アカミミガメ捕獲調査+外来種をとって食べる
レポート
料理が得意な人もそうでない人も子どもたちも、和気藹々とウロコを獲ったり、皮を剥いたり、茹でたり、全員が調理に参加。豪華な食卓となりました。
当日のスケジュール
9:00~9:20 集合、イベント説明、班分け
9:20~11:00 ①カメのわな回収
②ブルーギル釣り班/ウシガエル釣り班
11:00~11:30 調理会場へ移動
<調理編>
11:30~13:30 みんなで調理
13:30~14:30 いただきます+解説
14:30~15:30 片づけ、ふりかえり
実施内容
梅雨時でお天気が心配されましたが、なんとか曇天で捕獲編スタート。
まずは前日に仕掛けたカメ用のカニかごをひきあげ、アカミミガメ3匹 クサガメ8匹(うち雑種?1匹)、イシガメ1匹の計12匹をつかまえました。
それから、ブラックバス・ブルーギルを釣る班と、ウシガエルを釣る班にわかれました。
ブラックバスが釣れたー!
ブルーギル釣れた~!
こっちでもブルーギルが釣れた!
ウシガエルー!
どやさ!
北米から食用として持ってこられた巨大なカエル
がぱ~!と開くでっかい口で、動くものは何でも飲み込んでしまう。
後で胃袋の中を見たら、ザリガニが丸ごと入っていました。
今日の釣果。ブルーギルが20~30匹。ブラックバスも数匹。ウシガエルは1匹でした。
さて、場所を移しての調理編。
今日の食材とメニューは、
・アカミミガメ → カレー
・ウシガエル → ローズマリーのバターソテー
・ブラックバス → ムニエル
・ブルーギル → 南蛮漬
・コイ(前回ワナに入ったもの)→ 中華あんかけ
・ウチダザリガニ(購入したもの)→ ボイル、アヒージョ
つけあわせも、クレソン(外来種、東神田川)、モロヘイヤ(富塚産)、トマト(初生産)、トウモロコシ(浜北産)、ローズマリー(初生産)、レモングラス(富塚産)は浜松で採れたもので、自給率が高い!
それぞれ好きな食材のところで、洗ったり、ウロコを取ったり、皮を剥いたり、刻んだり、茹でたり、焼いたり。
特に指示を出さなくても、参加者が自主的に動いて、作業が進んでいきます。

カエルチーム。奥はカメチーム。

ウチダザリガニ~v(^^)v
美味しい料理ができました!

ブルーギルの南蛮漬

ブラックバスのムニエル
外来種の説明も少ししましたが、どれも人間の都合によって持ち込まれた生き物たち。
「食べる」ことで、外来種の存在や人間が原因の問題を“体感”していただけたでしょうか。
単に駆除するのでなく、食べて活用したり、考えたりするきっかけになればと思っています。
どれも完食でした…と言いたいところですが、ブルーギルだけは下見で釣ったものもあって大量すぎて(←それだけ大量にいるということ!!)、余ったものは参加者の方のお持ち帰りに。南蛮漬けは普通に美味しい!ので、ぜひ家庭でもトライしてみてください。
※特定外来種は、生きたまま持って帰ったり飼育したりすることは禁止されています。ご注意ください。
このイベントで得られたこと
・自然環境への関心より、「捕る」「食べる」ことへの興味関心から参加する人も多く、通常の自然観察会や調査とは違う人たちと出会う場になった。
・外来種の安全で美味しい調理法を開発、習得した。
・昆虫食倶楽部の会員が増えた。
参加者の声
- おいしかった!おながかがいっぱいです!!みんなで協力してつかまえたり、料理するのが楽しかった。小中学校を思い出して懐かしかった。(20代女性)
- 佐鳴湖をおびやかす外来生物を食べる事ができた。ウシガエルの解剖で、肉と皮の間の膜を引き離すのが難しかった。ブルーギルを自力で釣り上げた時の感動。(女性20代)
- ただの講義だけではなく、体験が伴っていたため、日常では体験できないことを子どもと共に楽しむことができた。(女性30代)
- 珍しい食材にめぐりあえた。希少生物、外来種の知識が増えた。(40代女性)
- 料理がおいしく、生き物の命に感謝して調理、試食ができた。(20代男性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 30名(大人23名、子ども7名)
- アンケート回答数
- 21名(大人15名、子ども6名)
- 参加者満足度
- 66.7%
- 実施してよかった点
- ・新しい参加者、若い人やファミリー層の参加者を開拓することができた。
・楽しみながら特定外来種の駆除と活用の一石二鳥が実現できた。 - 実施して苦労した点
- ・梅雨時で雨が多く、前日まで不安だったこと。
・ウシガエルを釣れる場所が足場と見通しが悪く、子どもには不向きだったこと。
・自然相手で、下見や試行は何度もしたが、当日どれだけ釣れるか全く読めなかったこと。
・調理室が小さく、希望者に対して定員が少なくせざるをえなかったこと。 - 特に寄付が活きたと感じた点
- ・わなや網など捕獲道具を購入することができた。
- 主催・共催
- 主催:昆虫食倶楽部
共催:認定NPO法人 浜松NPOネットワークセンター - 協力・後援等
- 協力:認定NPO法人 日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社