SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

高梁川流域の希少種生物の生息環境の整備と観察を通して自然・生命の循環を学びます。

活動内容

高梁川流域の代表的な2つの希少種生物を対象として、
生命の循環を意識し、生息環境の整備と観察を一連の環境活動として、
通年で以下のとおり事業を実施します。

●ブッポウソウの巣箱つくりとその設置と観察
地元市民や高梁川流域に住む人々を主な対象として、
専門家による高梁美しい森周辺に生息するブッポウソウの生態を学ぶ講座と
その生息のための自然環境の整備、秋頃に巣箱つくりを行い、
毎年6~7月頃の子育て時期に観察を行います。
自然や生命の循環を学びその環境づくりについての意識向上をはかります。

●ウスイロヒョウモンモドキの草原
新見市草間台土橋の住民と協働して、ウスイロヒョウモンモドキの
草原をつくるための下草刈り作業や自然観察、専門家の指導による
人口飼育に係る環境整備を行います。

●これらの活動の理解促進を図る勉強会、シンポジウムの開催
本事業の成果報告と今後の循環型社会形成へのアクションについて、
行政、知見者、活動団体、活動団体を交えた勉強会、シンポジウムを
実施します。さらに小学生向けにワークショップ
「地域のお宝さがし 生きものとおはなしする方法」を企画します。

●環境円卓会議 ブッポウソウとウスイロヒョウモンモドキに
保護活動に係る行政、大学、NPO、環境団体の関係者を集め、
今後どのような環境活動を展開していくかを踏まえた情報交換及び総括を
行います。

一言アピール

「生きものの住みやすい環境づくり」の構築実現に向けて 多様な主体の協働関係を構築していきます。 皆様のご参加・ご協力をよろしくお願いいたします。

活動時期

2018年10月上旬

ブッポウソウの生態講義、生息環境の観察、巣箱つくり及び設置を行う。


2018年11月中旬

ウスイロヒョウモンモドキの生息環境に関する講義、生息環境づくりのための

下草刈りとその生息環境の観察をおこなう。


2019年1月中旬

ブッポウソウ、ウスイロヒョウモンモドキの生息環境の保全及び

その観察を通しての成果を報告し、様々なステークホルダーと

その活動の意義や実現すべき「生き物がすみやすい環境づくり」、

すなわち森里川海をつなぎ支える循環型社会の実現について検討し、

活動方向を定める。


2019年5月中旬

小学生向けワークショップ「地域のお宝さがし 生きものとおはなしする

方法」を開催する。


2019年6月上旬

ウスイロヒョウモンモドキの生態講義と観察、周辺の自然環境の観察を行い、

自然・生命の循環を学ぶ。


2019年7月上旬

ブッポウソウの生態講義と観察、周辺の自然環境の観察を行い、

自然・生命の循環を学ぶ。


2019年9月

環境円卓会議 ブッポウソウとウスイロヒョウモンモドキに保護活動に係る

行政、大学、NPO、環境団体の関係者を集め、今後どのような環境活動を

展開していくかを踏まえた情報交換及び総括を行う。

対象となる希少生物種

・ブッポウソウ

・ウスイロヒョウモンモドキ

実施団体プロフィール

一般社団法人 高梁川流域学校

2003年4月からスタートした高梁川の森と水と暮らしを考える会「GREEN DAY」の活動から、人と自然の共生をテーマに活動してきました。2015年6月これまでの活動を地域教育として、「高梁川流域学校」を設立しました。高梁川流域の自然、歴史・文化、産業、まちづくりなどの学びと環境保全など様々な活動を通した体験型の人材育成を実践しています。

一般社団法人 高梁川流域学校

〒710-0055

岡山県倉敷市阿知3丁目5-5

Tel. 090-4800-1110

担当:岡野智博

特定非営利活動法人 岡山NPOセンター

1998年のNPO設立当時から、NPOの支援を通じて地域社会の課題解決を促し、「地域課題を地域が解決できる」豊かな市民社会の実現を目指す民間の非営利組織です。岡山県内唯一の県内全域を対象とした市民団体、社会事業者の支援団体として、民間の立場から、設立や経営の相談、事務のサポート、各種研修会の実施、寄付基金の運営、CSR・社会事業進出支援、ネットワークづくり、政策提言等の取り組みを行っています。

特定非営利活動法人 岡山NPOセンター

〒700-0822

岡山市北区表町1丁目4-64 上之町ビル3階

Tel. 086-224-0995

担当:小桐登