
生き物が住みやすい環境づくりを目指して13年前のビオトープづくりに参加した小学生も青年になって参加し、若い世代へも里山保全ボランティアの取り組みが継承されている光景にも出会えました。

参加者の声

  • いかに普段、自然とかけ離れた生活や食べ物を取っているか分かります。(ピザ)
  • 山野草の里づくりの会の会長様より、里山環境保全の具体的な取り組み及び課題のお話が聞けて良かった。
  • ビオトープを見れて良かった。
  • ビオトープを初めて見せていただき、ありがとうございました。今後に生かせていけたらと良いと思いました。

イベント実施結果

参加者数
6名
アンケート回答数
6名
参加者満足度
50%
実施してよかった点

参加者には里山保全の取り組みを肌で感じてもらうことで、里山の自然の豊かさを守り続ける大切さを理解してもらうことができた。
今後も継続して里山保全に関わりたいという参加者や20代の参加者もあったことで、今回のボランティア体験会は次世代の担い手づくりに貢献できるプログラムであると感じた。

実施して苦労した点

時間が押してしまいプログラム終了予定の15時を過ぎてしまったが、参加者の了解を得ることで全てのプログラムを完了することができた。

特に寄付が活きたと感じた点

山野草の里づくりの会スタッフの丁寧な指導の下、全員が安全に楽しく作業することができた。
お昼の交流会でも、先輩ボランティアから苦労話や意義を教えてもらえたことで、これからもこのフィールドを一緒に守っていきたいという参加者の意欲にもつながった。

主催・共催

NPO法人山野草の里づくりの会
NPO法人市民活動サークルえん

協力・後援等

奈良県猟友会

協賛
損害保険ジャパン株式会社