しあわせのコナギハンカチ染め体験!
2015年07月04日(土)実施
レポート
無農薬栽培の田んぼに生えている雑草の「コナギ」を使って、染物体験をしました。この田んぼでの観察会では、コウノトリが生きていくために必要な、いろいろな種類の生き物をたくさん見つけることがでしました。
当日のスケジュール
開催場所:越前市
08:20 さばえNPOセンタ―集合(送迎バス利用者)
08:40 JR武生駅(送迎バス利用者)
08:45 受付開始(しらやまいこい館)
受付した人から「コナギ染め」作品制作開始
10:00 作品をコナギの染色液に投入
10:10 開会式、田んぼと、田んぼの生き物のお話
10:30 染色液から出して、定着液に投入
10:40 植物のお話を聞きながら、徒歩で田んぼへ移動
10:50 コウノトリの観察
10:50 コナギ染めを、定着液から出して水洗いして乾燥
(映画『幸福の黄色いハンカチ』のイメージ)
11:10 田んぼの生き物を観察
11:30 集合写真撮影、しらやまいこい館へ徒歩で移動
11:50 アンケート記入、閉会式
12:05 終了・解散、送迎バス出発
08:20 さばえNPOセンタ―集合(送迎バス利用者)
08:40 JR武生駅(送迎バス利用者)
08:45 受付開始(しらやまいこい館)
受付した人から「コナギ染め」作品制作開始
10:00 作品をコナギの染色液に投入
10:10 開会式、田んぼと、田んぼの生き物のお話
10:30 染色液から出して、定着液に投入
10:40 植物のお話を聞きながら、徒歩で田んぼへ移動
10:50 コウノトリの観察
10:50 コナギ染めを、定着液から出して水洗いして乾燥
(映画『幸福の黄色いハンカチ』のイメージ)
11:10 田んぼの生き物を観察
11:30 集合写真撮影、しらやまいこい館へ徒歩で移動
11:50 アンケート記入、閉会式
12:05 終了・解散、送迎バス出発
実施内容
絹のハンカチで作品制作中
割りばし、輪ゴム、積み木、おはじき、ビー玉、洗たくバサミなどを使って、包んだり、ねじったり、はさんだり、結んだり、縛ったりして、世界にたったひとつのデザインを制作中です。この段階で、すでにオブジェのような作品もありました。
煮出したコナギ染め液に「作品」投入!
熱いから気をつけてね!!
この、コナギ染め液は、スタッフ(地元の方や大学生など)の皆さんが、前もって田んぼにコナギを取りに行って、根っこに着いた泥を洗い落として、お鍋で煮出して作ってくださったものです。今日も早朝から、大きなお鍋で熱して準備をしてくださっていました。
木酢酸の媒染液
コナギ染料の発色を促して、色落ちしないように定着させるために使用します。同じコナギ染めでも、コナギの分量や、この木酢酸の分量によっても、出来上がりの色が違ってきます。作品(模様)も、色も、世界にたったひとつです!お鍋から引き上げて、さっと水洗いして、媒染液にしばらく浸します。
田んぼに移動して、コウノトリを観察
ケージには近づけないので、少し離れたところから観察しました。
時々、ケージの外にコウノトリがいることがありますが、それは、兵庫県豊岡市から遊びに来てくれたコウノトリだそうです。日帰りです。
ハンカチが染め上りました!
しっかり染まったハンカチ♪ 自分の作品を水洗いします。
そして、田んぼにピンと張られたロープに、次々に干していきます。
ノムノムさんの念願の、映画『幸福の黄色いハンカチ』の風景です。
それぞれ個性が光るデザインの46枚のハンカチが、田んぼの緑をバックにヒラヒラする様子はとてもステキでした!!(写真はほんの一部です)
田んぼの生き物観察会
待避溝の生き物 その1 「どじょう」
待避溝の生き物 その2 「ヤゴ」
待避溝の生き物 その3 「おたまじゃくし」
待避溝の生き物 その4 まさかの「アメリカザリガニのこども」
この子には、絶対ここにはいてほしくなかった・・・・・
待避溝の泥をタモ網ですくって見てみると、いろいろな生き物がたくさん見つかり、手のひらにのせて観察しました。
ここで一つ教わったのは、観察したら素早く戻してあげること。長く乗せていると、人の体温で「やけど」状態になるそうです。
作品をバックに集合写真
今回の主役「コナギ」の群生(タニシもいます)
割りばし、輪ゴム、積み木、おはじき、ビー玉、洗たくバサミなどを使って、包んだり、ねじったり、はさんだり、結んだり、縛ったりして、世界にたったひとつのデザインを制作中です。この段階で、すでにオブジェのような作品もありました。
煮出したコナギ染め液に「作品」投入!
熱いから気をつけてね!!
この、コナギ染め液は、スタッフ(地元の方や大学生など)の皆さんが、前もって田んぼにコナギを取りに行って、根っこに着いた泥を洗い落として、お鍋で煮出して作ってくださったものです。今日も早朝から、大きなお鍋で熱して準備をしてくださっていました。
木酢酸の媒染液
コナギ染料の発色を促して、色落ちしないように定着させるために使用します。同じコナギ染めでも、コナギの分量や、この木酢酸の分量によっても、出来上がりの色が違ってきます。作品(模様)も、色も、世界にたったひとつです!お鍋から引き上げて、さっと水洗いして、媒染液にしばらく浸します。
田んぼに移動して、コウノトリを観察
ケージには近づけないので、少し離れたところから観察しました。
時々、ケージの外にコウノトリがいることがありますが、それは、兵庫県豊岡市から遊びに来てくれたコウノトリだそうです。日帰りです。
ハンカチが染め上りました!
