SAVE JAPAN プロジェクト 2024-2025

レポート

里山de田んぼ『イネの脱穀&唐箕がけをやってみよう!』

2024年10月26日(土)実施
  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 種子植物・シダ

レポート

山野草の里の中にある田んぼで稲刈りボランティアと、昔の道具を使った唐箕がけ体験をおこないました。
どのようにしてお米が作られるのか、実際に体験しながら学ぶことが出来ました。
5月のフィールドプログラムで植えた稲は、元気に育ったのですが、一部鹿に食べらてしまい、自然との共存との厳しさを目の当たりにしまいた。
午後からは、ビオトープで生き物探し。
今年も、アカハライモリがたくさん見つかりました。そのほか、コオイムシやドジョウの赤ちゃんなど珍しい生き物が居ました。

当日のスケジュール

10:00 はじまりのあいさつ
    ラジオ体操
10:15 鹿に食べられたイネの観察
    ミニ講義『お米の出来るまで』
    稲の脱穀&唐箕がけ体験
12:00 お昼休憩
13:00 ビオトープで生きもの観察
14:00 終わりのあいさつ・アンケート
    解散

実施内容

5月にみんなで植えた稲。一部、鹿に食べられた跡が…
動物も生きるのに必死なのですね。

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あらかじめ収穫して干しておいた稲からお米を取り出す体験
①脱穀。電動なので慎重に。

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②ふるいにかけて、お米と藁に分けました。

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③唐箕(とうみ)がけをして、細かな藁くずとお米に分けます。

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もみ擦り。お米からもみ殻を取り外します。

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ランチタイム♪
大きなお鍋でお味噌汁を作りました。

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午後からは、ビオトープで生き物観察。
まずは、どんな生き物がいるか図鑑でレクチャー。

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捕獲にチャレンジ!

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アカハライモリにも出会えました。

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お疲れ様でした!

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このイベントで得られたこと

5月のフィールドプログラム(田植え体験)に参加された方がリピート参加してくださいました。
自分が植えた苗がどのように育っているのかを実感していただくと共に、獣害の様子を見ていただくことができ、自然との共存について改めて考える良い機会となりました。
ビオトープでの生き物観察では、まず図鑑での解説をおこなった上で実際に捕獲することで、子どもたちは自分で「これはヤゴかなぁ?」と、その生き物の特徴をしっかりと観察して考える機会につながりました。

参加者の声

  • 知らない生物や植物がおり新しい発見があり新鮮でした。おみそ汁がとてもおいしかったです。
  • お米がどうやって食卓にのぼるのか分かった。
  • 自然の中で久しぶりに遊べて楽しかったです。ありがとうございました。普段できない体験ばかりでリフレッシュできました。
  • 米を作る過程を知ったこと、米を作るのにどれだけ大変なのかも知れた。池で生物と触れ合うこと、知識が増えること、素晴らしい機会だと思う。
  • どじょうがにょろっとしててすごかったです。

イベント実施結果

参加者数
11名(4家族)
アンケート回答数
中学生以上…7名 小学生以下…4名
参加者満足度
72%
実施してよかった点

田植えからの流れで実施したので、リピート参加につなげることができ、山野草のファンを増やす良い機会となりました。

実施して苦労した点

当日、稲刈り体験用に残していた稲が鹿の被害に遭ってしまい、稲刈り体験をしていただくことができませんでした。
しかし、逆に獣害の現場を見ていただくことができ、自然との共存について考えるきっかけになりました。

特に寄付が活きたと感じた点

車が無いとアクセス出来ない立地にありますので、今回貸し切りバスを手配することができ、車で来れない方にも参加いただくことが出来ました。

メディア掲載

主催・共催

NPO法人山野草の里づくりの会

NPO法人市民活動サークルえん

協賛
損害保険ジャパン株式会社