[宮城]シナイモツゴ郷の会 みんなで守る水辺の自然

自然と触れ合う 水辺の貴重な生き物観察会

 

■プログラム実施日:2012年6月17日(日)

 

■当日の大まかなスケジュール 

 

  開催前日までは、天気予報で17日は「雨」でしたが、仙台駅出発時は、曇りに変わり、晴天プログラムで臨むことができました。

その後も、お天気に恵まれ、プログラムを進めることができました。

 深谷川での生き物調査では、参加者が網を手に、カエルやエビ、魚を取り、見入っていました。

生き物調査では、参加者同士で声を掛け合い、交流する場面も。

 昼食時には、深谷川で取った生き物を見ながら、シナイモツゴ郷の会から説明を受けました。

午後からは、繁殖池でシナイモツゴの産卵ポッドを観察。どういう形で繁殖するのか、ポッドについた卵を参加者の子どもたちは

真剣なまなざしで見て、話を聞いていました。

 

9:00~  仙台駅出発、貸切バスで移動

10:15   大崎市鹿島台駅到着。大崎圏参加者、合流

10:45~ 大崎市鹿島台の深谷川にて開会式、生き物調査

12:30~ 昼食

14:00~ 繁殖池でシナイモツゴ産卵ポッドを観察

15:30~ 大崎市出発、17時仙台駅へ到着

 

 

 深谷川での生き物調査

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

  昼食時の生き物観察 

 

繁殖池で産卵ポッドを観察

 

  

 ■プログラムを実施して
・参加人数:39名 アンケート回答者:38名(大人17、子ども21)
・参加された方の満足度(割合):満足度 90%(大人回答)

 

■参加者の感想

・   川に入り、魚をつかまえることができて、楽しかったです。

・   都会では見られない自然の豊かさを感じました。(70代女性)

・   子どもたちが一生懸命に魚やいろいろな生き物を取ろうと夢中になっており、笑顔が輝いていた。(30代女性)

・   子どもたちが生まれて初めて川遊びを体験できたことが、よかった。今回体験しなければ、多分体験するチャンスはなかったです。(40代女性)

・   夫も子供と一緒に夢中になっていて、家族の普段見られない姿が見られて、とても良い体験をさせていただきました。(20代女性)

・   自然の風景がのどかで、きれいでした。子供にかえった気分で水生生物を取っていました。(40代男性)

・   子どもたちが生き生きしているのが、印象的でした。狭い川の中にも、たくさんの種類の生き物がいて、私も楽しかったです。

・ 「シナイモツゴ」という名前も今回初めて知りました。とても勉強になりました。高橋先生のお話も、とても勉強になりました。お米も1粒1粒が、

  しっかりしていておいしかったです。 (30代女性)

・   おたまじゃくしがおおきくて、びっくり。(7歳)

・   あみで魚をとるのが、いちばんおもしろかったです。(7歳)

     

■プログラムを実施して苦労した点 

・   実施団体、支援団体とで事前打合せを行っていたが、当日開催してみると、屋外イベントだけに状況に合わせて、柔軟な対応が必要な場面が多くありました。次回は、お互いの役割分担を明確にし、打合せを綿密に行うとともに、臨機応変に対応できる体制で臨みたいです。

・   広報は主に、支援団体がチラシを作成し、声掛けを行った。実施団体には、地元でのチラシ配布を依頼したが、地元での広報が多少遅れたこと、 また小学校への一斉配布のみだったこともあり、次回は地元広報も工夫したいです。

 

■プログラムを実施してよかった点 

・   「NPO法人シナイモツゴ郷の会」が取り組んでいる活動が、タウン誌(2誌)やケーブルテレビでも紹介され、地元大崎市の参加者や市外の参加者に知ってもらえました。

・   深谷川での生き物観察会では、参加者同士で、捕まえた魚をみながら交流を持つことができました。

・   都市部の子どもたちだけでなく、大崎市の子どもたちからも川で遊んだことがないという話が聞かれ、このプログラムを開催することで、自然や生き物に興味を持つきっかけづくりになりました。

・   株式会社損害保険ジャパン仙台支店、大崎支社の担当の方を通じて、広報等のご協力をお願いでき、広がりのある活動になりました。

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点 

・   地元宮城県の方だけでなく、SAVE JAPANのサイトやマスコミを通じて、実施団体NPO法人シナイモツゴ郷の会の活動を紹介することができました。

・   参加者は、アンケートからこれまで環境のイベントに参加したことがない方が大半ということがわかり、「これからも貴重な生き物を、みんなで力を合わせて残してほしいと思った」、「このような生き物の保護をしている活動を全くしりませんでした。もっと多くの人に知って参加してもらいたい」、 「大切な魚が、いつもでもすみ続けられるよう、取り組んでください」といった感想がありました。これまでなかなかNPOの環境プログラムに参加されなかった方にも、地域に根付く希少生物に触れ知る機会を提供することができました。

・アンケートに回答した参加者のほとんどが、今後も参加したいと記載があり、自然環境や生き物に興味を持ってもらうきっかけづくりに繋げることができました。

 

 

 

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