まっしろな雪山を遊びつくそう!〜スノーシュー&チーズフォンデュ〜
2016年01月31日(日)実施
レポート
毎冬、雪が2メートル積もる戸隠高原。ことしは暖冬で雪も少なめですが、動物や植物がしっかり生きています。野生生物たちの息吹を感じに、スノーシューをはいて森の中へ繰り出しました!
「ふかふか」の雪の感触を楽しみながら、周りを観察。雪に残された動物の痕跡や植物の息づいている証しをこのエリアを知り尽くす案内人が懇切丁寧に解説し、参加者の皆さんも興味津々で学んでいました。
「ふかふか」の雪の感触を楽しみながら、周りを観察。雪に残された動物の痕跡や植物の息づいている証しをこのエリアを知り尽くす案内人が懇切丁寧に解説し、参加者の皆さんも興味津々で学んでいました。
当日のスケジュール
9:30~10:00 受付
10:00~10:10 はじめの会
10:10~12:00 戸隠植物園をスノーシューで散策
12:00~13:00 昼食 (チーズフォンデュ)
13:30~14:00 まとめ
14:00 解散
実施内容
<戸隠森林植物園をスノーシューで散策>
① スノーシューをはいて雪の積もった戸隠の森林内を歩きました。春から秋にかけては植物園内は木道以外は立ち入り禁止ですが、冬は普段入れない場所に近づいて観察できます。
参加者の皆さんもまずは踏みしめたときの雪の感触に満足。小学生のお子さん達は初めての体験に興奮気味です。
② 早くもキツネの足跡と「落し物」を発見。実際の姿を見ることが滅多にないキツネの行動が想像できて楽しいです。「最近はツキノワグマの目撃情報が増えている」と案内人。実は今まではいなかった「イノシシ」がこの界隈にも出没しだしたことが、クマの活動時間を朝夕に追いやり、結果的に人間と遭遇する機会
を多くしているという生態系の変化を解説してもらいました。
③ 「動物だけでなく、植物達も春に向けてしっかり準備をしている」。さまざまな木の冬も観察しました。「バルタン星人」のようなオオカメノキ、ネバネバするトチノキなど冬の木々たちの姿や知恵にも感動です。雪が積もっているおかげで、普段よりも高いところに手が届きます。立派なブナの樹皮にもさわり、雨水などを根に効率よく集める幹の形などもよく観察できました。
④ 雪の中を歩いた後は、山小屋のペレットストーブで温もりを感じながら、みんなでチーズフォンデュをいただきした。丁度よく体を動かしてあと、ちょっとリッチな料理もまた格別。今日の体験などを話しながら交流を楽しみました!!
このイベントで得られたこと
◯ なんといっても、普段は滅多に体験できない「冬」の自然の楽しみ方や生き物たちの「くらし」を身近に感じられことではないでしょうか。参加者の方々それぞれにも、新鮮な気付きがあったと思います。
◯ 昼食も「チーズフォンジュ」で初対面の方たちも同じ鍋をつつくことで、親密な交流が図られました。◯ NPOの他の活動にも興味を持たれる方もいて、今後リピーターが増えることも期待できました。
◯ 昼食も「チーズフォンジュ」で初対面の方たちも同じ鍋をつつくことで、親密な交流が図られました。◯ NPOの他の活動にも興味を持たれる方もいて、今後リピーターが増えることも期待できました。
参加者の声
- 今まで気づかなかった森の成り立ちや、動物の生きる様子がわかり楽しかったです。(40代女性)
- 説明がとても丁寧で、大変勉強になりました。特に「シラカバ」の説明が好きで本当に感動しました。本当にありがとうございました。(男性10代)
- 初めてスノーシューを体験できて楽しかったです。(60代女性)
- あるいたこと、ゆきのうえ(幼児)
- スノーシューが欲しくなりました。(20代男性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 25人(大人22人、こども3人)
- アンケート回答数
- 25人(回答率100%)
- 参加者満足度
- 63%
- 実施してよかった点
- ◯ 春から秋にかけては一般の方たちも気軽に訪問できる植物園ですが、冬はやはり案内がなければアクセスが難しいところです。普段はできない新鮮な体験を提供できたことがこのイベントの最大のメリットでした。
- 実施して苦労した点
- ◯ 当初の実施予定日が大雪で順延となり、10名近い方がキャンセルとなってしまいました。主催者だけでなく、参加者にとっても残念な部分でした。天候についてはどうしようもないところですが、イベントの運営には影響がとても大きいです。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- ◯ 豊富な体験内容をかなり安価な参加費で設定できました。参加しやすいことが、一般の人が自然へのアクセスと理解を促進する近道です。