SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

オオムラサキ探検隊 ! 出動!! ―第1回(全5回)―

2021年12月05日(日)実施
  • その他植物
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 里山

レポート

午前中は、オオムラサキの生態を学び、午後からは、和歌山県内で一番オオムラサキが観察できる根来山げんきの森を散策しました。樹木の生育やオオムラサキの幼虫を観察し、生き物や環境を守る大切さを学びました。




当日のスケジュール

11:00-12:00 オオムラサキの生態を学ぶ
        講師:NPO法人自然回復を試みる会 ビオトープ孟子
           理事 有本智氏

13:00-14:40 フィールドワーク(森を散策)
        講師:NPO法人根来山げんきの森倶楽部
           事務局長 岡田和久氏

14:40-15:00 学びを振り返るクイズ

実施内容

午前中は、スライドでオオムラサキの生態や、根来山でオオムラサキが多く見られる理由などを学びました。また、周辺の自然環境が変化していく中で、オオムラサキをはじめとする生き物が里山で暮らしていくためにはどうすればよいか考えようといった問題提起がありました。さらに、個別に「里山」と聞いてイメージすることを書き出してもらい、参加者がより主体的に考えられるような工夫をおこないました。

午後からは、根来山げんきの森において、講師の解説を聴きながら里山を探索し観察しました。参加者の多くは、午前中の座学で学んだことを復習しつつ理解を深めることができている様子でした。

最後には、学びを振り返るクイズを出題し、参加者が一日を通して学んだことの確認とその定着を試みました。

YouTubeで、当日の様子が配信されていますので、ぜひご覧ください!
*『わかやま生き物チャンネル』をチャンネル登録してね♪
https://www.youtube.com/channel/UCu_EtrNYQG2xIFv_Ynv8Z5g

このイベントで得られたこと

オオムラサキをはじめとした里山の生態系を座学で学び、フィールドワークという形で体験したことで、イベント参加者に里山をより身近な存在として感じてもらうと共に、環境保全活動への意識付けができたと考えています。

参加者の声

  • オオムラサキの幼虫が見れてうれしかった。(小学1年)
  • 森の木にめっちゃでかい木があったからびっくりした。(小学4年)
  • オオムラサキが鳥のフンや、人のあせをエサにしているところがびっくりしました。(小学4年)
  • 森を歩くことに、日常の慌ただしさを忘れて過ごすことができた。(大人)
  • 国蝶のようなメジャーなものが希少になってしまっている現状に驚いた。まだ近くで見ることのできる当地区に住めていることがうれしい。(大人)

イベント実施結果

参加者数
27
アンケート回答数
24
参加者満足度
92%
実施してよかった点
子どもたちが興味をもって里山での観察を体験し、自然環境保全について考えるきっかけとなった点です。
また、コロナ禍でこのようなイベントに参加できていなかったであろう子どもたちが、元気いっぱいに活動できる場を提供したという面でも大きな意義があったと思います。
実施して苦労した点
想定より多くの参加申し込みがあり、関心の多さに驚きました。当初の予定より2倍の参加者を受け入れたため、主にフィールドワーク中の誘導に苦労しました。
特に寄付が活きたと感じた点
オオムラサキを題材に告知を広げたことで、多くの方の関心を呼べました。
また、座学やフィールドワークなどさまざまな形式で学びの場を設けることができました。

メディア掲載

2021.11.6 『ニュース和歌山』
2021.12.17 NHK和歌山放送『ギュギュっと和歌山』
主催・共催
主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催:NPO法人根来山げんきの森倶楽部
   NPO法人わかやま環境ネットワーク
協力・後援等
協力:認定NPO法人日本NPOセンター
後援:和歌山県、和歌山県教育委員会、
   和歌山市、和歌山市教育委員会、
   岩出市、岩出市教育委員会、
   紀の川市、紀の川市教育委員会
協賛
損害保険ジャパン株式会社