SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

カブトガニらが棲む 中津干潟いきもの観察会

2022年05月14日(土)実施
  • 昆虫・その他

レポート

好天にも恵まれ、コロナ過で行動制限が緩和になったこの時期に
屋外フィールドプログラムに200名もの家族連れが参加してくれました。

日本で有明海に次いで面積の広いこの中津干潟一帯、
ここに棲むカブトガニほか貴重な生き物にふれることで
干潟の重要性を知っていただき、保全していく必要性を理解していただけたと思います。

比較的若い保護者が、小学校低学年をつれてきてくれました。
こういった若い家族に環境保全に触れていただき、関心をずっと寄せていただけるよう
情報発信をしていくことを再認識しました。

当日のスケジュール

13:00 受付開始

13:30 宝さがしゲーム説明
      干潟の背後の松林の中に隠した宝(松ぼっくりに色を塗ったもの)を探し景品と交換

14:00 観察会説明
      観察会のマナー、危険な行為、危ない生きものなど説明

14:15 干潟へ移動、観察開始

15:20 観察終了、集合場所へ戻る

15:40 生き物説明会

15:55 記念撮影、アンケート入力、解散

実施内容



干潟観察会の説明の様子




それぞれ干潟で、カニや貝、カブトガニなどを探します




マメコブシガニなどいろんな生き物がみられました



漁師さんの網に引っかかったカブトガニ(この日は8匹)を提供してくれました
こどもたちはさわったり、写真を撮ったりして喜んでいました



水大生や専門家から生き物の特徴など詳しく説明
子どもたちは熱心に聞いていました




記念撮影、みなさんおつかれさまでした ありがとうございました


このイベントで得られたこと

・中津干潟など水環境を公的枠組み(ラムサール条約)での保全にむかうべきかという質問に対して、「そう思う」という意見が77%と高かったこと。

・はじめて干潟のイベントに参加した方が多く、観察会を通じて干潟の貴重性を知っていただけたこと。


参加者の声

  • とても小さな生き物たちがたくさん生きていることを、子どもと一緒に実感することができました。いろんな先生方に生き物の名前やくらしを、その場ですぐ教えていただけて、子どもたちの興味がさらに増しました。(40歳代、公務員)
  • はじめて参加して8年くらいたちますが、毎回たのしく参加させていただいています。干潟の貴重な生き物にふれ、考える機会ありがとうございます(40歳代、会社員)
  • 干潟に住む生き物に子どもが興味を持ち、干潟のぬかるみ、やわらかいところ、かたいところなど、体で感じることが出来、とても良い体験となりました。(30歳代、会社員)
  • おさがに、まめこぶしがに、ごかい、やどかり、ひもはぜがいました。あなじゃこがかわいかったです。(ものすごくたのしかった)(小学3年生)
  • はまることは分かっていたけどいがいにはまらなかったのでびっくりしました。たくさんかにやいろんな生き物がとれてよかったし楽しかったです(小学5年生)

イベント実施結果

参加者数
一般参加者 200名 (中学生以上大人95名、小学生以下105名) 実施団体スタッフ 14名
アンケート回答数
中学生以上大人 47 小学生以下   49
実施してよかった点
・干潟の中でカブトガニは見つけられなかったが、ミドリシャミセンガイの仲間など珍しい生きものに子どもたちが触れられたこと
・子どもや保護者、干潟に興味を持ってくれた人が多かったこと
実施して苦労した点
・参加者駐車場の確保(近隣ディスカウントショップにお願い)
・屋外で何もないところ、手洗いタンク、簡易トイレの設置
・干潟内の安全の確保

特に寄付が活きたと感じた点
・干潟資料の配布

・簡易トイレ代
主催・共催
【主催】
特定非営利活動法人水辺に遊ぶ会

【共催】
特定非営利活動法人おおいたNPOデザインセンター
協力・後援等
【協力】
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン株式会社