サシバCamp 2017〜夏〜
2017年06月18日(日)実施
レポート
東南アジアから渡ってきた「サシバ」
なんとその「子育て」真っ最中の姿を、今回のイベントでは間近に観察することができました!!参加者、特にこども達は大喜び。可愛いいひな鳥が、巣の中から頭を”チョン”と出して、お母さんがエサを運んでくるのを待っているところ。みんなの心の中に残ったことでしょう。
また、種類が違う「ノスリ」の巣も同時に観察できたことで、子育ての環境のちがいも学ぶことができました。
木島平村の美味しいものをお腹いっぱい食べて、いろんな人達が交流して、満足!満足!!
なんとその「子育て」真っ最中の姿を、今回のイベントでは間近に観察することができました!!参加者、特にこども達は大喜び。可愛いいひな鳥が、巣の中から頭を”チョン”と出して、お母さんがエサを運んでくるのを待っているところ。みんなの心の中に残ったことでしょう。
また、種類が違う「ノスリ」の巣も同時に観察できたことで、子育ての環境のちがいも学ぶことができました。
木島平村の美味しいものをお腹いっぱい食べて、いろんな人達が交流して、満足!満足!!
当日のスケジュール
◎ 9:30~10:00
開会・オリエンテーション
◎ 10:00~11:30
サシバ・ノスリの生態観察
◎ 11:30~12:00
生態観察のまとめ
◎ 12:00~13:30
昼食&まとめ
実施内容
<サシバ・ノスリの生態観察>
2班に分かれて、里山を歩きながら、サシバの住んでいる里山の環境をよく観察します。観察のポイントは、サシバの子育ての時期の行動を望遠鏡や双眼鏡を頼りにつぶさに見て、記録することでした。
田んぼの中に立つ電柱や高圧線の鉄塔のてっぺん、また木の梢に”サシバ発見!” 食欲旺盛なヒナたちにエサをドンドン運ぶために、親鳥も必死でしたね。
そして「サシバの巣」のある林を目指します。田植え終わって、畦がきれいに刈られた田んぼ近くのスギの木立。いました!10mくらいのスギの上のほう、枝を何重にも重ねて作った巣の中で、まだ産毛が残る頭をひょいひょい動かしているひな鳥。とても可愛いその姿を望遠鏡で、参加者が変わるがわる観察できました。
人間の気配がして、親鳥にストレスを与えると子育てを簡単に放棄してしまう可能性があるので、声や足音も小さくして、慎重に巣に近づきました。
いかに自然と人との共存にバランスが必要か、参加者も体感していました。
さてさて、サシバより少し大きいタカの「ノスリ」の巣もコース近くの発見されたので、これも観察。すこし開けた田んぼのまんなかのある人口林で、サシバの巣の環境とはちがうところも比較できました。観察中にヘビを狩りして戻ってきた親鳥がヒナにそれを細かくしてあたえようとする場面も遠くながら見れたときは、声を潜めていた参加者もザワつきました。
<生態観察のまとめ>
サシバ、ノスリの子育てを観察してきた興奮も冷めやらぬまま、こどもたちを中心に、今日にポイントを班ごとに模造紙に記録しました。こども達はイラストで観察した巣のようす、サシバのエサになりそうな里山の動物などメモ。完成させてあとは、それぞれ発表しあいました。楽しむだけでなく、こうしてまとめることで、今日の学びを確認し合えたことはとてもよかったですね!!
2班に分かれて、里山を歩きながら、サシバの住んでいる里山の環境をよく観察します。観察のポイントは、サシバの子育ての時期の行動を望遠鏡や双眼鏡を頼りにつぶさに見て、記録することでした。
田んぼの中に立つ電柱や高圧線の鉄塔のてっぺん、また木の梢に”サシバ発見!” 食欲旺盛なヒナたちにエサをドンドン運ぶために、親鳥も必死でしたね。
そして「サシバの巣」のある林を目指します。田植え終わって、畦がきれいに刈られた田んぼ近くのスギの木立。いました!10mくらいのスギの上のほう、枝を何重にも重ねて作った巣の中で、まだ産毛が残る頭をひょいひょい動かしているひな鳥。とても可愛いその姿を望遠鏡で、参加者が変わるがわる観察できました。
人間の気配がして、親鳥にストレスを与えると子育てを簡単に放棄してしまう可能性があるので、声や足音も小さくして、慎重に巣に近づきました。
いかに自然と人との共存にバランスが必要か、参加者も体感していました。
さてさて、サシバより少し大きいタカの「ノスリ」の巣もコース近くの発見されたので、これも観察。すこし開けた田んぼのまんなかのある人口林で、サシバの巣の環境とはちがうところも比較できました。観察中にヘビを狩りして戻ってきた親鳥がヒナにそれを細かくしてあたえようとする場面も遠くながら見れたときは、声を潜めていた参加者もザワつきました。
<生態観察のまとめ>
サシバ、ノスリの子育てを観察してきた興奮も冷めやらぬまま、こどもたちを中心に、今日にポイントを班ごとに模造紙に記録しました。こども達はイラストで観察した巣のようす、サシバのエサになりそうな里山の動物などメモ。完成させてあとは、それぞれ発表しあいました。楽しむだけでなく、こうしてまとめることで、今日の学びを確認し合えたことはとてもよかったですね!!
<昼食&まとめ>
さて、その後はいよいよランチタイム。昼食はバイキング形式で、木島平村の特産物、特に山菜を使った料理を堪能しました。木島平のような雪の多い地域の自生する「根曲がり竹」の竹の子の季節。長野県のこの地方でしか味わえない「ソウルフード」を参加者みんなで楽しみました。親子以外のこどもと大人の交流、地元の人と他の地域からやってきた人との交流もできて、イベントのもう一つの目的も達成できました。
このイベントで得られたこと
◯ 希少種「サシバ」の子育てを間近に参加者が観察できたことです。これは専門的に猛禽類を調査しているNPOが主催しているからできること。むやみ巣に近づいて、ストレスを与えことに相当配慮が必要で、その部分も含めて参加者に伝えられたことは、自然を捉える意識を少しでも深くしてもらえるきっかけになったと確信しています。
参加者の声
- サシバ探しで森に行ったことが楽しかった 次はリスやふくろうを探したい。(小学校6年)
- サシバやノスリの巣が見れてうれしかった。 今日あったキジのことも知りたい。(小学校4年)
- サシバのことをもっと知りたい。(小学校6年)
- 村内の広報見て参加した。 こどもと一緒に身近な生き物を知れてよかった。(40代女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 25
- アンケート回答数
- 25
- 参加者満足度
- 86%
- 実施してよかった点
- やはり間近に「生」でサシバの子育てが観察できたことは、参加者とってとてもインパクトのあることでした。
また、リピータ−も多く、イベントを追う毎に興味関心が深まっていくこと、地元のこども達がサシバを見てよかったと感想を述べている点はこれから村内でのサシバの知名度をあげていくことの大きな前進となりました。 - 実施して苦労した点
- CCDカメラを設置して、サシバの巣の中の様子をビデオ中継する予定だったのが、その巣は使わず。当日までに観察の巣が見つかるのか!!
でも、サシバの巣はちゃんと発見。イベント時にタイミングよく子育てが観察できるかは苦労する点でですね。 - 特に寄付が活きたと感じた点
- 1年を通じて、サシバとその住む環境を観察できたことは、この寄付が活きた最大のポイントです。今年から、4月から6月の「鳥類」の観察のトップシーズンに事業が実施できた点は、大収穫。来年度も春の子育ての時期にまたサシバに会えるのがとても楽しみです!!