SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

ウミガメがやってくるビーチを守ろう ビーチクリーンアップ大作戦!in種崎海岸

2023年04月22日(土)実施

レポート

高知県は国内有数のウミガメの上陸、産卵地の一つです。

流れ着いたごみを拾うビーチクリーンアップ活動を通じて、プラスチックごみの海洋流出や、それがウミガメなどの海洋生物へ与える影響などについて考えてみました。

漂着ごみの多くは私たちが使っているモノであったことから、ウミガメや海の生きものが住みやすい場所にするためには、私たちができることはどのようなことなのか、生活スタイルを見直す機会となりました。

当日のスケジュール

09:50  受付
10:00 開会&説明
10:30 ビーチクリーンアップ
11:30 クリーンアップのはなし
11:50 閉会&アンケート
12:00 解散

実施内容

●クリーンアップの際の注意点を説明


●種崎海岸でクリーンアップ



●クリーンアップ後、海洋ごみの現状についてミニ講座




●海洋汚染の原因のひとつ「レジンペレット」


●本日のクリーンアップで集められたごみ


●集合写真

このイベントで得られたこと

・ごみが海洋生物に与える影響を知ることができた。

・環境に対する行動変容があった。

参加者の声

  • プラスチックごみが多くてびっくりしました。ごみを拾いながら、これからちゃんとリサイクルをしようと思いました。またやりたいです。(小3)
  • バーベキュー禁止なのに炭が落ちていてビックリしました。釣り糸を見つけられて、かめの命を救えたような気がしてとてもすっきりしました。魚だけじゃなく、海鳥にも被害が出ていると初めて知りました。かめが移動する海流にも影響があると知り、ごみが海に入らないよう努力したいです。今回拾ったごみの重さが弟の体重くらいあってビックリしました。私も少しでも魚や海鳥をすくうための努力をしたいです。(小4)
  • 色々なごみがあった。家で使うようなものなのに海岸で見つかることに違和感を抱きました。これからの買い物はできるだけ脱プラを目指そうと思います。(40代)
  • 海で遊んでいるときにごみがあるなと思っていましたが、どんな種類のごみなのかまでは気にしていませんでした。日常の生活で無意識にごみを出しているなと認識し驚きました。(40代)
  • 遠くからは綺麗に見えた海岸に20~30kgのごみがあったとは驚きました。ごみの捨て方だけでなく、プラスチックを使うことから気をつけていきたいと思いました。(40代)

イベント実施結果

参加者数
35名(大人23名、子ども12名)
アンケート回答数
31名
参加者満足度
65%
実施してよかった点

・自分たちが出している生活ごみから環境について考える機会となった。

・開催日がアースデイに近い土曜日だったこともあり、港湾関係者の方が多く参加してくれた。

実施して苦労した点
参加者の募集について広報手段を新たなものに変えてみたが、全く集まらず、急遽従来の募集方法である高知市内の小学校へ全戸配布することにした。募集が出遅れたこともあり関係各所への呼びかけなどギリギリまで続き気を揉みました。
特に寄付が活きたと感じた点

・親子で一緒に活動できる機会を提供できたこと。

・ビーチクリーンアップをすることにより自分の生活を見直すきっかけになったこと。

主催・共催

NPO法人環境の杜こうち

認定NPO法人NPO高知市民会議

協力・後援等

◆協力
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター

◆後援

高知市教育委員会

協賛
損害保険ジャパン株式会社