SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

多様な希少生物が生息する中津干潟一帯の公的枠組み指定での新たな保全啓発

活動内容

中津干潟と集水域の環境保全を目的に啓発活動を実施して20年が過ぎました。

この間、希少種が数多く生息する中津干潟や周辺地域の環境は広く知られるところとなったが、希少種の保護や自然環境の保全という面では社会的な動きには至っておらず、地域住民の意識の醸成や更なる広報のための新しい手法が必要であると考える。また、後継者育成の面でも課題大きな課題である。

一昨年度中津をフィールドに研究を行う若手研究者や学生と協働し、緩やかなネットワークの「中津干潟アカデミア」が設立された。

カブトガニをはじめとする干潟生物の紹介、アカデミックなワークショップや干潟に関する多方面の研究発表など、地元行政や市民には好意的に受け止められている。

今年度の目標として、青少年・児童には自然の持つ不思議や魅力に触れる機会を設けることで、自然科学分野や環境、水産などに興味を持つ子どもを増やすことを、大学生には活動を共にすることで人間的な成長を促し、将来の担い手育成となることを、また、これまでの観察会などの啓発活動を充実し、親世代や一般市民の環境保全意識の向上にもつなげ、公的な枠組みでの環境保全の機運づくりを行う。

プロジェクトを通じて貢献する愛知目標

目標① 目標⑥ 目標⑫

一言アピール

「自然って楽しい」「希少種がいる中津干潟を守ろう」と思える子どもや大人を増やしたいです!

活動時期

『ズグロカモメほか冬鳥観察会』2019年12月1日(日)13:00~
『中津干潟アカデミア2019』2019年12月22日(日)amより
『ベッコウトンボ観察会』2020年5月上旬
『中津干潟観察会』2020年5月下旬
『中津干潟アカデミア2020』2020年12月20日予定

対象となる希少生物種

ズグロカモメ(環境省絶滅危惧Ⅱ類)
ベッコウトンボ(環境省絶滅危惧Ⅰ類)
カブトガニ(環境省絶滅危惧Ⅱ類)
アオギスほか

実施団体プロフィール

特定非営利活動法人 水辺に遊ぶ会

中津干潟と山国川を中心とした中津の水辺環境と人間社会の豊かな調和と、持続可能な社会の構築を目的として、様々な情報の蓄積とそれに基づいた啓発活動を広く行い、地域の自然と人とのよりよい関係づくりに寄与するために様々な活動を実施しています。

特定非営利活動法人 水辺に遊ぶ会

〒871-0024
大分県中津市中央町2-8-35 足利宅
Tel. 0979-77-4396
Fax. 0979-77-4396
担当: 足利 由紀子

特定非営利活動法人 おおいたNPOデザインセンター

「おおいた豊かな市民社会のために」をスローガンに、大分県内で活躍するNPO等への支援と地域社会の課題解決のため活動をしています。あらゆる分野におけるNPO・ボランティア団体の発展と成長に貢献することを目的としています。

特定非営利活動法人 おおいたNPOデザインセンター

〒870-0844
大分市大字古国府5-3 コーポふじの101
Tel/Fax. 097-574-5258
担当: 山下 茎三