オオムラサキ探検隊!出動!! ―第4回(全5回)―
2022年03月20日(日)実施
レポート
和歌山県内でオオムラサキが多く生息する根来山げんきの森において、オオムラサキの成長に必要なクヌギ等の苗木の植樹を行いました。また、午後からは参加者同士の交流会を実施しました。
当日のスケジュール
9:30-12:00 根来山げんきの森の中で植樹会
13:00-15:00 バームクーヘン作り、交流会実施内容
午前中は、根来山げんきの森においてオオムラサキの生育のためにクヌギ等の苗木を植樹しました。参加者は鍬を用いて土を掘り起こし、生き物を観察しながら作業を行っていました。なお、作業にあたっては参加者を1班4人程度に分け、スタッフを各班のリーダーに据えることで全員に目が届くようにしました。
午後からは、交流会としてバームクーヘン作りを行いました。バームクーヘンを選んだ理由としては、森の中で伐採した竹を用いることで自然をより自分に近い存在として感じることができて、さらに皆で協力しながら取り組めるという点に着目したからです。作り方は、切ったドラム缶の中でげんきの森で作られた木炭に着火し、その上で材料を塗った竹を回しながら重ね焼いていくというものです。参加者は自分たちでバームクーヘンを作って食べるという過程を楽しみながら、互いの親睦を深めている様子でした。
このイベントで得られたこと
植樹会や交流会を通して、イベント参加者がオオムラサキの生育できる環境を守ることの大切さと実際の苦労、そしてバームクーヘン作りを介して人との関わり合いを楽しみながら体感する機会を提供できたことだと考えています。
参加者の声
- かなへびを見つけたことがびっくりしました。 バームクーヘンをつくって、たべたことがうれしかったです。(小学1年)
- なえ木を5.6か所植えたこと、ふつうにやもりがいてびっくりした。(小学5年)
- バームクーヘンがおいしかった!(小学5年)
- オオムラサキという希少な生物が身近で、人々に守られながら生存している実態を知り、自身ができることもあることを知った。(40代)
- 協力してバームクーヘンを作ることができたこと。家でもやってみたいと思いました。(30代)
イベント実施結果
- 参加者数
- 27名
- アンケート回答数
- 27名
- 参加者満足度
- 96%
- 実施してよかった点
- 子供たちが興味を持って里山での作業を体験し、自然環境保全について考えるきっかけとなった点です。また、コロナ禍でイベントにあまり参加出来ていなかったであろう子供たちへ、同年代の人たちと交流できる場を提供した、という面でも大きな意義があったと思います。
- 実施して苦労した点
- 子供たちが植樹会で鍬等の道具を使用する時や、バームクーヘン作りで火の元へ近づくといった時に、大人たちがしっかりと目を配る必要があった点。
- 特に寄付が活きたと感じた点
植樹会で使用した、クヌギ等の苗木約50本の購入費に充てることができました。
植えられた苗木は、数年かけてオオムラサキたちの生き物が住まう木となり、森の自然をより豊かにすることを期待します。
メディア掲載
2022/3/22 17:30~テレビ和歌山 『6wakaイブニング』
- 主催・共催
- 主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催:NPO法人根来山げんきの森倶楽部
NPO法人わかやま環境ネットワーク - 協力・後援等
- 協力:認定NPO法人日本NPOセンター
後援:和歌山県、和歌山県教育委員会、
和歌山市、和歌山市教育委員会、
岩出市、岩出市教育委員会、
紀の川市、紀の川市教育委員会 - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社