[石川]いしかわ環境パートナーシップ県民会議 みんなで守ろう!いしかわの希少生物
なかなか観察する事ができなくなってきているホタル。梅雨の季節にその蛍の光に癒されてませんか!
■プログラム名:ほたる観察会
■プログラム実施日:2012年7月1日 集合19時00分~解散21時
■当日の大まかなスケジュール
白山市瀬戸丸山公園クラブハウスに集合し、SAVE JAPANプロジェクトについて紹介した後、スライドによるホタル生態学習会(約30分)を行いました。学習会では、ゲンジボタルとヘイケボタルの見分け方、ホタルが地域によって光り方が違うこと、遺伝子かく乱の防止、生物多様性の大切さなどについて学びました。その後、ホタルが飛翔する川沿いを歩く観察会では、ホタルとそれを取り巻く自然に、より親しみを感じてもらいました。また、企画で協力してくださった「尾口ホタルの会」からは、参加者へのお土産として、ホタルの写真のハガキを提供して頂きました。
【1班学習会】 | 【1班集合写真】 | 【2班学習会】 |
【2班集合写真】 | 【観察会後のひととき】 |
■当初の参加要項との変更点
地域の広報誌などで募集したところ、127名の参加申し込みがあったため、2班に分けて観察会を行いました。
【1班】
19:00 集合&SAVE JAPANプロジェクトの紹介
19:10-19:40 スライドによるホタル生態学習会
19:40-20:10 ホタル観察会
【2班】
19:30 集合&SAVE JAPANプロジェクトの紹介
19:40-20:10 スライドによるホタル生態学習会
20:10-20:40 ホタル観察会
■プログラムを実施して
・参加人数:107名 アンケート回答者:30名
・参加された方の満足度(割合):満足度 85.8%
■参加者の感想
・子どもにのこしてやりたいと思った(20代男性)。
・普段みることができないホタルを比較的近いところで見ることができてよかった(10代女性)。
・もっとホタルを大切に、自然を大切にしたいと思いました(30代女性)。
・説明が楽しかったです(30代女性)。
・ホタルのさなぎが光ることが印象的でした(20代女性)。
・ホタルが実際にどんなところにいるのかよくわかりました(40代女性)。
・ホタルが飛んだときがきれいでした。いっぱいのホタルをこれからも見たいです(小学生女子)。
・ホタルがひかってきれいだった(4歳)。
■プログラムを実施して苦労した点
今年は春先の寒さと空梅雨でホタルにとっては厳しい年で、当日も風が吹いて肌寒く、ホタルの出現は今一と言った感もありました。それでも、参加者のみなさんには概ね満足していただけました。
■プログラムを実施してよかった点
ボランティア団体の「尾口ホタルの会」は、日ごろから広大な敷地の草刈りや遊歩道の整備をして、ホタルの生息地を守ってくださっています。今回は、そうした地域の皆様や、尾口公民館など、多くの方々の協力で、プログラムが実施できたことにスタッフ一同、心から感謝しています。
また、近隣市に配布された子供センター広報に写真入りで掲載されたことで、市内だけでなく、隣接する各市からもたくさんの家族連れ、大学生、自然体験活動に関心のある若者が多数参加してくれました。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
ホタルの観察会は、飛翔ピークに合わせた20時前後の夜間になります。また、ホタルを脅かさないように、懐中電灯の使用は最小限にしなければなりません。そのため、駐車場や遊歩道での安全管理は非常に重要になります。今回のご寄付は、講師による下見や当日の学習会、交通整理及び安全管理員の運営費、「ホタルの生態と鑑賞マナー」をまとめた教材費などに使わせていただきました。