SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

春日山自然学校プロジェクト

2017年04月22日(土)実施
  • その他植物
  • ほにゅう類
  • 市街地・公園
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 種子植物・シダ

レポート

例年、アースデイ奈良では、春日山原始林を歩くツアーを実施していましたが、「地球のことを考えるアースデイ」において、奈良公園の自然にもっと親しんでいただく機会を作りたいと考え、今回、当団体を含む4つの団体に協力いただき、それぞれの団体の得意分野を活かした観察会を実施しました。結果として、幅広い年齢の参加者に対して春日山原始林を含む奈良公園の自然を体験していただくことができました。

当日のスケジュール

10:00 開会 オリエンテーション
事務局 プログラム趣旨説明
ご挨拶 損保ジャパン日本興亜(株)奈良支店 高津課長

10:10 各コースに分かれてプログラムの実施

1.   春日山原始林の木々を巡ろう
登大路園地から春日山原始林遊歩道(北側)へ

2.   春の奈良公園を五感で楽しもう
登大路園地から春日大社参道方面へ

3.   春の奈良公園の自然と遊ぼう!
登大路園地から春日大社境内地飛火野方面へ

4.   奈良公園の自然と歴史を知ろう
登大路園地から東大寺方面へ

13:00 各コースそれぞれで、アンケート記入し終了。

実施内容


1.   春日山原始林の木々を巡ろう



奈良公園の一部となっている春日山原始林を歩いて、原始林にある木々を巡りながら、ナラ枯れをはじめとする森の抱えている問題などについても学びました。

2.   春の奈良公園を五感で楽しもう


はじめに聴診器を使って木の音を聞くプログラムや、五感で自然を探すネイチャービンゴなどネイチャーゲームのプログラムを体験しながら自然と親しむプログラムを実施しました。

3.   春の奈良公園の自然と遊ぼう!


奈良公園の春の自然をベテランの自然解説指導員のユーモアのあるお話を交えて楽しみました。樹木、鹿やイノシシのこと、昆虫のことなど奈良公園の自然について幅広く知ることができました。また、飛火野では、奈良公園でみられる糞虫の「ルリセンチコガネ」を観察することもできました。

4.   奈良公園の自然と歴史を知ろう

奈良公園の自然と歴史を知ろう

登大路園地から東大寺方面への表参道を歩きながら、点在する樹木(ナラノヤエザクラ、ウワミズザクラ、ヤドリギ、イチョウ、イチイガシ、イヌシデ、ナンキンハゼ、マルバヤナギ、タラヨウ、ナギなど)の特徴やエピソードについて説明しました。また、東大寺戒壇院、大湯屋、二月堂、三月堂、鐘楼、大仏殿、南大門などの歴史について説明しました。

このイベントで得られたこと

普段は、別々で観察会などを実施している団体が同日にプログラムを実施することで少しではあるが横のつながりを作るきっかけになったのではないか。

参加者の声

  • 春日山の現状を知ることができた。(1の参加者)
  • 子どもたちがいきいきと参加できてよかった。(2の参加者)
  • 講師の話がおもしろかった。奈良公園について学ぶことができた。(3の参加者)
  • 新しい人とであい、いろいろ学ぶことができた(4の参加者)

イベント実施結果

参加者数
36名
アンケート回答数
31名
参加者満足度
70%
実施してよかった点
1日に4つのプログラムを同時開催できた点。
実施して苦労した点

広報が遅くなってしまい、集客にやや苦労した。