SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

ながさきしぜん探検隊!
~田手原町の植物といきものを調べる隊員を募集するよ~春編

2021年05月08日(土)実施
  • 里山

レポート

活動場所から、地域の鎮守の森まで、生き物フィールドワークを実施しました。里山ならではの希少種を観察し、地域の方と触れ合うことができました。発見した生き物をマップに落とす作業を通じて、多様な生き物が生息していることを実感することができました。

当日のスケジュール

10:00 集合・あいさつ
10:20 調査開始(地域を散策します)
12:00 お昼ごはん
13:00 見つけた植物やいきものを図鑑で調べる
14:00 みんなでシェアしよう
14:30 おわりのあいさつ

実施内容

1年間かけて長崎市田手原地区の生き物マップを作ることを目指し、今回は春の調査として植物・生き物の散策を行いました。1時間半かけて、地域を歩いて回りました。
道端の植物、虫、小鳥、地域の中にある池の観察、神社がある山の植物などたくさん歩くことができました。虫をたくさん見つけることができ、カスミサンショウウオの幼生も観察することができました。
参加者は少人数でしたが、歩いていくときに講師から生きものの説明を充実して行うことができました。


カスミサンショウウオの幼生がいました。
まだヒレが残っており、魚に近いような様子でした。


椎の木の葉っぱにカミキリムシがたくさんいました。
カミキリムシの成虫は花粉を食べるそうで、椎の木の花粉を食べるために沢山いたようです。


カンソウタケという赤いキノコを見つけました。
食べることが出来るキノコで、割ると中から赤い汁が出てきます。


いきものを探索中です。何かがいるかも…


探検の最後あたりに、突然目の前に止まってくれたアオイトトンボです。
じっと動かずシャッターチャンスをくれました!

このイベントで得られたこと

・身近な野草についての知識や、実際に食べる経験を得るきっかけを作ることができた。

参加者の声

  • 普段は見過ごしていたものをゆっくり見たり。1つの虫にもいろいろな種類があって知らないことばかりでした。
  • 日常生活の中では体験しない自然の中で身近な生物を探して調べて確認することで、自然や環境に対して関心を持つことは大事なことと思う。
  • いろんな生き物や野草を見ながら歩いて楽しかったです。本で調べるのもいろんなことを知れて面白かったです。蛇やトカゲや虫も散策するとたくさん見れるのだなと思いました。
  • 久しぶりに植物、昆虫にふれることができました。
  • カラスヘビがひなたぼっこしていたのがきゅうに逃げたからびっくりしました。

イベント実施結果

参加者数
大人(中学生以上) 4名 子ども(小学校6年生以下) 3名、計7名
アンケート回答数
大人名4名、子ども3名、計7名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
・秋や冬と比べて、虫などの生き物をはっきりと確認することが出来た。
・参加者から、普段見かけている植物なども、改めて名前を調べてみるきっかけになったという意見が多く見られた。
実施して苦労した点
・参加者の年齢層が低くなりがちなので、散策の距離などは少し長すぎると感じた。夏の調査の際には、少し散策ルートなどの工夫を行う。
特に寄付が活きたと感じた点
・双眼鏡を人数分揃えることが出来、使い方を学んだり、鳥の鳴き声がした時に詳しく観察することが出来た。
主催・共催
NPO法人 環境保全教育研究所
公益社団法人日本環境教育フォーラム
協力・後援等
協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン株式会社