里山の自然×防災学ぶデイキャンプ!in妙高~ツキノワグマ~
レポート
里山の自然環境と防災を楽しく学びながら、いざという時に身を守れる方法を取得するデイキャンプイベントを開催しました。
本イベントは、里山に生息する生物との共生と防災・減災をテーマにした子ども向け体験型ワークショップイベントで、妙高市や上越地域から約20名が参加しました。
当日のスケジュール
9:40~受付開始
10:00~開会・オリエンテーション
10:10~「里山探検フィールドワーク」
12:00~昼食・休憩「災害食を食べてみよう!」
13:00~「ワーク①ツキノワグマ&鳥獣を知る・身を守るワークショップ」
13:50~「ワーク②土砂災害を知る・身を守るワークショップ」
14:35~ふりかえり
14:45解散
実施内容
①里山探検フィールドワーク
出発前に妙高山をバッグに集合写真
・ベアドッグの紹介
・会場周辺の里山散策
②ツキノワグマ・鳥獣を知るワークショップ
ツキノワグマの爪や糞の模型を観察、クマよけ鈴も実際に鳴らしてみます
・鳥獣の生態、なぜ人里に下りてくるのかなどについて
・ツキノワグマやイノシシなどと出会ってしまったときに身を守る方法
③土砂災害・水害を知るワークショップ
避難所でも使用されるダンボールベッドの組み立てにチャレンジ
・土砂災害の種類とメカニズム
・土砂災害や水害の危険が高いときの避難のポイント
<昼食には非常食体験>
発熱材で作る温かいハンバーグ、アルファ米、おかゆ、おにぎり、かんぱんなどを試食
このイベントで得られたこと
・ツキノワグマや鳥獣の生態、いざという時に身を守る方法を知ることができた
・駆除だけでない共生する方法の一つとして「ベアドッグ」の取組みを知ることができた
・土砂災害から身を守る方法を知ることができた
参加者の声
- ベアドッグの仕事を見ることができて、子どもたちも興味津々でした。 お昼に食べた非常食は、温かいものが作れて驚きました。
- クマの被害が増えているのは、気候や人間の暮らしの原因が大きいことがわかった。
- 昨年防災士の資格を取ったので、今後狩猟の勉強をしたいと思っています。今日は専門家のみなさんと知り合うことができて有意義でした。
- ベアドッグがおりこうでかわいかった!
- あつかったけどたのしかった。
イベント実施結果
- 参加者数
- 21
- アンケート回答数
- 15
- 参加者満足度
- 74%
- 実施してよかった点
・環境分野のNPOと災害支援分野のNPOと連携してプロジェクトを実施できた。
・人的被害も増えているクマについて、正しい知識と共生について学ぶことができた。
・非常食の実食やダンボールベッドの組み立てなど、実際に体験することができた。
- 実施して苦労した点
・里山探検フィールドワーク時に、在来生物を観察できるチャンスが少なかったのが残念だった。
(天候や気温等の影響もあるが・・・)
・座学ワーク時に、小学校低学年くらいの子どもたちが少し遊び出してしまった。
- 特に寄付が活きたと感じた点
・普段、お隣の長野県で活躍するベアドッグを呼ぶことができました。
・防災教育の専門性を持つ団体と連携することができました。
・様々な非常食や避難グッズを用意することができました。
メディア掲載
・上越タイムス(2025年6月6日発行号)
・上越タイムス(2025年7月7日発行号)
- 主催・共催
NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ
認定NPO法人くびき野NPOサポートセンター
- 協力・後援等
妙高市
公益社団法人中越防災安全推進機構
ハートランド妙高
- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社