SAVE JAPAN プロジェクト 2024-2025

レポート

自然の中はワクワクがいっぱい!?~里山<冬>満喫キャンプ~

2024年12月08日(日)実施
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レポート

第1弾として、筑西市の五郎助山を拠点に活動するNPO法人 里山を守る会と一緒に、里山満喫冬キャンプを開催しました!
当日は天気にも恵まれ、約80人の参加者が集まりました。
グループ分けをして、茨城県キャンプ協会のご指導のもと、ファイアースターターやマッチで火起こしや焚火にも挑戦しました。最初はなかなか火がつかない様子でしたが、練習を重ねて火起こしに成功する子どもたちも多数!グループで協力しながら、キャンプ飯、牛乳パックを使った「カートンドッグ」も作りました。
昼食後は、ネイチャーゲームや生き物観察をするなど寒い中でのイベントでしたが、参加者の皆さんと一緒に、体験しながら自然や里山、防災について学ぶ1日となりました。

当日のスケジュール

10:00 開会
10:10 落ち葉さらい、焼き芋つくり
10:40 焚火の準備 ・枯れ木集め  
11:00 (茨城キャンプ協会指導のもと)火起こし、焚火開始
11:45 昼食作り・昼食・自由時間
13:00 動物発見ラリー(ネイチャーゲーム)
13:50 集合写真、閉会
14:00 解散

実施内容

筑西市では数年ぶり開催となったSAVEJAPANプロジェクト。
当日は、寒い日になりましたが、日差しも温かくイベント日和でした!

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前日、当日の朝から、里山を守る会の皆さんや子ども会の皆さん、茨城県キャンプ協会の皆さんが準備を進めます。
焼き芋用の焚き火の用意も。朝早くからありがとうございます!

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参加者が集まりはじめ、早速開会式スタート。
SAVEJAPANプロジェクトをご存知でない方も多く、活動の紹介をさせていただき、損保ジャパンの方にもご挨拶をいただきました。
里山を守る会の代表竹澤さんからは、拠点となる五郎助山についてお話をいただき、さっそく準備開始です。

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まずは、焼き芋の準備から、濡れた新聞紙にサツマイモをくるんでアルミホイルでまきます。

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用意が終わったら、焼き芋が美味しくなる秘訣「落ち葉」さらい。みんなでかごの中いっぱいに落ち葉を集めます。
落ち葉をめいっぱい集めて順番完了!
みんなで大きな焚き火に向かってサツマイモを中へ!

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まずは竹澤さんがお手本をみせてくださって、落ち葉を入れていきます。
子どもたちも集めた落ち葉を入れていきます。

集めた落ち葉は、焼いもの上にお布団のようにやさしくかけます。
そうすることで、ふっくら甘い焼いもができるそうです!

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焼き芋の準備ができたら、グループに分かれました。
事前に受付で配られた番号の皆さんとこれからは一緒に作業を進めていきます!

DSC04801.jpg茨城県キャンプ協会さんからのレクチャーが始まりました。「ファイアースターターを使って火起こしをします!」との掛け声でをほぐすところから、

IMG_2743.jpg鉛を落として、そこにめがけて

IMG_2757.jpg何度もチャレンジしてもあきらめない子どもたち。火がつくとグループで歓声がわきおこりました。

IMG_2783.jpg「最近ではマッチの使い方を知らない人もいるので、皆さんで火をつけてみましょう」と茨城県キャンプ協会さん。使い方をマスターすることで「もしも」の時に知恵として持つことは大切ですね。
火起こしを学んだところで次は焚き火へ。

IMG_2804.jpg木のくべ方を説明いただき、「空気が入る」隙間をつくることがポイントとのこと。周りにある枝をあつめて、皆さんも一斉に準備を進めて行きます。

IMG_2810.jpgなかなか火がつかないところは、里山を守る会の皆さんもお手伝い。

少しずつ用意ができたところで、キャンプ飯にチャレンジ。玉ねぎとしめじ、鶏肉のホイル焼き、カートンドックを作りました。ホイル焼きは、1家族1つをみんなで協力して準備します。
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調味料もいたってシンプル!お酒、バター、塩コショウのみ!できるまでしばし待ちます♪

IMG_2850.jpg次にカートンドックの準備を!この「カートンドック」は災害時に役に立つアイデアの一つで、牛乳パックを使ったホットドッグです。

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ホットドックのパンにハムをつめて、アルミホイルで巻いていきます。それを牛乳パックに入れて完成!

IMG_2855.jpg災害時は、どうしても温かい食事が難しい場合もありますが、火を起こすことができれば、牛乳パックの中にアルミホイルでまいたホットドッグ(食パンでも大丈夫だそうです)を入れて、温かい食事を食べることができるそうです。

IMG_2866.jpg焚き火台でカートンドックを温めたり、人数が多いグループでは、焚き火台でホイル焼きを準備していたので、直火で牛乳パックに火をつけて温めました。(火の様子をみながら)牛乳パックが燃え尽きたところで完成しました。

鶏肉に火が通ったことを確認して、完成しました!里山を守る会さんからの特製スープと出来立ての焼き芋と一緒にランチタイム!

IMG_2876.jpgIMG_2825.jpg「自然の中で食べるといつもよりおいしく感じる!」「とっても美味しい」「身体があったまる~」と皆さん、楽しそうに食事をしていました。焼き芋は中までしっかり火が通っていて、ほっくほく。甘くておいしかったです!

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DSC04840.jpg午後は、自由時間ということで、里山を守る会さんオリジナルのネイチャーゲームに参加する子どもたち、大きな木についた目印をもとにクイズに答えていきます。

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全部回ってきたら、素敵なプレゼントが・・・。

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特製の缶バッチや本のしおりのプレゼント。
手書きのデザインや写真など、五郎助山の生き物たちがたくさん描かれていました。

ネイチャーゲームを楽しむ子どもたち、おやつのマシュマロ焼きをしたり、保護者の方同士で交流したりとのんびり、里山を満喫しました!

参加された皆さん、里山を守る会の皆さん、こども会の皆さんありがとうございました!

このイベントで得られたこと

・寒い中でのイベントで参加人数が少ないという不安もあったが、たくさんの人に参加いただいた。
・マッチを使ったことがない子どもたちもいて体験する機会となった。

参加者の声

  • 普段、体験できないことをすることができ子どもにとっても良い体験となりました。楽しかったです。
  • 火を起こしてご飯を作ることが時間がかかって大変だった。でも直火の料理は想像以上においしかったです。
  • 火のつけ方、安全に火をつける方法、他家族との関わり、貴重な経験ができました。
  • 楽しみながら、防災に関する体験をする事ができ良かったです。
  • キャンプ体験や防災の体験など色々な体験が出来て良かったです。環境についても、よく考えるきっかけになりました。

イベント実施結果

参加者数
78
アンケート回答数
47
参加者満足度
95%
実施してよかった点

・ファイアースターターなど、子どもたちが最後まで真剣に火起こしする様子も見ることができた。
・グループの中でも知らない人同士で話をしたり食材の分け合いをするなど交流が生まれた。

実施して苦労した点

・予定より参加人数が増えたため当日までの準備が大変だった。
・火などを使う場面もあったため安全面の配慮からこども会や会員にも声をかけてスタッフの増員を行った。

特に寄付が活きたと感じた点

・食材費やコンロの購入をすることができた。
・普段の生活では体験できない火起こしや焚火、冬ならではのキャンプを楽しんでいただいた。

主催・共催

NPO法人 里山を守る会

NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ

協賛
損害保険ジャパン株式会社