[北海道]霧多布湿原ナショナルトラスト タンチョウを身近に感じ、霧多布湿原の保全につなげよう
タンチョウの食べもの観察会
■プログラム名:「タンチョウの食べもの観察会」
■プログラム実施日: 2012年6月24日(日)9:30~14:00
参加者の皆さんと |
■当日の大まかなスケジュール
日時 | プログラム・報告 | 写真 |
6月24日(日) 9:30 |
スタッフや講師の自己紹介を行い、スタッフからSAVEJAPANプロジェクトについて子どもたちにも分かるように説明をしました。その後、参加者同士の緊張をほぐし、タンチョウの食べ物の導入となるゲームを行いました。 | |
10:00 | 胴長を履き、タモ網・バケツ・箱メガネを持って、湿原へ出発です。 | |
10:30 | 川へ到着したら、まずは箱メガネでカワシンジュガイを観察しました。 | |
カワシンジュガイ発見!講師の酒井さんに特徴や年齢の数え方を教えて頂きました。100歳生きる貝もいるそうです。 | ||
カワシンジュガイを観察した後、タモ網で魚や水生昆虫を採集しました。アメマスなど20㎝ほどの魚をつかまえた子もいました。 | ||
12:30 | 湿原センターの前庭でお弁当を食べました。 | |
13:20~ 14:00
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採集した魚や水生昆虫を分類しました。オタマジャクシ・スジエビ・カワシンジュガイ・トビケラ・イバラトミヨ・アメマスなど、採集できたものはタンチョウが食べることが分かりました。 | |
■プログラムを実施して
参加人数 20名
アンケート回答数 16名(大人・子ども合わせて)
満足度の平均値 99%(大人)
■参加者の感想
・素晴らしい活動ですね。スタッフの皆さんの子どもたちへの接し方。自然の中は危険も伴いますが、皆さんの心配りで最後まで楽しく参加できました。ありがとうございます。(女性)
・実際の自然に触れ、新たな発見がたくさんありました。また、酒井先生の説明がとても興味深いものでした。(50代女性)
・タンチョウが食べるもの、カワシンジュガイについて詳しく分かり、実際に川に入って採ったので分かりやすく楽しかったです。道具もきちんと用意されていて、濡れずにすみました。(40代女性)
・タンチョウのたべものをしれたことが楽しかったです。(7才)
・魚をつかんだことが楽しかったです。(12才)
・タンチョウを見つけられなかったけど、食べものをみつけられてよかったです。(8才)
■プログラムを実施して苦労した点
・天気の悪い日が続き、川も増水したため、前日の下見で当日のプログラム変更を行い、全員胴長を履くことに変更しました。また、当日天候が悪いことも考慮して、悪天候の場合のプログラムも講師の方と一緒に考えました。
・21名の予約がありましたが、気温の低い日が数日続き、風邪で欠席者が続いて、16名の参加に減ってしまいました。
■プログラムを実施してよかった点
・活動は子ども中心になりがちでしたが、アンケート結果を見ると、大人の満足度も高く、幅広い年代にタンチョウやその食べ物について知って頂くことができました。
・タンチョウの食べ物の中で特にカワシンジュガイの特徴について知ることができ、参加者も興味を持っていたようでした。
・北海道新聞に掲載され、釧路からの広範囲の参加があり、霧多布湿原について知っていただく良い機会となりました。
■特に寄付が活きたなーと感じた点
・水生昆虫を専門にされている講師の方を呼ぶことができ、タンチョウの食べ物について詳しく知るプログラムを作ることができました。
・タモ網や箱メガネなど、川で水生昆虫を観察する道具を購入できました。
・参加費を無料にでき、家族で参加する姿が見られました。