SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

オオムラサキ探検隊!出動!! ―第3回(全5回)―

2022年02月20日(日)実施
  • その他植物
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 里山

レポート

前回に引き続き、和歌山県内でオオムラサキが多く生息する根来山げんきの森において、オオムラサキの成長に必要なクヌギ等の苗木を植えるための整地を行いました。イベント参加者は木の伐採や運搬を体験し、体を動かしながら森の自然とふれあっていました。

当日のスケジュール

9:30-12:00 根来山げんきの森の中で伐木作業を体験
13:00-15:00 午前の作業を継続

実施内容

根来山げんきの森において、苗木を植える場所を作るための整地作業を行いました。危険防止の観点から全員でヘルメットを着用し、道具についてものこぎりにカバーを付け、腰紐で携帯しました。作業にあたっては参加者を1班4人程度に分け、スタッフを各班のリーダーに据えることで全員に目が届くようにしました。
主な作業は伐木作業でした。スタッフがチェーンソーで枯れ木を伐り、参加者は木に掛けたロープを引っ張りました。その後、のこぎりを使用して枝を均一な長さに揃え、運び出す作業も行いました。一日を通して、参加者はスタッフから教わったことを実践しながら主体的に自然とふれあっている様子でした。
最後に〇×クイズを出題し、参加者が当日学んだことの確認とその定着を試みました。

このイベントで得られたこと

森の整地作業を通して、イベント参加者がオオムラサキの生育できる環境を守ることの大切さと実際の苦労を楽しみながら体感する機会を提供できたことだと考えています。

参加者の声

  • たくさん木をきったことがたのしかった。(小学1年)
  • ロープをみんなでひっぱったことがたのしかった。(小学4年)
  • 木をはこんだところがたのしかった。(小学5年)
  • 木の種類によって重みが違ったり、年輪の形が違ったり、勉強になりました。(大人)
  • 森に関わる方々の優しさが毎回ステキです!(大人)

イベント実施結果

参加者数
13名
アンケート回答数
13名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
子供たちが興味を持って里山での作業を体験し、自然環境保全について考えるきっかけとなった点です。また、コロナ禍でこのようなイベントに参加出来ていなかったであろう子供たちが、元気いっぱいに活動できる場を提供した、という面でも大きな意義があったと思います。
実施して苦労した点
まん延防止等重点措置期間のため、新型コロナウイルスの感染予防対策を作業と並行して行う必要があった点です。また、子どもが回を重ねるごとに慣れ親しんできたので、自由行動が多くなり、目を配るのが大変だった。
特に寄付が活きたと感じた点
ヘルメットの着用など安全面に配慮できた点や、ロープを使って子どもたちが牽引し、大木の伐採を体感できたこと。普段できない体験をとおして、自然の雄大さを感じた事と思います。
主催・共催

主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催:NPO法人根来山げんきの森倶楽部
   NPO法人わかやま環境ネットワーク

協力・後援等

協力:認定NPO法人日本NPOセンター
後援:和歌山県、和歌山県教育委員会、
   和歌山市、和歌山市教育委員会、
   岩出市、岩出市教育委員会、
   紀の川市、紀の川市教育委員会

協賛
損害保険ジャパン株式会社