SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

カエルのお城が危機一髪!ザリガニ捕獲大作戦☆

2015年08月08日(土)実施
  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 里山

レポート

「コウノトリ舞う里づくり」の田んぼの待避溝に棲む、様々な種類のたくさんの生き物に触れてみました。この後、ザリガニによって他の生き物がいなくなってしまった、ため池に向かいました。ザリガニ池Aは、以前にも捕獲したことがあるにも係わらず、小ぶりのザリガニがどんどん釣れました。ザリガニ池Bは、これまで手つかずだったため、大きく丸々とした色の濃いザリガニが面白いくらいに釣れました。この日、みんなで325匹を釣りあげることができました。

当日のスケジュール

08:30 さばえNPOセンター出発(送迎バス)
09:00 受付開始(しらやまいこい館)
09:30 開会式
    田んぼのお話、カエルなどの生き物のお話
10:00 ため池へバスで移動
    途中、コウノトリのケージに立ち寄り、コウノトリを観察
10:30 ため池に到着
    2ヶ所に分かれて、"家族対抗アメリカザリガニ釣り"開始
11:30 ザリガニ釣り終了(釣った数をかぞえる)
    集合写真撮影
    ため池出発、バスでしらやまいこい館へ
11:50 アンケート記入
    閉会式 ☆優勝家族発表!拍手~~~
12:30 終了、解散、送迎バス出発

実施内容

外来種についてのお話

ノムノムさんの、「外来種についての、ためになるお話」です。とってもわかりやすくて、みんな真剣に聞き入っています。

田んぼの生き物観察会

コウノトリのケージが見える田んぼの待避溝で、田んぼの生き物を探します。
アミですくうの楽しい♪


泥の中に、たくさんの、いろいろな生き物がいました!
「見て見て~これなぁに?」「ねえねえ、これは~?」


待避溝のすぐ脇のアスファルトに、アオサギの足跡の泥スタンプ発見!
待避溝の生き物を食べに来たんだよね、きっと。


稲の花が満開の、田んぼのあぜ道を歩いて行きます。

作戦決行前に

これから、2ヶ所のため池に分かれて「ザリガニ捕獲大作戦」決行。
「いっぱい釣るぞ~!お~っ!」


サオは、現地スタッフのみなさんによる“手作り”
エサはスルメを細かく裂いて、糸の先のクリップに挟みます。
においを出すために、まずスルメをカミカミ。



あ、逃がしたっ!

小さな釣り戦士たち。「釣果続々!」













この日の捕獲ザリガニは、325匹!
チームごとにカウントして、それぞれのため池の1位、2位、3位を発表。
「拍手~~~」

ポスターと一緒に記念撮影

このカエル大好き♪ いっしょに写真撮って~

このイベントで得られたこと

・アメリカザリガニによる水生の動植物への影響について知ってもらうことができました。
・様々なカエルをはじめ、ドジョウやフナ、ヌマエビなど多くの水生生物を観察でき、生き物がたくさん生息している豊かな水辺にふれ、興味を持って頂こくとができました。
・ザリガニ釣りを楽しみながら、あるべき自然の姿について考えて頂くことができました。

参加者の声

  • ザリガニを釣るという楽しさと合せて、環境保全に少しでも役立てたと思うとうれしい。子どもにも、今まで知らなかったことを知るという経験をさせることができてよかった。(女性/40代)
  • ノムノムさんの説明がとても上手でした。外来種の話など、とても勉強になりました。(女性/30代)
  • 子どもと一緒に、環境について学ぶことができてよかったです。(女性/40代)
  • ザリガニつりで11ぴきもはじめてつれたて楽しかった。おはなしを聞いたことも楽しかった。(小学2年生)
  • 子どもと一緒に自然環境問題に取り組めたことが良かったです。(女性/30代)

イベント実施結果

参加者数
参加者 46名(11組/ 大人18人、子ども28人)
アンケート回答数
40枚(大人16枚、子ども24枚)
参加者満足度
90%
実施してよかった点
・この事業のファンが増えてきたように思います。 
 ある保護者の方から、「学校で配られた他のチラシは興味を示さないのですが、このチラシは、『ただいま~』と言ったかと思うと、すぐにランドセルから出して『これ行きたい!!』って言うんですよ。」と、嬉しいお話を伺いました。毎年コンテンツは変わりますが、チラシのデザインに統一感があるので、一目見ただけでsavejapanプロジェクトだと分かっていただけるようです。
・今回は、これまで手つかずだった、新しいザリガニ池で活動することができ、多くのザリガニを捕獲できました。
実施して苦労した点
・早くに募集定員に達してしまい、締切日がまだずっと先なのにも拘らず、お断りの案内を、多数しなければならなかったことです。
 毎回、先着順で受付けていますが、今回のような多数申込みが予想される場合は、抽選にすべきだったかも知れないと反省しています。
 (一番の理想は、希望者全員にご参加いただけることなんですが)
・熱中症予防のために、ザリガニつりの2会場ともに、日よけテントを設置しました。
特に寄付が活きたと感じた点
・カラーのチラシを、越前市・鯖江市の小学生全員に配ることができました。
・今年度もテントを購入できたので、過年度のこのプロジェクトで購入したテントと合わせて、2会場ともに日よけテントを設置することができました。
・生物相の豊かな水田と、生き物が少なくなったザリガニ池の両方を観察してもらうために、バスをチャーターして、離れた両会場を速やかに移動することができました。