[石川]いしかわ環境パートナーシップ県民会議 みんなで守ろう!いしかわの希少生物

日本列島の南限地に咲く ウミミドリを知ろう守ろう

■プログラム実施日:2012年5月26日(土) 開始10時~解散12時  

 

■当日の大まかなスケジュール 

 

昨年より10日遅れで開花したウミミドリを観察のため全員で上野海岸へ移動。

4月3日に襲来した爆風による影響で、岩場に堆積する砂とウミミドリの一部が海へ流出した痕跡や、生育地内で行われている野焼きの痕跡も観察しました。 

現地では大波襲来により減少したウミミドリについて、昨年との違いを解説しまし。

 参加者に呼びかけ、生育地保全のため堆積する漂着ゴミを収集した。

志加浦公民館へ戻り、ウミミドリの生態や生育環境について講義を受けた後、保護への思いや感想をアンケート用紙に記入して頂きました。 

 

   
 【海岸でウミミドリを観察】   【全員で漂着ゴミの回収】    【生態や環境について学ぶ】

 

■プログラムを実施して

・参加人数:30名 アンケート回答者:30名(大人24名。子供6名)  
・参加された方の満足度(割合):満足度 87.5 %

 

■参加者の感想

 

子供の感想

ゴミ拾いが とても楽しかったです。

海で「シタダミ」取りをしてみたいです。

いろいろな花を探したい

大人の感想

上野地区に こんな貴重な生態があることを知って、とてもよかった

上野地区に住みながら ウミミドリのことは何一つ知りませんでした。

今回子供と共に参加し、こんなにすてきな植物が自生していることに感動しました。

ウミミドリという小さな植物だが、可能性が大きいのに興味がわいた。

学校の授業に取り入れてもよいと思う。

環境保全の活動で、生活の場を改善しよう

広く活動を展開していただきたい。

もう少しゴミ拾いをしたかった。海岸清掃の時間を長くしても良い。

来年もよろしくお願いします。



■プログラムを実施して苦労した点

 
希少植物ウミミドリを守ってくれる地元の人達に参加を求めるために上野地区全戸や、志賀町教育委員会経由で全小学生に、志賀町老人会経由で全老人会会員に届くように参加者募集チラシを配布し参加を呼びかけました。

昨年度プログラムの参加者や、これまでの「トキの里自然学校」参加者にも参加を呼び掛けたところ、2名の方から参加申し込みがありましたが、リピーター以外の人達に呼びかけることが必要と考え、石川県内の19教育委員会と全小学校に参加者募集ポスターとチラシを郵送配布しました。

ウミミドリ生育地の上野海岸から北方約4Kmに位置し、花に興味のある人たちが立ち寄る施設「花のミュージアム フローリイ」にも参加者募集ポスターとチラシを置いてもらうことを依頼すると同時に同施設職員にも、施設付近に生育する希少植物を知ってもらうためにも参加してもらえるようお願いました。

 

■プログラムを実施してよかった点 


将来は地元上野地区住民が主催してくれることを願ってプログラムを開催していますが、今回の参加者数の内「志加浦小学校校下」の参加者数が50パーセントと、昨年よりも地元参加者の割合が上昇したことで、保護観察会を継続している効果が上がってきたと思われます。    

 

 ■特に、寄付が活きたなーと感じた点 


地元の上野地区住民や石川県内の人達がウミミドリ保護に関心を示してくれることを願い、参加者募集チラシを上野地区全戸に配布。志賀町教育委員会経由で全小学生に配布。年配の方達から「かつてのウミミドリの情報」を教えてもらうために同町老人会に配布。石川県内から広く参加者を募るために、県内の19教育委員会と全小学校に参加者募集ポスターとチラシを郵送配布するために資金を使用させていただきました。

#