SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

「春のノジコバードウォッチング2023in小千谷」

2023年05月13日(土)実施
  • 森林
  • 里山
  • 高原

レポート

絶滅の危険性が高いノジコ等の野鳥を観察する「春のノジコバードウォッチング2023in小千谷」を、5月13日に小千谷市桜町地域で開催しました。

昨年、上越地域でノジコに関するシンポジウムやバードウォッチングを開催。今期のプロジェクトでは、中越地域でのイベント開催と県域での「ノジコ」PRを実施します。13日のバードウォッチングには約15名が参加し、小千谷市の白山運動公園周辺の里山を散策しました。

当日のスケジュール

8:45 受付開始
9:00 開会・オリエンテーション(バードウォッチングのレクチャー)
9:15 出発(駐車場から目的地の観察ポイントまでは徒歩約30分のコース)
11:00 集合場所へ帰着・ふりかえり
12:00 解散

実施内容

はじめにガイドを務める山本山ネイチャーアカデミーの星野雄軌さんが、公園周辺の地形や生息する野鳥について解説。その後、NPO法人新潟ワイルドライフリサーチの長野康之さんが双眼鏡の使い方やバードウォッチングの楽しみ方をレクチャーしました。

白山運動公園駐車場をスタートし、周辺の里山を散策。
実際にノジコを探すポイントは特徴ある「さえずり」を頼りに探します。何度もさえずりが聞こえる方向を確認し、後半の方で2~3羽観察することができました。
その他にも、ホオジロ種の仲間、トンビなども観察できました。

このイベントで得られたこと

・前期からノジコにスポットをあててプロジェクトを実施してきて、初めて生でノジコを確認することができた。
・シンポジウムで解説された、ノジコが好む生息環境を実際に見ることができた。
(低木のやぶがあり、雪解け水が形成する湿地帯など)
・バードウォッチングの最中、やぶや湿地の周辺にゴミが捨てられていたりする状況を見て、環境保全を考えるきっかけになった。

参加者の声

  • 前半は今回見れないかなと思ったが、後半2羽みることができてよかったです。双眼鏡だけでなく、目視でも確認できました。
  • 住宅街を離れて少し里山に入ると、ノジコだけでなく様々な鳥がいるんだなと実感した。普段はそれほど鳴き声を気にしないが、こうやって注目してみると興味深い。
  • 黄緑色の綺麗な鳥でした。
  • 新潟の里山に戻ってきてもらえるよう、私たちも環境を守っていかないといけない。

イベント実施結果

参加者数
13
アンケート回答数
7
参加者満足度
82%
実施してよかった点
・実際にノジコを観察できたこと
・ノジコ以外にも、ホオジロ種やトンビ、里山に生息する生物などガイドいただきながら散策できたこと
・里山の何か所かにゴミ(ビニール、ロープ、プラスチック類など)が捨てられていて、環境保全を考えるきっかけになった
実施して苦労した点
・屋外イベントのため、天候の心配があったが無事開催できてよかったです。
特に寄付が活きたと感じた点
・双眼鏡を用意することができました。
・現地ガイドさんに案内していただくことができました。
・SAVEJAPANプロジェクトの内容、シンポジウムの内容、ノジコについてを、県域メディアのWebサイトで特集記事を一定期間広報することできました。

メディア掲載

・上越タイムス「NPOPRESS」(2023.5.1、2023.5.22)
・新潟日報デジタルプラス
主催・共催
NPO法人新潟ワイルドライフリサーチ
NPO法人くびき野NPOサポートセンター
協力・後援等
公益財団法人こしじ水と緑の会
生物多様性保全ネットワーク新潟
新潟県野鳥愛護会
日本野鳥の会新潟県
協賛
損害保険ジャパン株式会社