SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

初夏の木場潟 水草植え&自然観察会

2019年06月16日(日)実施
  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 種子植物・シダ
  • 藻類

レポート

小松駅から車で20分ほどの場所に木場潟があります。当日は断続的な大雨が伴う悪天候
となり、当初予定の野外ワークを変更し室内型プログラムを実施した。開会式のあと、
木場潟の水質と生態系についての講義。続いてパックテスト、透視度計による汚水度検査。
木場潟の生きものとのふれあい、最後に絶滅が危惧されるアサザ、ガガブタなどの水草を
植え付けるための、金枠への水草くくりつけ作業を行った。野外と違い室内なので生きもの
とのふれあいや、自然を肌で感じることができなくなるため、参加者、特に子どもたちに
楽しみながら学んでもらえるのか心配したが、実験ワークなど作業主体のプログラムが
功を奏し一定の満足は得てもらえたと感じた。この種のイベントはプログラムが天候に
大きく左右されるため、気が気でなく毎回大変に感じる部分である。

当日のスケジュール

09:30  受付開始
10:00  講座(木場潟の水質と生態系)
10:30  パックテスト、透視度検査
11:15  水草のくくりつけ作業(水草植付けの前処理)
11:45  アンケート回答、ドリンクタイム
12:00  閉会式、終了

実施内容


                  木場潟についての基礎講座を実施


                    みんな熱心に聞いてくれました


              パックテストの方法を説明


              みんなでパックテスト中


              水の汚れ具合を確認しています


              透視度計の使い方を説明しています

              みんなで木場潟の透明度を計測


             木場潟に生息するイシガメとのふれあい


             木場潟に生息するザリガニとのふれあい


              木場潟の生息するタニシとのふれあい


             水草のくくりつけ方を説明


              みんなで金枠に水草をくくりつけ

このイベントで得られたこと

・主催した環境団体だけでなく、協力いただいた関係団体ともつながりを深めることが出来た。
・参加者層として、環境に関心あるもののSAVEJAPANプロジェクトのようなイベントに参加
 したことが無い方々に多数(全参加者の73%)参加いただけた点。
・協賛企業である損保ジャパン日本興亜様より多数参加いただき社内への取組の広がりを感じた。

参加者の声

  • 環境について考えるきっかけになった。日々の生活で出来ることがあるとわかった。(40代男性)
  • 普段の暮らしでは出来ない経験が出来るので貴重な時間だと思った。(40代女性)
  • 実験や作業、生きものに触れることなどはよかった。(40代男性)
  • 水草をむすんだことが楽しかった。(小5)
  • 初めてパックテストをして楽しかった。(小6)

イベント実施結果

参加者数
39名
アンケート回答数
35名
参加者満足度
73%
実施してよかった点
・雨天時室内用プログラムとして、実験ワークの採用や、木場潟に生息する生きものたちの
 一部を捕獲展示したことで、子どもが環境問題を身近に感じてくれた。
実施して苦労した点
・悪天候が予想され、参加申込者へのプログラム変更と雨天決行の連絡。
特に寄付が活きたと感じた点
・実験用具や資材の購入など、資金的な苦労がなくなりプログラム提案の幅を広げることが出来た。
・ご寄付により、参加料を無料にすることが出来たことで、広報面でチラシ設置可能な施設や、
 掲載可能な冊子が増えた点。
主催・共催
主催:木場潟再生プロジェクト
共催:こまつNPOセンター

協力・後援等
協力:木場潟公園協会
   日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社