しっかり染まったハンカチ♪ 自分の作品を水洗いします。
そして、田んぼにピンと張られたロープに、次々に干していきます。
ノムノムさんの念願の、映画『幸福の黄色いハンカチ』の風景です。
それぞれ個性が光るデザインの46枚のハンカチが、田んぼの緑をバックにヒラヒラする様子はとてもステキでした!!(写真はほんの一部です)
田んぼの生き物観察会
待避溝の生き物 その1 「どじょう」
待避溝の生き物 その2 「ヤゴ」
待避溝の生き物 その3 「おたまじゃくし」
待避溝の生き物 その4 まさかの「アメリカザリガニのこども」
この子には、絶対ここにはいてほしくなかった・・・・・
待避溝の泥をタモ網ですくって見てみると、いろいろな生き物がたくさん見つかり、手のひらにのせて観察しました。
ここで一つ教わったのは、観察したら素早く戻してあげること。長く乗せていると、人の体温で「やけど」状態になるそうです。
作品をバックに集合写真
今回の主役「コナギ」の群生(タニシもいます)
このイベントで得られたこと
福井県では、白山地区の「コウノトリ」のことが、テレビや新聞でよく取り上げられていますが、実際に自分の目で「コウノトリ」を見たことのある人は、県民でもとても少ないのではないでしょうか?
今日も「わ~、初めて見た~」の声をたくさん聞きました。
田んぼのあぜ道で、田んぼや、田んぼの生き物や、コウノトリのお話を、実際に見たり触ったりしながら聞くことで、すべてが繋がって、この環境が保たれていることを実感していただくことができました。
今日も「わ~、初めて見た~」の声をたくさん聞きました。
田んぼのあぜ道で、田んぼや、田んぼの生き物や、コウノトリのお話を、実際に見たり触ったりしながら聞くことで、すべてが繋がって、この環境が保たれていることを実感していただくことができました。
参加者の声
- 子どもと一緒に、コウノトリのこと、また、水中の昆虫(タモですくうのをとても喜んでいました)や、その役割について色々と話を聞くことができて、とても楽しかったです。(女性/40代)
- 田んぼに、タニシやザリガニはあたり前だった子ども時代でした。そういえば、回りの田んぼに何もいなくなったことに気付かされました。コナギのことは、はじめて知りましたし、環境の事に関心が持てました。(女性/60代)
- 自分だけでは、なかなか子どもたちと、田んぼや小川の生き物探しには行けないが、子どもたちに、自分で体験させてあげることができたことが良かった。(女性/30代)
- 普段できないハンカチ染めの体験や、自然の中で、新しい生きものを見ることができて、親子で楽しめました。(女性/30代)
- 体験を通して、自然環境について、子どもが関心をもってくれそうだと感じた。(女性/30代)
イベント実施結果
- 参加者数
- 参加者 43人(16組/ 大人21人、子ども22人)
- アンケート回答数
- 42枚(大人20枚、子ども22枚)
- 参加者満足度
- 70%
- 実施してよかった点
- 「幸せのコナギハンカチ染め体験」は、この地区の自然環境を知り尽くしている実施団体の担当者の方が、長年、是非ともやったみたいとあたためてこられた企画です。他の事業で行うには、内容・予算ともに自由度が低くこれまで実現しませんでしたが、当プロジェクトでやっと念願が叶ったということでした。
参加者の方だけでなく、日頃頑張っていらっしゃる担当者の方にも本当に喜んでいただきました。お手伝いした私たちも幸せな気持ちになりました。 - 実施して苦労した点
- 今回は、チラシの配付先を工夫しました。
ありがたいことに、毎回、多くの参加申込みがあります。
実施団体に相談して、定員を増やすことも度々ありました。
ただ今回は、「コナギ染め体験」ということで、材料も、染色液に一度に投入できる量も限られていますので、定員厳守となりました。
ところが、今年度は、越前市と鯖江市、両方の小学生全員にチラシを配布する計画をしており、後援も両市の各機関から頂きましたので、どちらか片方だけに配付という訳にもいきません。
これまでの参加者の傾向を考え、あえて、申込の少ない高学年を対象にチラシを配付することで、結果、定員どおりの申込となり、全員ご参加いただくことができました。 - 特に寄付が活きたと感じた点
- デザインに力を入れたフルカラーチラシを印刷することができています。
2012年からずっと同じデザイナー(当法人の職員)がデザインすることで、コンテンツが変わっても、チラシのイメージに統一感があり、チラシを目にしただけでSaveJapanプロジェクトとわかるようになってきたように思います。
(実施団体担当者より)
『広報が行き届き、参加出来なくても、興味を持ってチラシを見ていただけたようです』
『寄付をいただくことによって、やりたいことが増え、充実した講座を提供することができました』
『バスを出していただけたので、道に迷われるという心配もなく、受付にバラつきもないので、定時に始めることができました』