[三重]大杉谷自然学校 鳥羽の海岸と藻場を守ろう

アマモ場の海岸ゴミ調査

■プログラム実施日

平成24年9月16日 集合10時30分~解散14時

 

■当日の大まかなスケジュール
海の博物館でアマモ場とはどんなところか、アマモ場で見られる生き物やゴミ調査をする浜辺について話を聞いた。その後、アマモ場のある浜へ15分ほど歩いて移動。浜辺にて10m×3mの区画を2箇所、ビニールテープで区切り、その範囲のゴミを残さないように拾った。拾ったゴミを細かく分別し、どんなゴミが漂着するのかについて調べた。空き缶やペットボトルの他、発泡スチロールが砕かれた細かなゴミやレジンペレットと言わる小さなプラスチックの破片、タバコのフィルターなど良く見ないと発見できない小さなゴミも多く見られた。最後にスライドを見ながら、アマモ場がここ50年で100分の1に減少していること、漂着する人工物のゴミが海の生態系に害を及ぼしていることを聞き、終了した。

 

 
 
【オリエンテーション】   【アマモ場へ移動】   【調査方法説明】
 
 
【調査開始】   【アマモ場見学】   【ゴミの分別作業】
 
 
【分別したゴミ】   【ゴミの記録】  

【記念撮影】

 

 

■プログラムを実施して
参加人数:19名 アンケート回答者:16名  
・参加された方の満足度(割合):満足度87.5%

 

 

■参加者の感想

・次への意欲がわいた。海も汚れていますね。

・人工のゴミは多いですね。アマモが減っていることに驚いた。

・発泡スチロールの細かいゴミが多かった。

・アマモの重要性が解かった。

・アマモの大切さ、環境変化。

・発泡スチロールの小さなゴミがたくさんあった。

・思いの他、ゴミの多いことにびっくりしました。またゴミ拾いの場を多く作って下さい。

・ゴミの種類が多いことにびっくりした。

・アマモの環境を整備する活動があれば参加したい。

 

 

■プログラムを実施して苦労した点
ゴミの調査は環境の認識をしてもらううえで、非常に重要な活動ではあるが、楽しみな要素が少ないため集客が難しかった。また当日は、台風の影響が心配された。天候は回復したが、風が強かったため、拾ったゴミが風で飛ばされることもあった。

 

 

■プログラムを実施してよかった点
浜辺にあるゴミが一体何処から流れてきているのか?川と海、山と海との繋がりなども分かり、日常の生活に意識をおくことの大切さを実感してもらえた。また、通常ゴミというと比較的大きいゴミ、空き缶、ペットボトルなどを拾いがちである。しかしながら、小さく粉々になったプラスチックなども環境ホルモンの原因となる。このようなことを学んでもらえる機会を提供できたことは有意義である。

 

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点
寄付金を利用して、隣接する博物館へ入館し、海の環境について理解を深めることができた。またゴミ調査は有料だと限られた方にしか参加してもらえないが、専門家の方を講師として招きながらも無料で実施することができ、海の現状を色んな方に知ってもらうことができた。

 

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