奈良県は、自然豊かな山間部と、歴史溢れる平野部があり、それぞれに特化した人の営みと、多種多様な生物が生息しています。
住民の皆さんが、それぞれのライフスタイルや興味関心に合わせて、無理なく日常生活や趣味の延長として、生物多様性について考え行動する機会を作ることを目的に、次の２テーマでのプログラムを実施します。
①『里山de田んぼ』
（受け入れ団体：NPO法人山野草の里づくりの会）希少生物の宝庫であり、長年それらを守り続けている山野草の里で無農薬のお米づくりの体験をおこないます。この人の営みである農業が、どのようにして生物多様性保全につながっているのかを体感していただけます。
②『街中de菜の花畑』
（受け入れ団体：NPO法人宙塾（おおぞらじゅく））
歴史溢れる伊勢街道に面する住宅地の一角にある菜の花畑。そこには毎年春には菜の花が綺麗な花を咲かせ、その花にたくさんの虫たちが集まってきます。
このフィールドで、菜の花プロジェクトという資源循環型の取組みについて学び、体験します。さらに今期はフィールド内にビオトープを作ることにもチャレンジします。

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子どもからシニアまで、ハンディキャップのあるなしに関わらず、誰もが生き生きと活躍できる社会を目指すため、特に何らかの課題を抱え、社会とつながりにくい人たちが、市民活動の現場を通じて、自分らしい生き方を自己選択・自己決定し、また自立に向けた様々なスキルの習得やつながりづくりをサポートすることを目的とし、当事者および受け皿となるNPO 団体等の支援をおこなっています。

農林業の不振で１９７０年頃から三谷地域も荒廃が進みました。有志が集まって荒れた農地や山林の整備活動を開始し、２００１年に地元の方も参加して「山野草の里づくりの会」を結成。路線バスのない中山間部ですが、２００５年４月以降は活動日を週２回（水・土）に増やしました。２０１５年には環境省が選定する重要里地里山に選ばれました。大雨で侵食された小川や道の修復作業、また、復旧した農地は生き物の住処となる水田にして古代米づくりを行う等、幅広い活動を行っています。

奈良県の小・中学生に対し、地域の文化・歴史・伝統工芸・芸術などについて本物に触れる体験や、自然とのふれあい・農作業・物作りなどの実体験を通して豊かな知性や感性を広げ、また、心の教育・環
境教育を進めていくとともに、広く奈良県民に対し、多くの人々との交流を図るための機会と場の提供に関する事業を行うことによって、人々の道徳心の向上や環境問題・人権問題・文化・芸術・自然に対す
る理解を深めることにより、地域の活性化を図っています。