ウミガメがやってくるビーチを守ろう ビーチクリーンアップ大作戦!in室戸市
レポート
高知県は国内有数のウミガメの上陸、産卵地の一つです。
流れ着いたごみを拾うビーチクリーンアップ活動を通じて、プラスチックごみの海洋流出や、それがウミガメなどの海洋生物へ与える影響などについて考えてみました。
また、現地の環境活動メンバーより室戸に打ち上げられる海洋ごみの話や、高知大学ウミガメサークル「かめイズム」の学生たちによるミニ講義を通して、生きものが住みやすい場所にするために、私たちができることはどのようなことなのかを考える機会となりました。
当日のスケジュール
8:20 集合:送迎バス利用者(高知県民文化ホール前)
8:30 送迎バス出発
10:50 集合:現地集合参加者/送迎バス到着
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9:50 受付
11:00 開会
11:10 ビーチクリーンアップの説明
11:30 ビーチクリーンアップ
12:30 昼食&ジオパークセンター見学
13:15 クリーンアップの話
13:45 ウミガメとプラごみの話
高知大学ウミガメサークル「かめイズム」のみなさん
14:45 閉会
15:00 終了:現地集合参加者解散/送迎バス出発
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17:30 解散:送迎バス利用者(高知県民文化ホール前)
実施内容
このイベントで得られたこと
・ごみが海洋生物に与える影響を知ることができた。
・開催地の海ごみの状況をより詳しく知ることができた。
・ウミガメについての知識や海洋ごみの影響について知ることができた。
参加者の声
- 人間が出したごみが海の生きものに影響を与え、人間にもまわりまわって影響があるので、ごみの分別等にも気をつけたいと思います。(40代)
- 海洋生物へのプラスチックがもたらす影響や今後の自分たちの生活する上で考えるべきこともありました。ナノプラスチックという言い方を初めて知りました。
- 地元の方の話を聞いたり、専門家の方の話を聞いたり、大学生の説明もどれも違う視点があり、とても楽しかったです。(30代)
- 今日はごみの量が見たこともないほど多かった。拾ったごみはサンダルやプラスチックがいっぱいありました。室戸に不法投棄するのをやめてほしいと思いました。(小学4年生)
- たった30分間でたくさんのごみが拾えたので、ビックリしました。知らなかったことがいっぱい知れたので、良かったです。(小学6年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 34名(大人18名、子ども16名)
- アンケート回答数
- 34名
- 参加者満足度
- 88.8%
- 実施してよかった点
・室戸を拠点に環境問題に取り組んでいる方に日常的に打ち上げられる海洋ごみについて写真を使い紹介してもらえ、当日は目にすることができなかったごみについても知ることができた。
・高知大学の学生によるミニ講義が子どもたちに大変好評で午後のプログラムを楽しく進めることができた。
・自分たちが出している生活ごみから環境について考える機会となった。
・イベント実施にあたり、東部地域の土木事務所と友好な関係性が生まれた。
- 実施して苦労した点
- 海岸でのクリーンアップを通して環境について学んでもらうことがメインとなるため、雨天時の代替案を構成することが難しかった。なんとか雨は降らなかったのでクリーンアップが実施できたことは幸いだった。
- 特に寄付が活きたと感じた点
・実施団体だけでなく、地元の方や大学生などを講師やスタッフとすることができ、イベントの内容に深みが出せた。
・学校の授業ではできない内容を提供できた。
メディア掲載
●テレビ高知「がんばれ高知eco応援団」(2023年6月18日放映)https://www.kutv.co.jp/date/2023/06/18/?post_type=eco
- 主催・共催
NPO法人環境の杜こうち
認定NPO法人NPO高知市民会議- 協力・後援等
◆協力
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
高知大学ウミガメサークル「かめイズム」◆後援
高知市教育委員会
- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社