SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

ベッコウトンボ(絶滅危惧IA類)観察会

2022年05月01日(日)実施
  • 昆虫・その他

レポート

ゴールデンウィークのなか、天候もよく、事故もなく観察会を終えました。

ただ実行団体の担当者からは、例年よりベッコウトンボの数が減少しているとの報告が事前にあり、参加者が観察できるか心配でしたが、ちょうど葦や草むらの中に飛んでは止まるベッコウトンボが数頭見られ、一安心でした。

しかしながら喜んではいられなく、周辺環境が変わる(池の背後の森林が伐採されるなど)と生存に影響を及ぼされると考えられるので、なんとか地域一帯で保全に向かいたいと思いました。

この池一帯で約60種類のトンボが観察される貴重なスポットです。(国内に約300種類のトンボが生存)

この日は11種類のトンボを観測でき、参加者と環境保全、生物多様性を考える貴重な時間となりました。

当日のスケジュール

09:00 野依集会場に集合。順次観察会場所まで移動

09:15 観察会開会、主催者挨拶、ガイド講師紹介、注意事項説明

09:25 観察会開始
     野依新池~上野池

10:40 観察会終了、開会の場所へ移動。

10:50 観察会のまとめ、質問タイム、アンケート記入、記念写真

11:00 閉会、解散

実施内容



ガイド講師によるベッコウトンボ観察の注意~捕獲すると数百万の罰金が科せられます




ベッコウトンボを探す参加者






ベッコウトンボ以外にもたくさんの種類のトンボを観ることができました。



みなさん、ありがとうございました。

このイベントで得られたこと

・希少種の中でもとびきり希少なベッコウトンボの存在を知っていただけたこと。

・中津の水環境を公的枠組み(ラムサール条約など)による保全に向かうべき理解がかなり得られたこと。

参加者の声

  • トンボだけでなく、ヒバカリやヌマガエル、タイコウチなどの多種多様な生き物が観察できて良かったです。ベッコウトンボを自分の目で発見できて嬉しかったです。(10代、学生)
  • たくさんの種類のトンボが見れて感動!!初めて見たトンボもいました。こんな近くに、こんな場所が!!大切にしたいです。(40代、パート)
  • ショウジョウトンボの色、きれいだった。ベッコウトンボの減少具合、増やす活動に参加したい。(50代、会社員)
  • ベッコウトンボも見られたし、他の生き物も見れて良かったです。(小学6年生)
  • 植野池でトンボをみつけていたとき、オニヤンマをゆっくり見たかった。写真をとってみたかった。(小学6年生)

イベント実施結果

参加者数
一般参加者 19名
(中学生以上大人12名、小学生以下7名)
講師     1名
実施団体スタッフ 9名
アンケート回答数
中学生以上大人 12
小学生以下   6
参加者満足度
92%
実施してよかった点
・子どもたちにいろんなトンボをみせることができたこと
・保護者や学生らにも環境保全の必要性を理解していただけたこと
実施して苦労した点
・簡易トイレの設置
・ガイドの説明時のソーシャルディスタンス確保
特に寄付が活きたと感じた点
・(県外からの)講師謝金や旅費
・簡易トイレの設置
・資料配布
主催・共催
【主催】
特定非営利活動法人水辺に遊ぶ会
【共催】
野依自治区ベッコウトンボを守る会
特定非営利活動法人おおいたNPOデザインセンター
協力・後援等



協賛
損害保険ジャパン株式会社