SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

~トリの目、ムシの目、けものの目~
生き物たちの家である森を訪ねよう☆

2017年05月28日(日)実施
  • その他植物
  • ほにゅう類
  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 種子植物・シダ
  • 里山

レポート

野鳥愛好家であり森遊び達人“きーさん”のアイスブレーキングに、大人も子どもも一気に引き込まれました!!

マシュマロを一人一つずつ手にして、柔らかさ・色んな方向から見た時の形・触ったり押したりした感触・匂い・味を覚えて、森の中で、マシュマロに似たものも探しながら歩きます。
きーさんは、活動中に見つけた物・気づいたことを話すこどもの言葉に、お父さんお母さんはしっかり耳を傾けて親子で共有することの大切さも伝えました。

出発の前に「お邪魔します、よろしくお願いします。」という気持ちを込めて、これから向かう森に全員で大きな声であいさつをして出発しました。

このアイスブレーキングを兼ねたスタートが、この日の活動を、より楽しく興味深い物にしてくれました。


当日のスケジュール

09:00 集合・受付
09:20 開会式・挨拶
09:30 集合写真撮影
09:35 主旨説明、スタッフ紹介、アイスブレーキング
09:50 アカタン砂防堰堤に向けて出発!
    途中の分岐点では、自分の行きたいコースへ
11:10 アカタン砂防堰堤到着
    休憩・ドリンクタイム     
11:30 スタート地点に向けて出発
12:00 アンケート記入
12:10 まとめ・ふりかえり
12:15 終了・解散
   

実施内容



開会式の後に、まず集合写真撮影

きーさんの、アイスブレーキング


マシュマロモミモミ。色は?形は?匂いは?味は?


クマに会ったら顔をガード!ハチに会ったら? 
自分の身を守る話もしっかり聞いて、森のマシュマロっぽいモノ探しの冒険に出発~


杉木立「気持ちいいね~」


マシュマロと同じ“白い”花


草笛のタツジン☆


おもしろい橋!渡りたいけどイノシシ柵で渡れない。残念・・・


八号堰堤到着!「きれい~カッコいい~」


地元産の“どくだみ茶”と、きーさんお手製の“藤の花のシロップ”
「自然の恵み、いただきま~す。」


帰りは、来た道と別ルート


真剣にアンケート記入中


お世話になった森に「ありがとうございました。」という気持ちを込めて全員で挨拶。元気な声が響き渡り終了。その後も、きーさんのお話がおもしろくて~♪

このイベントで得られたこと

・お父さん、お母さんが子供たちの言葉に耳を傾けたこと。
(マシュマロに似たものを見つけた子どもたちがお父さん、お母さんにきらきらとした表情で報告しています。目線を合わせ、一緒に喜び、驚き、にこやかに受け入れて耳を傾けている姿がみられました。)

・生き物に触れることが得意ではない子が、他の子が平気で触っている姿を見て、いつの間にか触れることが出来るようになった。
(生き物はアカハライモリ、綿菓子のように木についているシュレーゲルアオガエルの卵、オタマジャクシ、とびけらの成虫、蝶、アワフキムシ。植物は桑の木、藤の木、クロモジの木、スイバ、キュウリのにおいのする葉っぱ、ブロッコリーのような蕾など沢山の出会いがありました。)

・新緑の美しさ、生き物の卵、新しい命など生命が繋がり、多くの生き物が共生して森が出来ていることをみてもらう事が出来た。
(前半で生き物や植物を見つける感性のアンテナが良くなっている子供たちはどんどん見つけていきます。お父さん、お母さんも子どもたちの反応と共にに自然豊かな森を感じているようでした。)

参加者の声

  • 色々な植物を、におい・味など五感で知ることが出来ました。 きゅうりのにおいなど、おもしろかったです。 虫こぶにびっくり!(40代女性)
  • スタッフの方と一緒に歩いて、色々な事、特に野草を見て教えてもらえたので楽しかったです。 見て・触って・食べて、子供と森の遊び方が分かりました。(30代女性)
  • 子供の頃には草花で遊んだのに、大人になるとそんな時間を忘れていました。 自然の中で遊ぶのは気持ちよくて楽しかったです。(30代女性)
  • 葉であそんだり、しらない虫を見たことが楽しかった。(小学4年生)
  • すべて(たんけんしたところ)楽しかった。(小学4年生)

イベント実施結果

参加者数
37名(大人15名 子ども22名)
アンケート回答数
36名(大人15名 子ども21名)
参加者満足度
70%
実施してよかった点
・自分たちで選んだコースを歩いたので、全員が楽しく歩けたこと。
・参加者同士が教えあったり、感覚を共有したりしていたこと。
・マシュマロの導入で、見るだけではなく、いろんなものに触ったり、匂いを嗅いだり、食べてみたりと様々な感覚を使って自然を感じていたこと。
・保護者の方が、子供のすることに細かく口を出さず見守っていたこと。
・最初に森に挨拶した時は、みんな半信半疑で挨拶していたが、終わりの時点では全員が心を込めて挨拶していたこと。
・「皆さんのように、ボランティアをするのにはどうしたらいいですか?」と、主催者側に興味を示された方がいらっしゃったこと。
実施して苦労した点
・嬉しいことでもあるけれど、子どもたちの興味が尽きなくて時間が思った以上にかかった。もう30~40分欲しい。
・水分補給の声がけをもう少し多めに入れたらよかったかな。
特に寄付が活きたと感じた点
チラシの必要印刷枚数を削ることなく、対象者に広く配布することができている。イベントには参加されていなくても、インパクトのあるチラシは、受け取った児童とその家族等の目に留まり、プロジェクトのロゴ等も自然に目に入っていると考えて配付している。