[青森]青森県ふるさとづくりプラットフォーム機構 サンショウウオが棲む森の大切な命たちを見つけよう!守ろう!

子どもたちへの森の生物お話し会 パート2 ?森と川の観察指導会?

■プログラム実施日


2012年9月22日(土) 10:00-13:30    

 

 

■プログラム概要

 

小学生中心のプログラムになりました。森林インストラクターによる森の植物の解説会に始まり、特に、王余魚沢倶楽部の森のロケーション、生物の 種類の豊富さ、水環境の優れている点などを、わかりやすく伝えました。その 後、森に入り、特に実のなる植物についてガイドしました。参加の子どもたち は、次々と質問を浴びせ、賑やかな森散策となりました。最後に、解説者が用 意した木の葉でのお面づくり、葦の皮をはいで簾づくりのワークショップ を進行させました。午後は、午後から参加した数人の参加者と、森にフクロウ の巣箱を取り付ける作業をしました。プログラム終了後も、参加小学生たちは 川に入って遊び、小魚をつかまえて楽しんでいました。 



■写真

 
【9/22 参加者記念写真】   
【森と生物についてのお話し】
     
 
【森林インストラクター】   【森歩き】
     
 
【森歩き】
  【すだれづくりワークショップ】
     
 
【お面づくりワークショップ】
   【フクロウの巣箱取り付け】

 

■実施結果

 

参加者数 15名(途中参加者や途中退場者を含む)

アンケート回答数 10
満足度指数 96% 

 

 

■参加者感想

 

・自然環境そのままに観察路の整備を(70 代男)

・この取り組みを市内の全部の小学校に広げてほしい(60 代男)

・森の春夏秋の植物の変化を見たいと言うファンが増えてほしい、子ども たちの楽しむ体験と探究心への高まりを期待する(70 代男)

・王余魚沢の森は行くたびに新しい施設や環境が整えられて進化している と思う(40 代女)  

・創作活動を提案したい(みんなで森の看板をつくる 森の絵を描いて森 の図書館にファイルする、森をテーマの詩や童話を書いてみる)(40 代 女) 

 

 

主催団体の苦労   

 

子どもの参加者が多くなると、子ども同士の私語が多くなり、ゲストの話しを聞かなくなる傾向があります。ゲストスピーカーには、子どもたちが興 味を持ちそうな話題を短めにとお願いしました。また、子ども同士でふざけ合 って周回路から外れてしまわないように、森におけるたくさんの危険を話 し、危険回避の方法も教えました。

 

 

■良かった点

 

サンショウウオがまだ水中に棲息していたので、子どもたちの手のひらに乗せて、その感触と大きさを確認してもらいました。また、川遊びの際、思 いがけなくヤツメウナギの幼生を採取することができ、子どもたちから歓 声が上がっていました。

 

 

 

■寄付の活かされ方

 

当初、サンショウウオを中心に現存する森の生物を知ろうということでスタートしたプログラムですが、参加者たちからのアドバイスや要望を 受入れ、新たな方向性をつかみ取ることができました。注目は、行き場がなく なりかけているフクロウで、これを、森に誘導する(還ってもらう)ため の方策として、専門家からアドバイスをもらいながら巣箱を制作し、森に 掛けることができました。この未来に向けての経費として、寄付金を使わせて いただきました。次年度は、サンショウウオの保全とともに、フクロウを森に 還すキャンペーンを企画したいと考えています。

 

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