SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

イヌワシがやってくる!空の王者の今を知ろう!

2017年01月28日(土)実施
  • 市街地・公園

レポート

山形大学小白川キャンパスにて、イヌワシの森倶楽部高橋さんと、日本で唯一の現役の鷹匠、松原さんからイヌワシの生態についてお話いただきました。

講演後、グラウンドへ移動し実際にイヌワシの狩りの様子を観察しました。イヌワシが飛び立つ瞬間まで、参加者の皆さんも緊張した様子でしたが、生き餌に飛びかかる瞬間には歓声が上がり、その迫力に圧倒されていました。

狩りの実演の後は参加者の皆さんが講師の方々に、イヌワシはどのくらい餌(動物)を食べるのか、なぜイヌワシと呼ぶのか、どこで野生のイヌワシを見ることができるのか、などの質問をしていました。

当日のスケジュール

9:30  開会式
9:45  イヌワシの森倶楽部 高橋さんの講演
10:45 鷹匠 松原さんの講演
11:00 グラウンドへ移動
11:15 イヌワシの狩りの実演
11:45 まとめのお話(高橋さん、松原さんから)
11:55 アンケート記入
12:00 終了

実施内容


イヌワシの森倶楽部、高橋さんです。実物大の動物の人形などでイヌワシの餌となる動物の説明をしているところです。

子どもたちも模型を手に取り、高橋さんに質問をしていました。

鷹匠の松原さんとイヌワシのコンロンが登場。会場は「すごーい」、「かっこいい」という声に包まれ、写真を撮る方もいました。

松原さんから山で鷹匠の修行をしていたときのお話を聞き、長い時間をかけてイヌワシとの信頼関係を築き上げてきたことがわかりました。

コンロンが飛び立った瞬間です。この後、見事シャモを捕まえました。

安全に気をつけながら近くへ行き、皆さん質問をしていました。

このイベントで得られたこと

普段あまり見ることがないイヌワシについて、写真や狩りの映像を用いて、イヌワシが絶滅危惧種と呼ばれる理由などを知ることができました。さらに、実際のイヌワシの狩りを間近で見て、生き物の命の大切さを改めて感じることができました。
また、イヌワシを取り巻く食物連鎖の仕組みや、生息地となる森林を保全するためにはどうすればいいかということについても考える機会となりました。

参加者の声

  • 普段見ることができないことを見ることができたり、活動をしている方々の話はとても興味深かった。(男性/30代)
  • 命の大切さや、環境について、子どもに伝えられた。(女性/40代)
  • イヌワシを実際にみれて、とても迫力がありました。とても貴重な体験でした。(女性/40代)
  • イヌワシや鷹匠さんなど、本物の持つ力に圧倒されました。大きな鳥が生きていける環境を守っていきたいと思います。(女性/50代)
  • イヌワシがニワトリを食べたことがドキドキした(小学5年生)

イベント実施結果

参加者数
52人
アンケート回答数
47人
参加者満足度
75%
実施してよかった点

実際にイヌワシを間近で見る体験ができ、大人も子どもも満足度が高かった。(特に狩りの実演)
イヌワシのことを専門家と現役の鷹匠の方からお話いただき、絶滅危惧種となっているイヌワシを身近に感じてもらうことができた。
当日、新聞社から取材があり、SAVEJAPANプロジェクトの取組みを多くの方に知っていただくことができた。

実施して苦労した点

準備の時間の確保(イス、パネル設置、防寒対策、配布資料など)と、設備の点検を十分にしておく必要があった。
駐車場から会場(体育館)への誘導、体育館からグラウンドへの誘導が難しかった。(スタッフ、参加者に事前に連絡した)

特に寄付が活きたと感じた点

会場(山形大学の体育館、グラウンド)を借りることができた。
参加者へのプレゼントを人数分準備することができた。
専門家や学生ボランティアの方々をお呼びすることが出来た。