SAVE JAPAN プロジェクト 2023-2024

一人ひとりの小さな力を合わせて、生物多様性の保全と自然の機能から防災力の実を育む。メンテナンスを繰り返しながら自然再生に取り組む。

活動内容

「生物多様性を守ることが、そのまま『防災』『減災』にもつながる」という考え方、「Eco-DRR」。
福井県には、そんな言葉がなかった頃から、それを昔から実践し、今も恩恵を受けている場所があります。
今期のシリーズでは、そのうちの2ヶ所で“1人でもチャレンジできるEco-DRR”親子体験を行い、最後は専門家の先生たちもお招きして、野外体験の発表も含めたシンポジウムを開催する予定です。

◆「重要文化的景観 越前海岸の水仙畑 × ハヤブサ」
越前水仙の栽培で有名な越前海岸一帯は、ハヤブサの棲息地として知られています。
自然の生んだ海べりの断崖がハヤブサたちのねぐらとして適しているほか、地元の人々が長い年月をかけて手を加えてきた「石積み」が広がり、それがハヤブサを頂点とした生態系を支える、豊かな生きもの環境を支えています。
◆「アカタン砂防堰堤群 × イワナ」
国の登録有形文化財でもあるアカタン砂防堰堤群は、明治時代の豪雨災害を受けて南越前町赤谷川に人力で造られた、何層にもわたる石積み堰堤(ダム)です。
イワナをはじめ、この川にも豊かな生態系が息づいています。
どちらのフィールドも、人々が防災や整地のためにこしらえた「石積み」が、希少な生きものたちも育む「Eco-DRR」の生き証人のような場所。
たくさんの生きものや自然を感じ、「石積み」体験での達成感も感じられる貴重な時間をご一緒しましょう!

実施団体プロフィール

一般社団法人 環境⽂化研究所

⾃然環境、⺠俗⽂化、伝統技術などを後世に繋ぎ、持続可能な社会を実現するため、専⾨性と豊かな個性を有する研究員が蓄積している多様な経験や知識を活かし、企業・⾏政および専⾨家等による連携活動に参画し、地域発展を⽀援する活動とともに、地域の暮らしや体験を通じて、⾃然の恵みを巧みに活⽤する技術と知恵を⾝に着けた⼈材を育成し、持続可能な社会の実現を⽬指す価値観の醸成を図ること、および、地域の⾃然資源や⼈⽂資源などの地域資源を活かした産業を育成し、雇⽤を創出することで環境保全および地域振興に寄与することを⽬的としています。

一般社団法人 環境⽂化研究所

〒915-0082
福井県越前市国⾼2丁⽬324番地7
0778-25-6051
ecri@geology.co.jp

認定特定非営利活動法人 さばえNPOサポート

1985年に鯖江で開催された「世界体操選⼿権」から、鯖江の市⺠活動は活発になりました。
その活動拠点となった「市⺠活動交流センター」で“お⼿伝い役”として⽣まれたのが、さばえNPO サポートです。⾊々な視点・⽴場の⼈や団体を“つなげる”こと、市⺠主体の『まちづくり』を⾏うことで、より良い地域を創り出そうと、影になり⽇向になって様々な活動を展開しています。

認定特定非営利活動法人 さばえNPOサポート

〒916-0024
福井県鯖江市⻑泉寺町1丁⽬9-20
0778-54-7055
savejp@sabae-npo.org