鳥の観察&巣箱づくり+鳥の羽根を使った標本作り 報告
レポート
想定を遥かに上回るご応募をいただき、定員を急きょ拡大しましたが、それでもキャンセル待ちが出るほどのお申込みをいただきました。
暖かい気候でもあったことから、内容も当初予定から少し変わりましたが、たくさんの鳥の鳴き声が観察できました!
当日のスケジュール
12:15 双眼鏡の使い方のレクチャー
12:30 鳥探しに出発!
14:00 鳥の習性の解説、巣箱の作り方の解説、羽の標本の展示、会場周辺の散策
15:00 終了
このあと、自由参加で焼きいもを楽しみました!
実施内容
最初に、自然博物館学芸員と、お手伝いいただきました自然博物館OBの「友の会」のみなさんから、双眼鏡の使い方や鳥の観察のポイントを学びました。
まずは大阪湾を眺めます。するとミサゴが垂直に海に突っ込み魚を捕る様子を見ることができました!めったに見ることができない光景にみなさん大興奮!(とっさの出来事で、カメラは追いつきませんでした…)
12月と同じく、旧道の峠道をのぼりながら鳥を探しました。
鳴き声はあちこちから聞こえるのですが、なかなか鳥そのものを見つけることはできませんでした。午後ということ、人数が多かったことなどが要因ではないかとのこと。逆に、人が近づいても鳴き続ける場合は「こちらから人は見えていません」という意思表示ではないかという説明もありました。
戻ってきまして、巣箱の設置方法や、巣箱の役割、工夫を教えていただきました。
他の鳥の攻撃を受けない設置場所、メンテナンスの方法など、日頃あまり聞くことができないポイントを教えていただきました。
学芸員さんが持参された羽根の標本をみせていただきました。羽根の標本の作り方も教えていただきましたが、それほど難しくはないそうです。
終わりに、自由参加で焼きいもを楽しみました!
これにはお子さんだけではなく親御さんもびっくり!
みなさん、おつかれさまでした!
このイベントで得られたこと
今回は、和歌山県立自然博物館の学芸員さんにご協力をいただきましたが、このほかにも、博物館友の会のみなさんにも当日運営にご協力をいただきました。双眼鏡の貸し出しには前回に引き続き日本野鳥の会和歌山県支部のご協力をいただくなど、単独の団体ではとうていできなかった取り組みが実現できました。
また、会場をご提供いただいたNPO法人南海せとうちジオガーデンさんからの説明を通じて、豊かな自然を守るために、様々な困難なこと、苦労されていることなどを参加者のみなさんで共有できたことも大きな成果になったのではないかと思います。
参加者の声
- 双眼鏡の貸出があり、丁寧な説明でよく見えたため、もともと鳥の観察に興味はなかったが、楽しく観察できた。(30代・女性)
- 立ち止まって木々の中の鳥を探したり、普段経験出来ないことが出来、野鳥観察に興味が深まった。今後も観察を続けたい。(50代・男性)
- 双眼鏡の使い方や巣箱のことなど、知らないことがたくさんありとても勉強になりました。子供はまだ小さいですがとても良い経験になりました。(30代・男性)
- 海の方で鳥のかりをしていたところを見たことがよかった(小学校4年生)
- そうがんきょうでトビをみつけたことがよかった(小学校1年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 71名
- アンケート回答数
- 55名
- 参加者満足度
- 92%
- 実施してよかった点
- 今回は特に年齢層に関わらず満足度が高くなりました。峠道で鳥を見つけることはなかなかできませんでしたが、ミサゴの獲物捕獲の様子を観察できたこと、学芸員さんのお話などが印象に残ったようでした。
- 実施して苦労した点
- ご応募が予想外にふくれあがり、定員増加を図りましたが、それでも数組、キャンセルせざるを得なかったことが本当に申し訳なかったです。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 野外のイベント開催時には雨天中止とするのが一般的ですが、今回は仮に開催途中に悪天候になっても楽しめるように資料を揃えることができました。
今回はその資料を直接使用する機会はありませんでしたので、次のこのような機会に役立たせていただきます。
メディア掲載
ニュース和歌山 2019年2月2日付掲載
http://www.nwn.jp/event/190202_yacho/
- 主催・共催
- 認定NPO法人わかやまNPOセンター、日本野鳥の会和歌山県支部、NPO法人南海せとうちジオガーデン
- 協力・後援等
- 和歌山県立自然博物館、認定NPO法人日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社