オオムラサキ探検隊!出動!! ―第2回(全5回)―
2022年01月16日(日)実施
レポート
和歌山県内で一番オオムラサキが観察できる根来山げんきの森で、オオムラサキの成長に必要なクヌギの苗木を植えるための整地を行いました。参加者は草刈りや木の伐採を体験し、体を動かしながら森の自然とふれあっていました。
草が生い茂っている斜面で、草を刈ります。
チェーンソーで枯れ木を伐採。
木を倒したい方向に倒すため、みんなで引っ張ります。
倒した木を1m50cmほどの大きさに切ります。
草が生い茂っている斜面で、草を刈ります。
チェーンソーで枯れ木を伐採。
木を倒したい方向に倒すため、みんなで引っ張ります。
倒した木を1m50cmほどの大きさに切ります。
当日のスケジュール
9:30-12:00 根来山げんきの森の中で草刈り作業を体験
13:00-15:00 根来山げんきの森の中で伐木作業を体験
実施内容
午前中の活動は、根来山げんきの森で、苗木を植える場所の整地のため、草刈り作業をおこないました。危険防止のため全員でヘルメットを着用し、道具についても鎌を使用するのは大人に限り、子供たちは枝切りはさみを使用しました。作業にあたっては参加者を1班4人程度に分け、スタッフを各班のリーダーに据えることで全員に目が届くようにしました。
午後の活動は、午前中と同じ班分けで伐木作業でした。スタッフがチェーンソーで枯れ木を伐り、参加者は木に掛けたロープを引っ張りました。その後、鋸を使用して枝を均一な長さに揃える作業も行いました。一日を通して、参加者はスタッフから教わったことを実践しながら主体的に自然とふれあっている様子でした。
最後に〇×クイズを出題し、参加者が当日学んだことの確認とその定着を試みました。このイベントで得られたこと
森の整地作業を通して、イベント参加者がオオムラサキの生育できる環境を守ることの大切さと実際の苦労を楽しみながら体感する機会を提供できたことだと考えています。
参加者の声
- 木をきったことがたのしかった(小学1年)
- かまきりのたまごを見つけた(小学3年)
- 命をとって命をうえるというのがしょうげきてきだった。自然を守るのは大変!!のこぎりなど“かる”仕事は、力がいる!「ていれ」をしてあげたら、災害も減らせそうだなーと思った。(小学5年)
- 普段目にすることのない道具や作業が新鮮で、知らないことが知れて楽しかったです。(大人)
イベント実施結果
- 参加者数
- 19
- アンケート回答数
- 15
- 参加者満足度
- 100%
- 実施してよかった点
- 子供たちが興味を持って里山での作業を体験し、自然環境保全について考えるきっかけとなった点です。また、コロナ禍でこのようなイベントに参加出来ていなかったであろう子供たちが、元気いっぱいに活動できる場を提供したという面でも大きな意義があったと思います。
- 実施して苦労した点
- 各班が別個に作業を行う中で、適度な休憩や水分補給のための呼びかけ等の全体管理を実施する必要があった点。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 専門家がチェーンソーで大きな枯れ木を伐採し、倒れてくる木を子どもたちが、安全な方向に滑車を使い牽引し、伐倒しました。ヘルメットや道具の購入や、専門家の方々にご指導いただき、安全に開催できました。
メディア掲載
2022年1月22日 地方紙『和歌山特報』
- 主催・共催
主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催:NPO法人根来山げんきの森倶楽部
NPO法人わかやま環境ネットワーク- 協力・後援等
- 協力:認定NPO法人日本NPOセンター
後援:和歌山県、和歌山県教育委員会、
和歌山市、和歌山市教育委員会、
岩出市、岩出市教育委員会、
紀の川市、紀の川市教育委員会 - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社