SAVE JAPAN プロジェクト 2023-2024

レポート

水辺の生き物を調べてみよう!親子観察会

2024年08月03日(土)実施

レポート

生態系豊かな亀岡には、53種類もの淡水魚が生息しています。また、亀岡には、亀岡と岡山にのみに生息している絶滅危惧種・天然記念物「アユモドキ」が棲んでいます。そんな亀岡で、川辺・ラフティングボートから川の中の生き物を調査し、水辺の生き物を観察して、自然との共生について考えました。

当日のスケジュール

川の駅 亀岡水辺公園 大堰川

08:30 受付開始 「保津川にいる魚の下敷き」と『川の安全・うんこドリル』配布
09:00 開会    ライフジャケットの着方や川の安全についてレクチャー
09:30 活動開始 「ラフティング」と「川でじっくり観察」するグループに分かれます
10:30 交代    活動を交代しました。
11:10 活動終了 
11:30 閉会    今日観察した生き物の紹介・地元の高校生による紙芝居
12:00 解散

実施内容

受付で、「亀岡にいる魚の下敷き」と『川の安全・うんこドリル』冊子をもらいます。下敷きの魚を見て、「この魚全部知ってるよ!」と教えてくれた子どももいました。

開会式では、亀岡市、損保ジャパンからのご挨拶がありました。

ラフティングを実施する保津川遊船の方から、ライフジャケット・ヘルメットの着用方法のレクチャーを受けました。


全員で集合写真を撮ってから、それぞれの活動場所へ移動します。

川で観察するグループは、箱メガネを使って、浅瀬で川の中をのぞきます。川の浅瀬には、小さなメダカやヤゴがたくさん。

手網を使って魚を捕まえるのは難しいですが、みんなで協力して魚を捕まえます。


一通り、魚の観察が終わったら、投網を使って魚を捕まえます。川の本流では、たくさんの魚を捕ることができました。

捕った川の生き物は、水槽に入れてみんなで観察をしました。

魚を逃がさないように、抜き足差し足で静かに歩きます。


ラフティングでは、川の本流で生き物を観察しました。初めはオールの息を合わせることができず、なかなか進まなかったのですが、みんな時間がたつにつれ上達し、すいすいと川を移動し、観察していました。川の浅瀬では見れない「大きなナマズをみつけた」という声があがりました。

活動が終わると、今日観察した川の生き物を、みんなで確認しました。

最後に、地元高校の高校生から亀岡の川にいる生き物について、紙芝居をしてくれました。高校生の出すクイズに、子どもたちは大夢中。アユモドキが亀岡と岡山にしか生息しないことに驚いている子どももいました。

このイベントで得られたこと

天気が良く暑い日でしたが、子どもたちはめいめいラフティングと川の生き物観察を楽しんでいました。

観察会で見た川の生き物

〈魚〉
・オイカワ(一番多く捕れた魚でした。)
・ムギツク
・カワヨシノボリ(おなかに吸盤がついています!)
・コウライニゴイ
・メダカ等


〈虫〉
・ヤゴ
・タガメ
・ヒラタドロムシの幼虫等

参加者の声

  • きいたことがないさかなにあえてうれしかった。(小学5年生)
  • いろいろないきものやたくさんボートをこげたのですごくたのしかった。(小学5年生)
  • とても大きな、ナマズを、みつけた。(小学2年生)
  • ラフティングは今までに一度も乗ったことがなかったからいい経験になった。(小学5年生)
  • いろんないきものと出合うことができてとてもうれしかったです。(小学2年生)

イベント実施結果

参加者数
親子22組
アンケート回答数
子ども: 21名 大人: 17名 
参加者満足度
82%
実施してよかった点
・子どもたちが主体的に楽しみながら、亀岡の生態系を学べた点。
・地元の高校や、亀岡市等と連携して活動できた点。
実施して苦労した点

川での観察会のため、事故が起こらないように配慮しました。

「川の安全・うんこドリル」の冊子を配布する、子どもたちが入れないようにロープを張る等事前に安全対策を行いました。

特に寄付が活きたと感じた点

助成金をいただけたことで、川の浅瀬だけでなく、ラフティングに乗って川の本流で川の生き物を観察することができました。

また、観察会に合わせて、保津川にいる魚の下敷きや田の字変化パズルを配布することができ、より深く亀岡の川の生き物を理解できるようになりました。

メディア掲載

ZTV(ケーブルテレビ)

主催・共催
NPO法人亀岡人と自然のネットワーク
NPO法人きょうとNPOセンター
協力・後援等
亀岡市
亀岡市保津地域アユモドキ保全協議会
認定NPO法人 日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン株式会社