春のノジコシンポジウムin長岡
2023年04月08日(土)実施
レポート
絶滅の危険性が高いノジコ等の野鳥の保全を考える「春のノジコシンポジウム2023in長岡」を、4月8日にまちなかキャンパス長岡で開催しました。
今期のプロジェクトでは、中越地域でのイベント開催と県域での「ノジコ」PRを実施します。
8日のシンポジウムには県内から50名を超える方が参加し、ノジコ等の生態や生息地とされる里山の環境保全について学びを深めました。
当日のスケジュール
14:00~開会・オリエンテーション
14:10~講演
①世界的に希少な渡り鳥「ノジコ」はみんな新潟生まれ!?
出口翔大(福井市自然史博物館)
②ノジコの渡りについて~新潟県における秋季標識調査から~
渡辺 央(新潟県野鳥愛護会)
③みんなで協力して新潟県内のノジコの分布を調べよう!
長野康之(新潟ワイルドライフリサーチ)
16:30~パネルディスカッション&会場参加者とのトーク
17:00 閉会
14:10~講演
①世界的に希少な渡り鳥「ノジコ」はみんな新潟生まれ!?
出口翔大(福井市自然史博物館)
②ノジコの渡りについて~新潟県における秋季標識調査から~
渡辺 央(新潟県野鳥愛護会)
③みんなで協力して新潟県内のノジコの分布を調べよう!
長野康之(新潟ワイルドライフリサーチ)
16:30~パネルディスカッション&会場参加者とのトーク
17:00 閉会
実施内容
講演では、福井市自然史博物館の出口翔大さん、新潟県野鳥愛護会の渡辺央さん、NPO法人新潟ワイルドライフリサーチの長野康之さんらが、それぞれの研究や活動の視点からノジコの特徴や渡り鳥の生態について紹介しました。
出口翔大さんは、ノジコがなわばりを形成する環境や繁殖について、グラフやイメージを使いながら詳しく解説。「ノジコは、さえずりに必要な高い木と巣をつくるためのやぶがセットになった土地、低木のやぶができやすい地すべり跡地を好む。雪崩の跡や大量の雪解け水が形成する湿地帯も重要。そうした条件が多く整う県内の中間山地域は、ノジコにとって生息しやすい環境となっている。県内ではまだまだ知られていないが、ノジコは県名産の鳥といってもいい」と解説しました。
このイベントで得られたこと
・ノジコの生態を知ることができた
・ノジコやホオジロ種の生息環境の特徴を知ることができた
・中越地域の生息数や越冬状況を知ることができた
・生息環境を守るために必要なことを考えることができた
・ノジコやホオジロ種の生息環境の特徴を知ることができた
・中越地域の生息数や越冬状況を知ることができた
・生息環境を守るために必要なことを考えることができた
参加者の声
- 出口先生がユーモアで、とてもおもしろかった。ノジコへの親しみが持てた。
- ノジコのさえずりを実際に聞かせていただき、自分でも散歩や山歩きする際に気を付けて聞いてみようと思いました。
- ホオジロ種の鳥が住むには、新潟の中山間地はとても合う場所だということがわかりました。私たちも守っていかなくてはならないですね。
イベント実施結果
- 参加者数
- 55名
- アンケート回答数
- 46名
- 参加者満足度
- 89%
- 実施してよかった点
- ・中越地域だけでなく、下越や上越など県内各地から参加いただくことができた。
・講師の出口さんのお話が大好評で、内容に対し高い満足度をいただくことができた。 - 実施して苦労した点
- ・今回は、実施団体の新潟ワイルドライフリサーチさんの地元だったため、広報や参加呼びかけはスムーズにできたと思います。(すぐに定員に達しました)
- 特に寄付が活きたと感じた点
- ・講師の出口さんを県外からお呼びすることができました。
・SAVEJAPANプロジェクトの内容、シンポジウムの内容、ノジコについてを、県域メディアのWebサイトで特集記事を一定期間広報することできました。
メディア掲載
・上越タイムス「NPOPRESS」(2023.3.20、2023.4.10)
・新潟日報デジタルプラス
・新潟日報デジタルプラス
- 主催・共催
- NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ
NPO法人くびき野NPOサポートセンター - 協力・後援等
- 長岡市
公益財団法人こしじ水と緑の会
生物多様性保全ネットワーク新潟
新潟県野鳥愛護会
日本野鳥の会新潟県 - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社