SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

生き物いっぱい! 棚田復活大作戦!(第5回活動)

2023年08月27日(日)実施
  • その他植物
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  • 昆虫・その他
  • 里山
  • 高原

レポート

令和5年8月27日に生き物いっぱい!棚田復活大作戦!の第5回の活動を行いました。
今回は、最終回ということで、今まで生き物探しで一番人気のあったアカハライモリの色塗り体験を行いました。
3Dで作りましたアカハライモリの模型に子どもたちが色塗りをしていきます。自分たちが捕まえて観察したことを思い出して、
色を塗っていきます。子どもたちは思い思いの塗り方で、やはりアカハライモリのお腹の色の出し方に集中していました。塗りお終わった子どもたちは、生き物探しも楽しいけど、色塗りも楽しいって言ってくれました。
午前は、アカハライモリの色塗りと過去4回の活動の振り返りもして、棚田の復活と共にそこに生息している生き物の変化にもみんなで確認をしました。
午後からは、子どもたちが楽しみにしていた番外編になりますが、棚田での生き物探しを、今回初めて参加した地元の企業さんの社員さんと一緒に行いました。

当日のスケジュール

9:00  きみの自然体験館集合
9:10  色塗り体験の説明
9:20  色塗り体験開始
10:20  休憩
10:30  今までの活動のまとめ
11:00    集合写真
11:05  クイズ&アンケート
11:30  午前の部終了

13:00 きみの自然体験館を出発
13:30 中田の棚田のビューポイント到着
13:35 中田の棚田の歴史や活動の経緯を説明
13:45 棚田の倉庫に向け出発
14:00 倉庫着
14:10 田んぼの説明
14:20 田んぼの生き物探し
15:00 午後の部終了

実施内容



午前中は、屋内で、3Dで作りましたアカハライモリの色ぬりのスタートです。二匹のアカハライモリもモデルで登場しています。
子どもたちは、今までの活動で観察したアカハライモリを思い出してアクリル絵の具で塗っています。


アカハライモリの模型の色塗りに集中しています。


アカハライモリの色ぬりが終わって、みんなで色を塗ったアカハライモリの模型を持っての集合写真です。

今までの活動を振り返りました。その後、振り返り問題を出題しましたがみんな満点でした。説明をよく聞いてくれていました。

午後からは、5月に田植えをした田んぼで生き物探しを行いました。今回はアカハライモリがいなくて、その代わりトノサマガエルなどのカエルがたくさん観察されました。稲の成長は順調で稲刈りが楽しみです。

このイベントで得られたこと

3Dで作りましたアカハライモリの色ぬり体験は、実際の生き物探しと同じように楽しかったみたいです。今までの活動も振り返りながら、棚田の復活の過程で見つけた生き物の種類を再確認出来てよかったです。振り返り問題も出しましたが、子どもたちは要点を押さえている感じで、ほとんど正解でした。今回で、最終回になりましたが、生き物を単に探すということだけでなく、棚田の変化も勉強でき、教科書にはない題材で子どもたちの関心を引き付けることが出来たことが今後の活動の糧になったことが大きいです。

参加者の声

  • 3Dで作られたアカハライモリの模型がそっくりで驚きました。子どももアカハライモリの特徴を思い出しながら塗っていたみたいです。楽しかったです。(30代女性)
  • 午前中の色塗りだけの参加でしたが、午後からの生き物探しに参加出来なくて残念でした。色塗りも楽しかったです。子どもが実物も見ないで真剣に色塗りをしていましたが、生き物探しの時にじっくりと観察していたのだと感心しました。(40代女性)
  • 今回、勤務している会社からの案内で初めて参加しました。色塗りの時、子どもたちが生き生きして塗っていたのが印象的でした。お昼からの生き物探しは、大人も楽しめます。来年も企画がありましたら是非参加したいです。(50代男性)
  • 今までの活動の振り返り問題が出ましたが、意外と子どもたちは覚えていたみたいです。分かりやすく丁寧に説明してくれましたので、理解しやすかったみたいです。勉強になりました。ありがとうございました。(30代女性)
  • 全ての回には参加出来なかったけど、参加した時は本当に子どもたちと一緒に楽しむことが出来ました。ありがとうございました。子どもたちも来年もアカハライモリを見たいと言ってますので、またよろしくお願いします。(40代女性)

イベント実施結果

参加者数
園児 3名  小学生 11名  中学生 1名  保護者 15名 スタッフ 5名  合計 35名
アンケート回答数
園児 3名  小学生 11名  中学生 1名  合計 15名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
今回は、3Dで作りましたアカハライモリの模型の色塗りをおこないました。子どもたちが、今までアカハライモリを採って、よく観察していたことが分かりました。アカハライモリの実物を2匹水槽に入れて子どもたちに見えるように置きましたが、じっくりと見ることなく子どもたちは、思い浮かべるように集中して色塗りをスタートさせました。子どもたちは、アカハライモリのお腹の色を微妙にそれぞれ違う色で塗っていました。まさに子どもたちは多様性だなって感じました。アカハライモリの特徴を子どもたちは再確認出来てよかったと思います。
実施して苦労した点
午前中は屋内でのアカハライモリの模型の色塗り体験でしたが、子どもたちがアカハライモリの色を覚えているかということで、数少なくなってきたアカハライモリを捕獲することに苦労しました。ピークを過ぎるとなかなか見つからないですが、なんとか2匹、モデルとして登場出来てよかったです。

特に寄付が活きたと感じた点
3Dで作った模型が、アカハライモリの体型を忠実に再現していて、子どもたちも大変喜んでいました。制作費とアクリル絵の具購入費用に充当させていただきました。色塗りの体験会で、保護者さんが子どもさんにアドバイスをしながら塗り上がっていくアカハライモリを満足げに観ていた様子は、主催者側としては寄付が大いに活きていると感じました。

主催・共催
主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催:紀美野町自然環境ネットワーク
   NPO法人わかやま環境ネットワーク
   小川地域棚田振興協議会

協力・後援等
協力:認定NPO法人NPOセンター
後援:和歌山県・和歌山教育委員会・紀美野町・紀美野町教育委員会
協賛:損害保険ジャパン株式会社
協賛
損害保険ジャパン株式会社