SAVE JAPAN プロジェクト 2024-2025

レポート

蝶が舞う未来へ!自然に優しい里山をみんなで育もう_第3回

2025年03月29日(土)実施
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 里山

レポート

今回は、蝶の幼虫、成虫探しが目的で、寒の戻りで少し寒かったが、陽ざしが当たると蝶が飛ぶようになるという蝶たろう先生のご指摘通り、10頭以上の蝶を捕獲することができた。

子どもたちは成虫取りに走り回り、保護者はエノキの枝に上っている幼虫探しに熱中した。

捕獲した成虫は、昆虫ケージに入れて、観察をした。蝶は繊細であり、その触り方など、蝶たろう先生からアドバイスをもらったりして勉強した。

蝶の保護は、生態系の維持のために大切なことであり、生態系を守っていくことの重要性を子どもたちも蝶の捕獲を通して学んだことは大きな成果である。

当日見つけた蝶 7種

 ・コツバメ

 ・ルリタテハ

 ・テングチョウ

 ・ゴマダラチョウ

 ・ムラサキシジミ

 ・ルリシジミ

 ・スジグロチョウ

当日のスケジュール

13時30分:中田の棚田のビューポイントに集合

13時35分:開会式 集合写真撮影

13時45分:現地に向けて出発

15時35分:現地での蝶の幼虫、成虫探し終了

15時45分:蝶たろう先生による総括

実施内容

◎棚田のビューポイントでの集合写真

蝶が舞う未来第三回集合写真.jpg

◎昆虫ゲージについて、蝶たろう先生からアドバイス

蝶が舞う未来長太郎先生虫かごを説明.jpg

◎棚田の現地に向かって出発

蝶が舞う未来棚田の現地に向かって出発.jpg

◎エノキの枝に幼虫発見

蝶が舞う未来蝶の幼虫発見.jpg

◎蝶たろう先生より本日の総括(蝶の生態と生態系の重要性について説明)

蝶が舞う未来蝶たろう先生総括.jpg

このイベントで得られたこと

蝶の幼虫、成虫の捕獲が現地で見つかり安心した。蝶たろう先生、きみのちょうちょ研究所の猪狩さんが、現地で蝶の生態について実物を見ながらの説明は子どもたちには、大いに勉強になった。生態系の維持の話は、特に保護者には大いに参考になったというコメントももらった。2時間の活動であった、参加者にとっては有意義な時間であった。

参加者の声

  • 子どもが蝶が好きで図鑑を観ていますが、蝶たろう先生がネットで検索すれば蝶のことはすぐに出てきますが、やはり図鑑で調べてほしいと言われたので、子どもと一緒に納得しました(30代女性)
  • 棚田の中にもエノキがあって、次回の観察会でオオムラサキが見つかることを楽しみにしています(30代女性)
  • 幼虫がエノキの枝に上っていくことに驚きました。小さな幼虫が枝に縄張りをもっていることも蝶たろう先生が話されて二度びっくりです(40代女性)
  • 捕獲用の網を貸してもらいました。子どもは1匹、網で捕まえて喜んでいました。寒の戻りでちょっと寒かったけど、陽ざしがさすと蝶が出てくるんですね(40代女性)
  • 歩きながら、エノキのこと蝶のことをちょうちょ研究所の猪狩さんにその場で教えてくれました。子どもと一緒に勉強できました。ありがとうございました(40代女性)

イベント実施結果

参加者数
園児: 4名
小学生:5名
中学生:1名
保護者:7名
スタッフ:5名
計 :22名
アンケート回答数
中学生:1名
小学生:8名
計 :9名
参加者満足度
78%%
実施してよかった点

蝶の幼虫、成虫の捕獲を通して、棚田、里山の生態系について学ぶことができた。自然災害にも強い棚田のおかげで周辺の里山での蝶が育つ環境を整えていくことの大切さを知ることもできてよかった。

実施して苦労した点

蝶の幼虫、成虫の捕獲が今回の活動の目的であった。子どもたちに見つけてもらうエノキの目安をつけていたが、今までのカエルやアカハライモリと異なり、蝶が舞ってるか、幼虫が越冬のために隠れているかという不安が現地に到着するまで付きまとった。

特に寄付が活きたと感じた点

蝶の成虫の捕獲のために購入した捕虫網を、持参していない子どもや保護者に渡すことができて、捕虫の楽しみが増えた。

主催・共催

主催:認定NPO法人わかやまNPOセンター

共催:紀美野町自然環境ネットワーク

   きみのちょうちょ研究所

   NPO法人わかやま環境ネットワーク

   小川地域棚田振興協議会

協力・後援等

協力:認定NPO法人日本NPOセンター

後援:和歌山県 和歌山県教育委員会

   紀美野町 紀美野町教育委員会

協賛
損害保険ジャパン株式会社