浜の宮ビーチで希少種貝の発見と貝殻工作づくり
2017年05月27日(土)実施
レポート
和歌山市最南端の浜の宮ビーチで、貴重な生きている「サクラガイ」「キヌタアゲマキ」を発見!また、塩を使ってマテ貝を採取する体験は親子ともども大興奮!きれいなペンダントもできました!
当日のスケジュール
12:30 イベント開始、趣旨説明
12:45 砂浜で希少種の探索
14:15 貝殻を使った工作にチャレンジしよう
(希望者は引き続き磯で生き物観察など)
15:10 見つけた生き物の同定作業
15:30 解散
12:45 砂浜で希少種の探索
14:15 貝殻を使った工作にチャレンジしよう
(希望者は引き続き磯で生き物観察など)
15:10 見つけた生き物の同定作業
15:30 解散
実施内容
雲がほとんどない、観察日和になりました。損保ジャパン日本興亜和歌山支店の新甚支店長よりご挨拶をいただきました。
砂を掘ってみて、貝などが埋まってないか探し回ります。
見つけた貝殻や主催者で用意した貝殻のかけらなどを使って、アクセサリー作りにチャレンジ!
金型内に特殊な接着剤を流し込み貝殻を置き、その上から再び接着剤を流して固めると素敵なペンダントなどになりました。
一方こちらは磯辺の探索班。
砂浜に見つけた穴に塩をまくと、穴の中のマテ貝がぴょんと飛び出てきます。「こんな体験、子どもの頃以来!」という親御さんが複数。
見つけた生き物の一部。左下の大きなものが「キヌタアゲマキ」、左上の貝が「サクラガイ」。どちらも準絶滅危惧種。
和歌山県立自然博物館の学芸員さんから採取した生き物の解説。よほどの乱獲ではない限り、人間が採取したからといって希少生物種がたちまち絶滅することはなく、むしろ環境汚染など生きる環境の変化が生き物の生息環境に影響すること、そのためには日頃から油をそのまま捨てないなどといった心がけが必要です、と説明をいただきました。
おつかれさまでした!
このイベントで得られたこと
今回は大潮の一番干満の差が大きい日に合わせて実施しましたが、これほど浜の宮周辺の干潟が広く現れることを改めて知りました。また、人工島の間近でありながら、準絶滅危惧種が生息できるほどの生育環境になっていることを目の当たりにしました。小さな魚も多くみられ、生き物の営みがここでも行われていることが感じられました。
参加者の声
- よいお天気のなか、子どもと一緒に楽しむことができたので工作も思い出になりました。(40代・女性)
- 近くに海があっても、こういう行事がないとなかなか来ないので子どもを連れてこれてよかったです。(40代・女性)
- まて貝をとることが楽しかった(小学校2年生)
- きれいな貝が取れてうれしかった(小学校3年生)
- 工作で貝殻のキーホルダーを作ったことが楽しかった(小学校5年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 52名
- アンケート回答数
- 29名
- 参加者満足度
- 93%
- 実施してよかった点
- お子さんだけではなく、親御さんも非常に楽しんで作業に取り組んでいただけたことが何よりです。「またプライベートでも来たい」というお声を多数いただきました。
- 実施して苦労した点
- 予想以上に一般の来訪者が多く駐車場も混雑するなどしたため、SAVE JAPANののぼりも遠方からは見えづらく、事前にご案内していた集合場所がわかりづらくなってしまいました。迷われた方もいらっしゃいまして、ご迷惑をおかけしました。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 広く広報ができ多くのご参加をいただけたこと、またサポートしてくれるスタッフを多数配置することができたことから、後半は工作をする班と、引き続き磯辺の観察に向かう班とにわけ、お子さんの興味に応じた柔軟なプログラムを展開できたのが大きかったです。