[宮城]シナイモツゴ郷の会 みんなで守る水辺の自然

共同シンポジウム「水辺の自然再生 よみがえる魚たちⅡ」

■プログラム実施日

 

2012年11月3日(土)

 

 

当日の大まかなスケジュール 

 

 6月から実施した宮城県でのSAVE JAPANプログラムの総まとめとなる、今回のシンポジウム「水辺の自然再生 よみがえる魚たちⅡ」。当日は、約80名の方に参加いただきました。

シンポジウムでは、6月「自然と触れ合う 水辺の貴重な生き物観察会」、9月「ゼニタナゴと出会い、自然の恵みを味わう!」の開催内容、そしてシナイモツゴ郷の会の取り組みを発表しました。(それぞれの取り組みは、こちらから)

協働団体である杜の伝言板ゆるるからは、SAVE JAPANの取り組みと参加者からの声を、シナイモツゴ里親小学生からは、小学校高学年から取り組んでいるという、シナイモツゴ里親制度を通しての感想を書いた作文を披露して頂きました。その後発表者から、今後の取り組みへの想いを一言ずついただきました。

 

 

10:00~12:00

(1)地域の宝シナイモツゴとゼニタナゴを守るために

   「地域ぐるみの取り組みの必要性と体制づくり」 

   NPO法人シナイモツゴ郷の会 理事長 二宮景喜さん

  

   「地域住民の取り組み」

   かしまだいシナイモツゴ郷の米つくり手の会 会長吉田千代志さん

 

   「里親の取り組み」

   大崎市立鹿島台小学校 教頭 鈴木俊光 さん

 

(2)地域から全体へ 

   「一般市民との交流をめざす活動」

   NPO法人杜の伝言板ゆるる 事務局長 甲山知苗 

 

(3)リレートーク

    里親小学生 (大崎市立鹿島台小学生3名・石巻市立小野小学生2名)

    市民(SAVE JAPANプロジェクト参加者)

    農業者(新萠ふゆみずたんぼ生産組合)

 

(4)今後への取り組み方(発表者から)

 

 

 

プログラムを実施して
・参加人数:計80名

(一般参加者39名、シナイモツゴ郷の会17名、学生ボランティア4名、小学生5名、小学生の家族10名、引率教師2名、作り手の会2名、ゆるる2名)

 

アンケート回答者:21名
・参加された方の満足度(割合):満足度 93.8%

 

【シナイモツゴ郷の会からの取り組み発表】  

 

     

 

【杜の伝言板ゆるるからも、今回の取り組みを発表しました】

 

【最後は、みなさんから今後の抱負を一言づついただきました】

 

 

 

参加者の感想

 

・   「私たちは未来から来る者のために土を耕す」という詩がありますが、この取組を進めている人は、まさに「耕す人」だと思います。(50代男性)

 

・   色々な方の発表があり、それぞれ未知の内容だったので、よかったです。(40代男性)

 

・   シナイモツゴと子ども達の活動、地域の方々のサポート等が興味深く感じられました。素晴らしい鹿島台であることを誇りに思いました。

     NPO法人シナイモツゴ郷の会の努力に頭が下がります。感謝申し上げます。(60代女性)

 

・   知識としては、まだまだでしょうが、とても具体的に学ぶことができました。小学校では、ずっと活動しているので、知ることができ、よかったです。  (30代女性)

 

・   様々な角度から環境保全の取り組みや考えを知ることができた。(10代女性)

 

・   環境問題や自然保全に関わり、取り組んでいる人々がこんなにたくさんいることに驚きました。そして、大変ありがたいことだと思いました。(50代男性)

 

・   シナイモツゴの生育環境と農業には、密接な関係があり、農業用水にため池の水を使用して米を作るという環境にやさしい取り組みが印象に残りました。(10代男性)

 

・   農家等を巻き込んで、一体で進めているところがすばらしい。(50代男性)

 

・   小学生の里親、がんばっているみなさんに拍手(50代女性)

 

・   郷の会の取り組みが、地域に定着していて感心した。小学校には、継続して活動してほしい。(20代男性)

 

・   環境問題は、地球の課題であり全人類に未来に関わる重要課題であります。しかし、一人ひとりができることは、大変小さな取組ですが、その取組をつなげ、広げていくことが大切なことですので、できるかぎり協力していきたい。(50代男性)

 

 

【鹿島台小学校、小野小学校の里親小学生から、シナイモツゴ里親制度の取り組みを発表】

        

 

 

 

■プログラムを実施して苦労した点 

 

・   広報は、NPO法人シナイモツゴ郷の会の持つネットワークを通じて、チラシ配布、声掛け、NPO法人杜の伝言板ゆるるは、メーリングリストでの呼びかけ、チラシ配布を行いました。当日の参加人数から、団体が持つ強みを生かして、広報することができたと感じました。

 

・   今回の運営主体は、大崎市を拠点とするNPO法人シナイモツゴ郷の会が担いました。苦慮した点は開催会場が、仙台だったこと、設営から開場までの時間が少なかったことです。しかし、短い準備時間でも、スタッフだけでなくシナイモツゴ郷の会会員、ボランティアが一体となり準備し、無事に開会することができました。

 

 

 

プログラムを実施してよかった点 

 

・ プログラムの総まとめとなるシンポジウムを開催し、6、9月に参加されなかった方にも、今回のSAVE JAPANプロジェクト、損保ジャパン、活動団体の取り組みを知っていただく機会を提供することができました。

 

・   3回のプログラムを通して、団体同士のつながりが以前よりも増し、回を重ねるごとにスムーズなやりとりができました。

 

・   上記の感想にもあるように、今回の趣旨を参加者に伝えることができました。

 

 

 

特に、寄付が活きたなーと感じた点 

 

・   前回までの2回のプログラムでは、小学生と保護者と対象を限っていたが、今回は幅広い世代の方に参加いただきました。最終的に、このようなシンポジウムを開催することで、全てのプログラムを振り返ることができました。

 

【会場では、シナイモツゴの展示もありました】      

 

【会場には6月と9月の開催風景や感想を展示しました】

 

 

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