SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

~トリの目、ムシの目、サカナの目~
日野川の生きものの気持ちになって観察しよう☆

2017年04月23日(日)実施
  • その他植物
  • 昆虫・その他
  • 種子植物・シダ
  • 藻類

レポート

開催日当日はお天気が味方して青空が参加者を出迎えてくれました。ほとんどの参加者はボートの体験は初めてで会場に置いてあるボートに興味津々です。

開会式、装備等の準備のあとは早速ボートへ乗り込み観察スタート。先ずは雪解け水が流れ込んでいる川の迫力を体験し、流れが落ち着いたら川の音を聞きながらゆっくりと河川を見渡します。

当日のスケジュール

08:45(13:00) 集合・受付開始
09:00(13:15) 開会式
          あいさつ、内容説明、スタッフ紹介、安全管理の話
09:15(13:30) グループ分け(Eボート10人、ラフト6人)
          ここからグループで行動
          アイスブレーキング・自己紹介
09:30(13:45) ボート乗船準備
          服装・履物確認、ライフジャケット装着、準備運動
09:45(14:00) ボートの漕ぎ方練習、集合写真撮影
         川下りスタート
          野鳥・植生観察、音を聞く、水に触れる
          中洲上陸し、石切りなど
10:45(15:00) スタート地点へ戻り、アンケート記入
11:00(15:15) まとめ、ふりかえり
11:30(15:45) 終了・解散
     
        
 
※(カッコ内)は午後の部の時刻

実施内容

①ライフジャケツトとヘルメットを正しく装着後、オールの使い方を練習。



②みんなの力でボートを川岸まで運ぼう!


③中洲に上陸。早速、水切り・変な石探し、泥団子作りなど、自由に遊び始める子どもたち。そして、もちろん生きもの探し!!

④ヤゴ見っけ!!
⑤中洲から川岸へ、やっぱりボート楽しい!!

⑥集合写真(午前の部のみなさん)

⑦集合写真(午後の部みなさん)

このイベントで得られたこと

・普段は眺めている川をボートで下ることで、川を間近に感じてもらえた。
・空を勢いよく円を描くように飛んでいるイワツバメ。ボートに乗らないと見ることができない橋脚の営巣を見てもらうことができた。
・「目」が慣れてきて、ボートを漕ぎながら野鳥を見つけては、親子で話し合う微笑ましい姿が見られた。
・参加したお父さんが子どもたちに水切りの仕方を教えている姿もあり、普段と違う場所・遊びに、大人も子どもも楽しんでいる様子が見られた。
・中洲の砂礫河原では、体験中に見つけた生き物をふりかえり(共有)しながら、全ての生き物が生きていくためには、お互いに関係しあっていることを伝えることができた。

参加者の声

  • ボートで橋の下をくぐった時、イワツバメを見た。(小学4年生)
  • 一番楽しかったのは、ボートの先頭に乗ってしゃべりながら進んだこと。普段行けない川の中の島に行けたので、とてもうれしかったです。(小学5年生)
  • ボートに乗って生き物を観察するのは初めてだったので、鳥などを近くで見られたのが新鮮でした。中洲に行くのも初めてだったので楽しかったです。(40代女性)
  • 家族だけではなかなかできない体験なので、参加して良かった。(30代女性)
  • 川の生き物観察は参加したことがあるが、ボートを使って川下りをしたのがとても新鮮だった。(40代男性)

イベント実施結果

参加者数
31名(大人11名 子ども20名)
アンケート回答数
31名
参加者満足度
80%
実施してよかった点
・この体験後にできることは「比べること」。自分たちが住んでいる所、今と違う季節・違う時間帯など、今日の日野川での体験と比べることで色々なことを知ることができる。
・レインボーパーク南条は、北陸自動車道南条サービスエリアに隣接している。SAから徒歩で河川敷の公園に降りることができ、自然豊かでありながら、交通の便もとても良いことに改めて気付いた。
・河川敷には、スポーツ・バーベキュー・犬の散歩など、様々に楽しむ人が大勢集まっていて、そんな中でも、のぼり旗とボートは目立ったようで、思わぬ形で、SAVEJAPANプロジェクトのPRができた。
実施して苦労した点
・今回もチラシ配布から1両日中に満員御礼になり、その後、キャンセル待ちにも続々と申込みがあったが、ボートの定員の関係上一人の増員もできず、申し訳ない思いをした。
・定員は、午前・午後とも各16名のところ、午前は先着順でちょうど16名。午後は15名であと1名参加できた。家族・グループ単位で受付していたが、小学4年生からは一人での参加も可能なため、キャンセル待ちの方に1名で参加(乗船)の意思を確認するべきだった。 
特に寄付が活きたと感じた点
予算がしっかり確保できているので、企画段階で自由(おおらか)に、プログラムを考えることができた。