SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

ミシシッピアカミミガメの捕獲調査+イベントを通して外来種や生物多様性を考えます。

活動内容

浜松市の都市部に隣接する佐鳴湖周辺は、自然豊かな水辺と里山環境があり、多くの市民に親しまれる憩いの場となっていますが、ここには緊急対策外来種のミシシッピアカミミガメやクリハラリスがたくさん生息しています。また、ハナガメやヌートリアといった特定外来種も新たな侵入者としてやってきています。

水辺で頻繁に見かけるミシシッピアカミミガメは、30~40年と長生きするために飼いきれなくなったり、逃げたりしたカメが野生化して、全国で約800万匹に増えてしまいました。それにひきかえ、在来種のニホンイシガメは静岡県内では減少しており、河川改修の影響だけでなく、外来種と生息域の競合や雑種形成も脅威となっています。

昆虫食倶楽部では、2017年から佐鳴湖でカメの捕獲調査と利活用の検討を行っており、ミミシッピアカミミガメは2017年度に274匹、2018年度は410匹捕まえました。2018年度は獲れる数がだんだんと減ってきましたが、ここで手を緩めるとまた増えてしまう恐れがあります。そこで、2019年もミシシッピアカミミガメの捕獲+イベントを通して、身近な自然に目を向け、人との関わりを知る・感じる機会をつくり、外来種の問題や生物多様性の保全について考える機会をつくります。

一言アピール

浜松市内のあちこちで、身近な自然の中にいる生き物を「とって食べる」イベントを開催しています。ここ3年は外来種の問題にも取り組んでいます。 人間の都合で増えてしまった生き物を、ただ駆除するのでは忍びないので、できるだけ利活用するべく外来種を食べる、楽器にする、解剖講座に使うほか、啓発活動にも取り組んでいます。一緒に活動する人、お待ちしています!

活動時期

2019年5月19日(日)アカミミガメ捕獲調査+外来生物勉強会
2019年6月9日(日) アカミミガメ捕獲調査+カメの解剖
2019年7月14日(日)アカミミガメ捕獲調査+外来種をとって食べる

対象となる希少生物種

ニホンイシガメ

実施団体プロフィール

昆虫食倶楽部

身近な自然の中にいる生き物を参加者が自分の手で捕まえ、みんなで料理し、美味しくいただく『自然を味わう』イベントを浜松市内各所で開催しています。セミ、バッタ、ハゼ、野草、外来種など、大人も子どもも楽しみながら採って、料理して、美味しく食べています。

「外来種をとって食べる」から派生して、2017年からアカミミガメをはじめとした外来種の調査、捕獲・駆除、啓発、利活用にも取り組んでいます。カメ楽器の制作や解剖の出前講座も行っています。

昆虫食倶楽部

〒430-0906
浜松市中区住吉5-10-15
Tel. 090-9900-0928
tottetaberu@gmail.com
担当:夏目恵介

認定特定非営利活動法人 浜松NPOネットワークセンター

多様な人々が社会参加する「ソーシャル・インクルージョン」で、共に支えあい、誰もが積極的に生きられる社会を目指します。地域や分野を越えた市民の活動を支える中間支援活動と、多様な人々の社会参加を支えるために、障害のある人、ICTによる社会参加、多文化共生、子ども、地域と環境の活動に取り組んでいます。

認定特定非営利活動法人 浜松NPOネットワークセンター

〒432-8021
静岡県浜松市中区佐鳴台3-52-23
Tel. 053-445-3717
E-mail: info@n-pocket.jp
担当:小林芽里