SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

探してみよう!ベッコウトンボ観察会

2019年05月03日(金)実施
  • 昆虫・その他

レポート

令和になって3日目、10連休後半の祝日にも関わらず、一般参加者やスタッフ総勢60名が集まり観察会が実施できました。

天気にも恵まれ、気温も20℃近くとなり、トンボが動き回る絶好の観察会日和でした。
しかしながら、昨年のベッコウトンボ個数ほど今年は生息が確認できておらず、
自然の中での生物の生きにくさも感じられました。

子どもたちの観察会後の質問で、かなりトンボに興味を持ったらしく、いろいろな質問を出していました。

大人も含めてもっと希少種への関心をよせて、保護活動・保全について考えていければと思いました。

地元の保存会のみなさま方から多大な協力をもらい感謝いたします。

当日のスケジュール

 9:00 観察会参加者集合(野依集会場、ほか)

 9:20 野依新池で観察会説明開始

 9:30 観察会開始

      ~ 野依新池、ほか散策

10:30 散策終了、開始場所へ移動

10:40 スイーツ食べながらアンケート記入

10:50 質問タイム

11:00 集合写真撮影、閉会解散

実施内容



講師からベッコウトンボの生態など観察のポイント説明



観察会の様子 昨年秋に池の葦を刈って交尾など緩衝帯をつくったなど説明



この池周辺では約60種のトンボが生息しています。この日は写真のシオカラトンボや多くのイトトンボが観察できました。

参加者で記念撮影

お疲れ様でした!

このイベントで得られたこと

◎今年で3回目ですが、まだまだ初めて参加される方が多く、希少なトンボがこんなところにいるということを知って感激もされていましたし、
 環境の保全に関心を寄せていただいたことが大きいです。

◎地区の自治会、高齢者の参加も多く、自分たちの地域で誇れるものがあることで、地域の活性化の一翼を担える可能性がある。

参加者の声

  • 身近に貴重な自然があるということがよくわかった。スタッフの方も気さくで知識が豊富でわかりやすかったです(40歳代、女性)
  • いろんな種類の昆虫を見れてよかった!生き物が生活しやすい環境作り、微力ながら手伝います(40歳代、女性)
  • ベッコウトンボはもちろん広くトンボの仲間やその生息環境のことも聞けてよかったです(60歳代、男性)
  • ベッコウトンボや他の生き物が見られて嬉しかったです。 ベッコウトンボの他の生きものも紹介してほしいです。 (小学6年生)
  • 子どもたちからの質問 「ベッコウトンボは何を食べるの?」 生きてる虫とか食べます。肉食です。 「ベッコウトンボは寝るの?1日どんな生活してるの?」 気温がさがると自分のチカラでは飛べません。昼間動いて午後3時くらいから隠れます。 「どうして草むらで寝るの?」 「羽のしくみを教えてください」 などなど

イベント実施結果

参加者数
一般参加者30名(大人24名、子ども6名) 地元関係者18名(大人12名、子ども6名) 講師・NPOスタッフ10名 市役所担当課1名 カメラボランティア1名  以上
アンケート回答数
35名(大人30名、子ども5名)  幼稚園生以下の参加多かった
実施してよかった点
◎天候に恵まれ、事故もなかったこと

◎地元関係者の参加も多く、ベッコウトンボの存在を知っていただき関心を持っていただいたこと
実施して苦労した点
◎観察会周辺の駐車場の確保

◎池周辺にまとまったスペースがなく、説明時に全員が講師の説明を聞きづらかったこと
特に寄付が活きたと感じた点
◎参加者にぜんざいをふるまい、疲れをいやせたこと

◎講師の謝金や資料づくりに活きたこと

メディア掲載



大分合同新聞社 5月12日朝刊
主催・共催
主催 特定非営利活動法人水辺に遊ぶ会
   
   http://mizubeniasobukai.org/

共催 特定非営利活動法人おおいたNPOデザインセンター

   https://oitanpodesign.wixsite.com/ondc
協力・後援等
協力 地元野依地区、ベッコウトンボを守る会

   認定特定非営利活動法人日本NPOセンター


後援 中津市教育委員会
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社