SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

コウノトリ隊員になって生きものさがし(夏)

2017年07月08日(土)実施
  • はちゅう類
  • 両生類
  • 昆虫・その他

レポート

最初に田んぼの生物(事前に水槽に採集しておいた)の説明を受けた後、25名ずつ6班に分け、田んぼの縁を通り田んぼの観察をしながらザリガニ釣り会場の用水路に一列になって釣りを開始。

100本以上の釣り竿が並んだのは壮観で、ほとんどの子が10匹以上釣り上げていた。気温が34度となったので、予定を1時間近く早めて解散した。熱中症の事故もなく、お土産の地元の蒸かしたジャガイモや生ジャガイモも好評だった。

今回240名の申込者があったが、受け入れ可能いっぱいの150名を受け入れた。

当日のスケジュール

8:30    受付開始
9:00      主催者挨拶・オリエンテーション  
9:20      コウノトリの説明
9:30       田んぼの生物観察  (班行動)   
             ザリガニ釣り (班行動)
10:30     感想・まとめ 
              全員で記念撮影
           アンケート記入
           お土産(蒸かしジャガイモ)
11:15    解 散

実施内容


観察指導員による田んぼの生物たちの説明。



ドジョウ・カラドジョウ・モッゴ・タモロコ・ミナミメダカ・コイ・ヌマガエル・アマガエル・トウキョウダルマガエルなどが見つかりました。


みんなで一斉にザリガニ釣り。
これだけ釣り竿が並ぶと壮観です。それでもたくさん釣れました。



バケツから溢れるくらいたくさん釣れました。



イベントの最後は、有機無農薬栽培の蒸かしジャガイモの試食と生イモのお土産です。



みて、みて四葉のクローバー見つけました。
ザリガニもたくさん釣れたし、今日はとてもラッキーな一日です♡



蒸かしジャガイモとてもおいしいです(◍>◡<◍) 

このイベントで得られたこと

・53組の親子連れに、小谷南田んぼの自然を体験してもらえ、知識を持ち帰ってもらったこと。

・鴻巣市内の全小学生にチラシを配布したことにより、コウノトリの棲める環境づくりを進めている「鴻巣こうのとりを育む会」の存在を参加者だけでなく広く告知することができた。

・100名規模のイベントの実施ノウハウを地元環境団体に伝えることができた。

・参加申込者との連絡を密に行い、キャンセルの解消に努めた。

・地元の無農薬の蒸かしジャガイモと生ジャガイモを、参加者全員にお土産として持ち帰ってもらうことができた。

参加者の声

  • 子どもが喜こんでました。このような体験は小学生以来です。(男性/30代)
  • ザリガニがあんなに釣れるとは思わなかったのでびっくりした。(女性/40代)
  • 子どもが生き生きしてとても楽しそうだった。(男性/30代)
  • 普段見られない生きものが見れたり、自然に触れられて満足した(女性/20代)
  • 普段通り過ぎるだけの田んぼや用水路に多くの生物が生息していることが分かった(男性/30代)

イベント実施結果

参加者数
135人
アンケート回答数
131枚
参加者満足度
64%
実施してよかった点
(1).91%の参加者から、満足・ほぼ満足の評価を
     頂いた。

(2).身近に、保護すべき素晴らしい環境があると
     いうことを多くの方に知っていただいた。

(3).イベント終了後にお礼の言葉を受け、パワー
      を頂いた。

(4).「鴻巣こうのとりを育む会」と「さいたまN
     POセンター」との信頼関係が醸成された。

  ①お互いの立場を尊重し、できることを担当した。

  ②当日の観察会の運営が協力して行われた。

  ③.14名のボランティアさんが参加した。

(5).地元農家と「鴻巣こうのとりを育む会」との協力
     関係が強化された。
実施して苦労した点
(1).子どもたちの参加を促すため下記の方法を取り
   入れた。

  ①子どもが興味を持ちそうなプログラムにした。

  ② チラシにも工夫を凝らし、表面のみで内容
    が分かるようなチラシを作製した。

  ③ 鴻巣市内の全小学校へチラシ配布を行った。

(2)地元の有機無農薬の「蒸かしジャガイモ」
  「生ジャガイモ」をお土産とした。

(3).アンケートの回収率を上げるために下記の方法
  を取り入れた。

  ①アンケートを提出してからおやつを受け取る
         という動線を作った。
   ※97%の回収率を上げることができた。

  ②一度に、全員にいきわたるようバインダーを
         150組セッティングした。

  ③子ども用アンケートは、記入しやすいよう
         フォーマットを工夫した。

(4).熱中症対策
  ①救急対応を準備した。

  ②プログラムの流れを早めた。

 (5).会場対策
  ①会場キャパは70人程度であるが150人規模に
         なったので、事前に草刈りを行い、150人が
         集まれる広場を用意した。

  ②駐車場がないので道路わきをいかに活用する
         か導線を検討した。

  ③トイレが遠いので災害用のトイレを購入した。
特に寄付が活きたと感じた点
1.デザイン性の高いカラーチラシが制作できた。

2.学習用教材としてのパンフ「鴻巣荒川周辺の
     生き物たち」を制作出来た。

  送料を心配せずにいろいろな団体・関係者に
      送付できた。

3.優秀な自然観察指導員を確保することができ、
      観察会の内容が楽しくかつレベルの高いもの
      になった。

4.地元(小谷南地区)でできた無農薬のジャガ
      イモをお土産として配ることができた。

  お土産を配るのは、参加者に喜んでいただく
      とともに、アンケートの回収率を高め、地元
      農家との結びつきも強める一石3鳥の効果が
     見込める。

5.緊急用トイレなど備品をそろえることが出来た。