ぼくたち・わたしたち!とがくし高原"一日動物調査員"
2015年10月03日(土)実施
レポート
戸隠高原は人の手がほとんど入っていない自然本来の姿が観察できるエリアです。秋たけなわ、多くの野生生物が生息し、大きな木々が茂る「戸隠自然植物園」の中で、“一日動物調査員”となって、こどもも大人も楽しく環境を調べる体験をしました!「戸隠の神様の司令(ミッション)」をみんなで協力してクリアしていくゲーム感覚の企画に1日夢中になりました!!
当日のスケジュール
【スケジュール】
8:30〜9:00 集合場所(戸隠奥社駐車場)にて受付
9:00~9:30 戸隠の森の歴史、植物観察
9:30~11:30 “一日動物調査員”体験
11:15~12:00 散策しながら「ポレイロ」に移動
12:00~13:00 昼食(バーベキュー料理)
13:00~13:30 今日のおさらい
13:30 解散
実施内容
<いざ、戸隠森林植物園へGO!>
多様で貴重な生物の宝庫として全国的にも有名な植物園。イベントの会場の「みどりが池」まで実や紅葉した植物(マムシグサ、マユミ、ウバユリ、ツタウルシなど)、小川の「ヤマメ」などを観察しながら木道を進みました。
(植物園の木道は気持ちいい)
(マムシグサの実)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)1>
突然、スタッフの無線から、高らかな声と聞き慣れない太い声が聞けてきました。
「ふぁはははははふぁ 我は戸隠に神、汝たちに司令を言い渡すぞ。そのミッションを成功させなさい」
なんと神様からの司令1は「樹木調査」概ね胸の高さの幹の直径が30センチ以上に木を見つけ、樹種とその高さを記録・報告せよとのこと。
「輪尺」という道具を使い、みんなで木の幹の太さを計りました。この森には大きなカラマツが多いことに気づきます。今回体験した「毎木調査」では、みどりが豊かどうかの指標を整理したり、二酸化炭素の吸収量の推定をしているそうです。
(輪尺を使って幹の測定)
(だいたいの樹高を測れるスコープも使用)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)2>
引き続きの神様の司令は、動物達の痕跡を探せというもの。参加や林内を歩き、「鹿の角」、「リス、ネズミの食痕がのこる木の実」を探しました。今回はあらかじめスタッフが隠しておいたものですが、実際のフィールド調査では、こうした生き物が残す手がかりから生息状況などを捉えるそうです。鹿の角の枝分かれの数で年令がわかることも教えてもらいました。
(鹿の角と年令の関係を説明)
(リスの食痕)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)3>
神様からの最後の司令は「発信機からの電波信号をたよりにある動物をさがせ」です。いよいよ本格的は動物調査員体験。アンテナを手に360度回転、発信機からの信号音がわずかながら大きくなる方向が目的の動物のいる場所ということで、みんな耳をすませ、特定しては前に進みます。「なんかいた!!」と参加の幼児が発見。ツキノワグマ(スタッフが毛皮を着ていました。)でした。実際、今年も植物園内では熊が目撃されています。こうした実際の行動調査が生物多様性を保つために重要であることを実感しました。
(アンテナで受ける発信音を頼りに動物を追います)
多様で貴重な生物の宝庫として全国的にも有名な植物園。イベントの会場の「みどりが池」まで実や紅葉した植物(マムシグサ、マユミ、ウバユリ、ツタウルシなど)、小川の「ヤマメ」などを観察しながら木道を進みました。
(植物園の木道は気持ちいい)
(マムシグサの実)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)1>
突然、スタッフの無線から、高らかな声と聞き慣れない太い声が聞けてきました。
「ふぁはははははふぁ 我は戸隠に神、汝たちに司令を言い渡すぞ。そのミッションを成功させなさい」
なんと神様からの司令1は「樹木調査」概ね胸の高さの幹の直径が30センチ以上に木を見つけ、樹種とその高さを記録・報告せよとのこと。
「輪尺」という道具を使い、みんなで木の幹の太さを計りました。この森には大きなカラマツが多いことに気づきます。今回体験した「毎木調査」では、みどりが豊かどうかの指標を整理したり、二酸化炭素の吸収量の推定をしているそうです。
(輪尺を使って幹の測定)
(だいたいの樹高を測れるスコープも使用)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)2>
引き続きの神様の司令は、動物達の痕跡を探せというもの。参加や林内を歩き、「鹿の角」、「リス、ネズミの食痕がのこる木の実」を探しました。今回はあらかじめスタッフが隠しておいたものですが、実際のフィールド調査では、こうした生き物が残す手がかりから生息状況などを捉えるそうです。鹿の角の枝分かれの数で年令がわかることも教えてもらいました。
(鹿の角と年令の関係を説明)
(リスの食痕)
<「戸隠の神様」からの司令(ミッション)3>
神様からの最後の司令は「発信機からの電波信号をたよりにある動物をさがせ」です。いよいよ本格的は動物調査員体験。アンテナを手に360度回転、発信機からの信号音がわずかながら大きくなる方向が目的の動物のいる場所ということで、みんな耳をすませ、特定しては前に進みます。「なんかいた!!」と参加の幼児が発見。ツキノワグマ(スタッフが毛皮を着ていました。)でした。実際、今年も植物園内では熊が目撃されています。こうした実際の行動調査が生物多様性を保つために重要であることを実感しました。
(アンテナで受ける発信音を頼りに動物を追います)
このイベントで得られたこと
参加者の声
- 戸隠の森について新しく知ったこともありました。子供も「指令」したがって探し物をしたり楽しく参加できました。(40代女性)
- 説明が親切で、興味を持たせてくれるように話をしてくれた。(50代男性)
- ただ見ている森の形成が分かった(40代男性)
- シカの角を見つけたこと、クマを見つけたことがたのしかった。(幼児)
イベント実施結果
- 参加者数
- 18人
- アンケート回答数
- 16人
- 参加者満足度
- 100%
- 実施してよかった点
- ◯ 「戸隠の神様の指令」に応えるかたちのアトラクション風なイベントの仕掛けを行って、参加者に楽しみながら、自然への理解を深くする試みがうまく行きました。今後もいろんな場面で応用できることがわかりました。
(ベランダでのバーベキュー料理におなかも満足) - 実施して苦労した点
- ◯ 10月は運動会や各種イベントが多い季節であり、集客に苦労しました。特にこどもにも楽しんでもらえるよう準備をしていただけに、こどもの参加者数が極端に少なかったことが大変残念です。実施内容は特定の季節に限定されないので、次回以降は開催時期の熟慮が必要です。
(戸隠連峰をバックに記念撮影) - 特に寄付が活きたと感じた点
- ◯ 今回も広報物など印刷代などに有効に使わせて頂きました。
◯ 損保ジャパン日本興亜の方々にも多く参加して頂きました。
(「戸隠の神様からのミッション」!?)