里山の忍者をさがせ!~冬の里山の昆虫探し~
2019年11月16日(土)実施
レポート
当日のスケジュール
13:20 受付
13:30~14:00 講師講話「里山の生物多様性」
14:10~14:50 野外観察
15:00 記念撮影、解散
13:30~14:00 講師講話「里山の生物多様性」
14:10~14:50 野外観察
15:00 記念撮影、解散
実施内容
昆虫を探すのは夏!というイメージがあるかもしれませんが、今回は冬の昆虫探しです。落ち葉の中で冬を越すオオムラサキの幼虫は落ち葉色に体の色を変えて、カモフラージュしていました。ほか、コナラの枝に擬態するコミミズクの幼虫や、水の中の落ち葉で巣をつくるエグリトビケラの幼虫など、この季節ならではの昆虫たちを観察することができました。
まずは木の種類を調べてみよう!この葉っぱは何の木かな~?まずは木の種類を調べてみよう!この葉っぱは何の木かな~?
エノキの木の根元から、オオムラサキの幼虫(左)とゴマダラチョウの幼虫(右)を見つけました!
次はどんな昆虫がかくれているかな?
コナラの木にはコミミズクの幼虫が隠れていました!
忍者たちを見つけられたかな?初めて見る虫たちに、みなさん大興奮!
このイベントで得られたこと
擬態している昆虫を探すという、夏の昆虫観察とはテイストの異なるイベントであり、ガイドの仕方にも工夫が必要であった。周囲の環境に溶け込んでいて見つけにくい昆虫を、クイズ形式にして探してもらうことで、一方的なガイドよりも効果的に、生態の面白さを伝えることができた。こうした手法は今後、同様のイベントを実施する際に活かしていきたい。
参加者の声
- 隠れている昆虫をさがしたのは初めてで、発見した時はとても感動しました(30代女性)
- 子供が楽しみながら学ぶことができてよかった(30代男性)
- 何度も来ていたセンターだが、思いもよらないところに昆虫が隠れていた(30代女性)
- 環境問題との繋がりは感じないが、イベントの内容は良かった(40代女性)
- ぜんぜんみつけられなかったけど、たのしかった(幼稚園)
イベント実施結果
- 参加者数
- 18
- アンケート回答数
- 14
- 参加者満足度
- 90%
- 実施してよかった点
- ・今回のイベントは、浜松科学館との交流事業として実施することができました。先方と今後が期待できる関係性を築けたことが、とても良かったと感じられました。
・北杜市オオムラサキセンターのスタッフは、オオムラサキ以外の擬態する昆虫をご案内することがあまりありません。今回のイベントを通して、職員の知識やスキル向上につながることができました。 - 実施して苦労した点
- ・北杜市オオムラサキセンターは、冬期の来館者数が少ない施設です。イベントは、事前にチラシを配布して広報しましたが、人集めが大変でした。SAVE JAPAN終了後、冬のイベント集客についてスタッフ間で考える機会になりました。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 講師は浜松科学館の所属です。交流事業とはいえ、遠方から講師を呼ぶ際には、特に交通費の負担が大きいものでした。そこをカバーできたことが、大きかったと考えられます。
- 主催・共催
- 主催:特定非営利活動法人自然とオオムラサキに親しむ会
共催:公益社団法人日本環境教育フォーラム - 協力・後援等
- 協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社