[茨城]東海村の文化財と自然を守る会 オオムラサキ、トウキョウサンショウウオがいる自然について考えよう

第1回「トウキョウサンショウウオとオオムラサキの生態系学習会」

■プログラム名
トウキョウサンショウウオとオオムラサキの生態系学習会

 


■プログラム実施日
2013年2月24日 集合9時00分~解散12時30分

 

 

■当日の大まかなスケジュール

オリエンテーションを行った後、観察場所に移動し、トウキョウサンショウウオとその卵塊を探しました。観察開始後すぐにトウキョウサンショウウオとその卵塊が見つかり、じっくりと観察することができました。その後、オオムラサキの幼虫が隠れているエノキに移動しました。エノキに撒きつかれている菰を外すと、幼虫が見つかりました。また周辺の枯葉の中から幼虫を探し出しました。最後にコミュニティセンターに移動し、トウキョウサンショウウオやオオムラサキの生態系の秘密を深く探り、どのように人間と希少生物が共生していけるか参加者全員で考えました。

 

 

 

 

トウキョウサンショウウオ トウキョウサンショウウオ
の卵塊
オオムラサキの幼虫
を探す
     
 
トウキョウサンショウウオの
生態系についての説明
   

 

 

■プログラムを実施して
・参加人数:24名 アンケート回答者:16名
・参加された方の満足度(割合):満足度 81.1%

 


■参加者の感想
・トウキョウサンショウオを初めて見ることができて、本当にうれしかった。
・オオムラサキとゴマダラチョウを初めてみました。感動しました。
・エノキの下の落葉の中にかなり多くの幼虫がいることが分かった。これからも保護していきたい。
・まだ東海村の自然は豊かである。
・トウキョウサンショウオが自分の住んでいるところの近くにいてびっくりしました。
・生物が小さな自然でたくましく生きている一方で、人間と共生していくことが大変であると思いました。
・保全のためにたくさんの人が活動していることが印象に残りました。

 

 

■プログラムを実施して苦労した点
真冬のイベント開催となったため、カイロを配布するなど対策を取ったが、参加者にとっては少し大変だった。また、トウキョウサンショウウオの観察場所が少し離れていたため、車での移動を参加者に強いてしまった。

 

 

■プログラムを実施してよかった点
じっくりとトウキョウサンショウウオやその卵塊を観察できたことで、参加者に大変満足していただけました。また、身近に大変希少な生物やその生態系がまだ残されていること、その保全活動の重要性が参加者に伝わったことと思います。

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点
プログラムの直接的な実施費用だけではなく、今回の活動を通じて得られた写真などの記録を活用して、さらにこの活動を広めるための冊子作成につなげることができました。

#