双眼鏡で野鳥を見てみよう Part1 報告
2018年12月15日(土)実施
レポート
冷たい北風が吹くコンディションですが様々な野鳥を観察することができました。運良く冬鳥も発見!
当日のスケジュール
9:00 開会・趣旨説明
9:30 観察開始
11:15 観察結果の共有
12:00 終了
実施内容
まずは講師の「日本野鳥の会和歌山県支部」のみなさんより双眼鏡の使い方やこの地域で見られる鳥についての説明などがありました。
自動車が通行禁止になっている旧峠道を登りながら、鳥の声に耳を傾けます。
すると参加者の方が何かを発見!…ってこれではわかりませんね。
拡大してみましたがデジカメではこれが限界…。みなさんは双眼鏡ではっきり見えたようです。ノスリというタカの仲間で、ずっと山のてっぺんにとどまっているのは珍しいようです。
鳥の声が聞こえたところ、鳥の姿が見えたところで立ち止まりみなさんで観察。
子どもからシニアまで、また車いすの方も参加され、寒い中でしたが思い思いに鳥を観察されていました。
山をおりてから、観察できた鳥をおさらいしました。
この日観察できた鳥は・・・ウミアイサ、キジバト、カワウ、クロサギ、カモメ、セビロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハシボソガラス、ヤマガラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラツムギ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、イソシギなど。
このなかでは、クロサギが和歌山県の絶滅危惧第2類に、ウミアイサ、ノスリ、イソシギは近隣の府県で絶滅危惧種に指定されています。
おつかれさまでした!
このイベントで得られたこと
今回のイベントをきっかけに団体同士の連携ができ、本イベント以外の部分で協力関係が築ける見込みがたったことが大きかったです。
まずはNPO法人南海せとうちジオガーデンが発行する地元の生き物を紹介する冊子に、日本野鳥の会和歌山支部の有志のみなさんによる鳥類のページが加わることになりました。
まずはNPO法人南海せとうちジオガーデンが発行する地元の生き物を紹介する冊子に、日本野鳥の会和歌山支部の有志のみなさんによる鳥類のページが加わることになりました。
参加者の声
- ていねいな説明があってわかりやすかった(50代男性)
- 風が強くあまり鳥が見られなかった(50代女性)
- 自分たちでは鳥を見つけられることはできず、説明があってよかった(40代・男性)
- かわいいとりをみられたのがよかった(幼稚園児)
- ウミアイサを見たのが楽しかった(小学校2年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 32名
- アンケート回答数
- 23名
- 参加者満足度
- 58%
- 実施してよかった点
- これまで和歌山県内の「SAVE JAPANプロジェクト」では取り組みがなかなかできなかった「鳥類」にスポットを当て、専門家の指導のもと観察できたこと、また和歌山市内でも場所を変えれば多彩な鳥類が観察できること、希少種も少なくないことがよくわかりました。
- 実施して苦労した点
- 風邪の流行と重なり残念ながら親子連れの参加キャンセルが相次いでしまったこと、冷たい北風が吹き付ける気象条件となり事前想定と比較すると鳥の観察チャンスが増えなかったことが挙げられます。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 山鳥の観察には双眼鏡が欠かせませんが、今回のご寄附で双眼鏡を数個調達できたことで、野鳥の会所有の双眼鏡と合わせて、ほとんどの参加者が双眼鏡を使って観察できたことが一番大きかったです。
メディア掲載
ニュース和歌山 2018年12月5日付紙面・ウェブ版
http://www.nwn.jp/event/181201_yacho/
http://www.nwn.jp/event/181201_yacho/
- 主催・共催
- 認定NPO法人わかやまNPOセンター、日本野鳥の会和歌山県支部、NPO法人南海せとうちジオガーデン
- 協力・後援等
- 和歌山県立自然博物館、認定NPO法人日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社