生き物いっぱい 棚田復活大作戦(第三回活動)
レポート
令和5年5月28日に生き物いっぱい!棚田復活大作戦!の第三回活動を行いました。今回は、水を張りました田んぼでの田植えと生き物探しです。初めて田植えを経験する子どもたちが大半で、みんな裸足になって、田んぼに入り、縦糸と横糸を交差して等間隔で、苗を手で植えて行きました。保護者さんも田んぼに一緒に入って、子どもたちの田植えをサポートしてくれました。
田植えの後は、他の田んぼでの生き物探しでした。今回は、アカハライモリ、トノサマガエルなど多くの生き物を見つけることが出来て、田んぼで子どもたちの歓声が響きました。
★これまでの活動も、ぜひご覧ください★
第1回 2022年11月27日(日)
第2回 2023年02月05日(日)
当日のスケジュール
09:00 :集合(棚田ビューポイント)
09:10 :棚田内の現場に移動
09:30 :田植えの方法の説明
09:45 :田植えスタート
13:00 :田んぼの生き物探し
14:00 :今日の振り返り問題出題と解答 アンケート記入
15:00 :手足の洗浄、着替え後解散
実施内容
参加した子どもたちが裸足になって田んぼに入りました。保護者さんが縦糸、横糸を駆使して子どもたちが整然と等間隔で苗を植えられるようにしてくれました。
田植えをした田んぼの畔でみんなで集合写真を撮りました。万歳のポーズで。
田植えの後、生き物探しの前に、棚田に生息する生き物、特にアカハライモリ、トノサマガエルなどの特徴を説明しました。
田植えの終わった田んぼで、稲の苗に注意しながら、泥んこになってアカハライモリ、カエルなどを探しました。子どもたちは、アカハライモリをたくさん見つけて大喜びでした。
今日の場面、場面で説明したことを振り返り問題として出題。真剣に回答してくれました。(正解率90%以上)
このイベントで得られたこと
参加者の声
- 子どもにとって初めての田植えでしたが、一生懸命、苗を持って手植えをする姿に感動しました。いい経験になりました。(30代女性)
- 田植えで、縦と横のひもを使って手植えをしていくことを知りました。横のひもを持って縦のひもとの交差する所で、きっちりとバランスが取れているか、責任重大な役目でしたが、楽しい経験になりました。子どもたちの真剣な目つきには驚きました。(30代男性)
- 私自身も田植えの経験が初めてで、子どもと一緒に楽しむことが出来ました、ありがとうございました。裸足で田んぼの中に入ると温かくて足の感触も気持ちよく、子どもと顔を合わせてニッコリでした。(30代女性)
- 田植えの後の生き物探しで、泥んこになりながらアカハライモリやカエルをみんなで探して、追いかけている姿を見て頼もしく感じました。田植えが済んだ田んぼだったので、スタッフさんが「苗を踏まないでね」ってと叫んでくれていましたが、大丈夫だったのかハラハラしました。(40代女性)
- 今日は、家を出る前から、子どもは「アカハライモリをいっぱい見つけたい」と言ってました。生き物探しで最初はなかなか見つからなかったのですが、スタッフの方が、「この辺りにいそうだから探してみて」と言ってくれたら、そこにアカハライモリが団体でいてびっくりと子どもは驚きながら、バケツに10匹のアカハライモリを入れてきて、みんなでアカハライモリのお腹の色を見たりして観察しました。中には、お腹が青色のアカハライモリもいてみんなで驚きの声をあげました。(30代女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 園児 1名 小学生 11名 中学生 1名 大学生 1名 保護者 14名 学生ボランティア 2名 スタッフ 7名 合計 37名
- アンケート回答数
- 小学生 8名 中学生 1名 大学生 1名 合計 10名
- 参加者満足度
- 100%
- 実施してよかった点
今回は、田植えがメインイベントでした。田植えをするのが初めての子どもさんばかりで、当初は裸足になって田んぼに入ってくれるかという不安がありましたが、実際は子どもたちはやる気満々で、すんなりと裸足で田んぼに入ってくれました。保護者のみなさんも裸足になって子どもたちのサポートをしてくれて、みんなで力を合わせて手植えをしたことが、連帯感をより強くした点が実施して良かったと思う点です。
- 実施して苦労した点
- 田植えの場合、苗を等間隔に手植えしていくことに苦労します。地元のスタッフが音頭をとって、保護者の協力を得て、縦糸、横糸を駆使して、一直線に並んだ子どもたちに等間隔に植えていくことが一番の苦労でした。保護者も子どもたちも慣れてくるとコツを覚えて、保護者の掛け声で一斉に手植えをスムーズにすることが出来るようになりました。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 今回の田植えで植えましたお米は、カグラモチという高品位のもち米の稲を購入することが出来ました。収穫後は、おもち、おこわ、お赤飯、おはぎなどに使えます。子ども達、保護者にとって大きな楽しみになりました。ありがとうございました。
メディア掲載
- 主催・共催
- 主催 認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催 紀美野町自然環境ネットワーク
NPO法人わかやま環境ネットワーク
小川地域棚田振興協議会 - 協力・後援等
- 協力 認定NPO法人日本NPOセンター
後援 和歌山県・和歌山県教育委員会・紀美野町・紀美野町教育委員会 - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社